業務用冷食・秋の新商品 コンセプトより明確に、時短・簡便に注力

更新情報・今週のヘッドライン

2019年5月第2週号

  • 10連休大きな混乱発生せず ―― 小売・卸

     4月27日~5月6日までの過去に例のない大型連休対策は冷凍食品業界にとっても大きな課題であった。今回、本紙による小売および卸への取材では結果的に運営面では大きな混乱はなく、商品供給面でも問題はなかったという。販売動向に目を向けると小売はGMS業態を中心に好調だったが、一部SMでは思ったほどの伸びはなかったとする声も聞かれた。卸も在庫量を増やすなど事前の準備を入念に進めてきたことが奏功した。一方で5月後半は、連休の反動による需要の落ち込みも懸念されている。
     今回調査した小売は、連休中も概ねスムーズな店舗運営を行っており、商品の欠品や物流の混乱が発生したという声は挙がらなかった。SM業態の売上は、GW最終日の6日付近に伸びた企業が多かった。旅行や帰省に伴って冷蔵庫内の食品を整理し、連休最終日付近に再びストックを買い足す消費者の購買行動が見て取れる結果となった。
     業務用食材卸は4月後半より欠品が出ないように在庫の量を増やすなど発注準備を進めてきた。在庫の量は企業規模や首都圏、地方などエリアや給食系卸や外食系卸によりマチマチだったが、「外食市場が今一つ盛り上がらなかったこともあり、商品供給面では大きなトラブルはなかった」という。(詳細を本紙に掲載)

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2019年5月第1週号

  • 3年ぶり前年マイナス ―― 冷食協・18年国内生産実績

     (一社)日本冷凍食品協会は22日、2018年(1-12月)の冷凍食品の国内生産、調理冷凍食品輸入量、国内消費量を発表した。国内生産は数量158万7008t(対前年比99・2%)と前年を僅かに下回った。数量の前年割れは、2015年以来3年ぶり。金額(工場出荷額)は7154億円(同99・8%)とほぼ横ばいで前年同様7000億円台をキープした。協会では、「拡大基調が落ち着き、一服感があるのではないか。成長路線は続いており今後も伸長は間違いない」としている。
     国内生産の業務用・家庭用別では、業務用は数量89万9772t(同96・0%)、金額3966億円(同97・8%)で数量金額とも減少した。家庭用は、数量68万7236t(同103・7%)、金額3188億円(同102・3%)となり、数量は4年連続で増加、金額は2年連続で増加した。業務用と家庭用の比率は数量ベース56・7%対43・3%(前年58・6%対41・4%)、金額ベースでは55・4%対44・6%(同56・6%対43・4%)となり、数量、金額ベースともに家庭用の比率が上昇した。
     品目別では、大分類で引き続き水産物(同93・3%)が減少し、同じく天候不良により農産物(同91・2%)も減少した。国内生産の大半を占める調理食品(同100%)は横ばいとなった。

    ●うどん、ギョウザ伸びる

     小分類の品目で前年に対して大きく増加したのは、うどん(4575t増、102・7%)、ギョウザ(3784t増、105・1%)、ラーメン類(3755t増、106・4%)などだった。減少したのは卵製品(6289t減、86・4%)、パン・パン生地(3885t減、82・1%)、コロッケ(3541t減、98・0%)などであった。

    ●国内消費量は289万3299tで過去最高

     協会では、「冷凍食品国内生産量」「冷凍野菜輸入量」「調理冷食輸入量」の合計を冷凍食品の「消費量」としているが、2018年の冷凍食品消費量は289万3