業務用冷食・秋の新商品 コンセプトより明確に、時短・簡便に注力

更新情報・今週のヘッドライン

2019年9月第2週号

  • 153品、改良は115品 ―― 秋冬家庭用新商品

     2019年秋の家庭用冷凍食品新商品は本紙調べで22社から153品、リニューアル115品が市場投入された。新商品は昨年145品に比べ8品の増、リニューアルは昨年133品に比べ18品の減、トータルでは10品の減となった。今期の各社ラインアップを見ると、やはり10月の消費増税後の内食需要、家飲み需要、弁当需要の高まりを見込んだ商品が目立つ。それに伴い、幅広い食シーンに対応したマルチな商品提案が進んだ。また麺類を中心に包装の縦型化が進むとともに、米飯類はバラエティ化が加速している。

     10月に迫る消費増税、軽減税率の導入により、内食化、家飲み、弁当需要の増加が見込まれる中、各社、惣菜、おつまみ、弁当、そしていずれの用途にも対応できるマルチな商品の提案が進んだ。
     ニチレイフーズが提案するのはごはんにもお酒にも合う商品。「ささみソースカツ」と「ひとくち香ばしやきとり」を新たに投入した。また、味の素冷凍食品は得意のギョーザで家呑みにも最適な「ひとくち餃子」を投入している。
     大人の弁当需要拡大を見込み味の素冷凍食品が〈おにぎり丸〉で発売するのは「和風ツナひじき」。イートアンドはのヤングファミリー層をターゲットに弁当需要の開拓を図り「冷めても美味しい羽根つきカレーぎょうざ」を投入した。
     食シーンを広げる提案として今秋注目されるのは、「新個食宣言」を打ち出すマルハニチロ。袋がそのまま皿として使用できる「WILDish」、新トレーを採用しワンハンドで食べられる「もっちりマルゲリータ」は食べる場所を選ばない冷凍食品の新たなスタイルとして期待が大きい。
     テーブルマークが発売した「ミニパックさぬきうどん6食」もその汎用性の高さが注目される。1玉100gで食べたい量や食シーンに合わせて使用できる商品として投入された。
     カテゴリーで見ると米飯類のバラエティ化、“炒飯以外”の商品の充実も進む。ニチレイフーズは「牛すき焼めし」「たいめいけんドライカレー」を発売。明治は、トレー入り米飯〈満足丼〉シリーズを立ち上げ、ガーリックライスやオムライスを提案する。
     パスタでは日清フーズ、日本製粉がそれぞれ主力ブランドの〈THE PASTA〉、〈オーマイプレミアム〉を一新。縦型包装化や新トレーの導入、そして味わいの変更により価格設定を含む見直しを行った。
     健康訴求商品では、今秋、シマダヤが温度帯、販売先をまたぐブランドとして〈健美麺〉を立ち上げ。冷食2品も同ブランドで展開する。また、日清フーズは機能性表示食品〈からだにやさしいこと。〉から冷食2品を発売した。味の素冷凍食品の「五目炒飯」の塩分25%カットといった主力アイテムの健康面の取り組み強化も注目される。  なお業務用冷食事業を行っていたカルビーポテトがこのほど、家庭用に新規参入している。

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2019年9月第1週号

  • 同社初の業務用展示会を開催 ―― 三菱食品

    業務用に対応する本気の取組み示す
    業務用に対応する本気の取組み示す

     三菱食品は8月28日、東京・水道橋の東京ドームシティプリズムホールで同社初となる「三菱食品業務用展示会2019REIWA STYLE COLLECTION」を開催、出展メーカー150社超、1000メニューを提案した。同社子会社クロコが展開する「リクエ」ユーザーである中小料飲店関係者を中心に3000人超が来場した。コンセプトにBeyond the taste(美味しさを超えて)を掲げ、同社の持つマーケティング力、商品調達機能などを同社の業務用に対する本気の取組みを示す展示会となった。

     会場構成は、ウェルカムキッチン、マーケティングゾーン、フードサービス機能提案、商品提案ゾーン、ライブキッチンスタジアム、こだわりのバーカウンター、未来型ロボットカフェカウンターで展開した。マーケティングゾーンでは、外食市場などのメガトレンド、外食に対する生活者アンケート結果などをパネルで展示。また10月より導入される消費増税の情報などが高い関心を集めた。フードサービス機能提案コーナーでは、業務用卸限定に、経営資源を活用した売上拡大とバックオフィスコスト改善につながる機能を紹介した。商品提案ゾーンでは、調味料・調理加工品69社、水産・畜産・農産29社、酒類28社、原料・資材13社、飲料・デザート10社、三菱食品オリジナルブランド7社が試食、試飲を行った(詳細を本紙に掲載)。

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2019年8月第4週号

  • 初の家庭用冷凍食品、フライドポテトシリーズを展開 ―― カルビーポテト

    北海こがね使用
    北海こがね使用

     カルビーポテト(北海道帯広市、中村一浩社長)は26日より、家庭用冷凍食品新商品として、北海道産のじゃがいもをランダムにカットした<北海道フライドポテト>シリーズ3品を発売する。同社の家庭用冷凍食品での展開は初めて。輸入商品が大半を占める冷凍フライドポテト市場に、じゃがいものプロフェッショナル集団であるカルビーポテトから北海道産じゃがいもを使った新製品を発売することで、新たなユーザーの獲得、売場の活性化、市場の拡大を狙う。

     今回発売するのは「ポテトスティック」(240g)、「ポテチカット」(300g)、「ポテグラン」(同)。おやつやおつまみ、付け合わせにもぴったりな商品。「ポテトスティック」はカリカリの食感が楽しいシューストリングカットタイプ。油との相性のよい品種「北海こがね」を使用しており、素材本来のおいしさを楽しめるフライドポテト。「ポテチカット」はほくほくの贅沢食感が楽しめるウェーブカットタイプ。菓子のポテトチップスに使用される品種「トヨシロ」を使用している。「ポテグラン」はランダムカットタイプで、甘みを引き出すよう貯蔵管理したじゃがいもを独自配合による塩味の付いた衣で仕上げている。
     3品ともに製造工場はモリタン。同社では今後の家庭用冷凍食品の展開について「現在具体的なことは決まっていないものの、広げていきたいと考えている」としている。

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2019年8月第3週号

  • 茨城工場にライン増設 ―― 明治

    男性ターゲットに
    男性ターゲットに

     明治は茨城工場(茨城県小美玉市)において、冷凍食品の製造ラインを増設し、7月下旬より生産を開始した。増設した生産ラインではドリアやリゾット、丼など米を使用した冷凍食品の生産を行う。投資金額は約25億円。生産能力は増設前の約1・5倍となる。なお、今秋の冷凍食品新商品〈満足丼〉シリーズでも新ラインを活用。男性をメインターゲットにトレー入りのボリューム感のある商品を実現した。既存品含め炊飯と具材のトッピング工程の自動化を図ることで生産効率を高めるとともに、おいしさの向上も実現していく。

    秋冬新商品・トレー入り米飯新シリーズ

    1.5倍の生産能力
    1.5倍の生産能力
     明治は7日、2019年秋冬冷凍食品として新商品5品およびリニューアル8品の計13品を発表した。発売は8月19日。
     今回、同社が新たに提案するのはトレーの中でソースと具材を合わせながら濃厚な味わいをたっぷり楽しめる冷凍米飯〈満足丼〉シリーズ。「濃厚ガーリックライス」(1個入・390g)、「濃厚オムライス」(1個入・390g)、「濃厚ダブルカレー」(1個入360g)の3品を発売する。
     同シリーズは単身男性をターゲットに設定。一皿で満足できる圧巻のボリューム、特製味付きごはんと、とろ~り濃厚ソースの組み合わせ、トレー入りのごはんとおかずが一体となった一皿完結型商品として提案していく。
     同シリーズでは今回の茨城工場に増設された新ラインの技術力をフルに活用した。新ラインでは従来設備よりも米飯部分への味付け技術が向上。加えて具材を米飯の中に混ぜ込むことができるようになった。ボリューム感のあるトレー入り商品も可能とした。
     グラタン・ドリア類では「明治えびグラタン2個入」(400g×10×2)、「明治えびドリア2個入」(360g×10×2)の2品のスペックを3個入商品に合わせ、新商品として投入。既存アイテムとともに、よりなめらかさを出すためソースを変更した。またドリアなどの米飯部分はリゾットで既に使用されている技術として、昆布パウダーを米に加えることで食感の改善・安定化を図った。

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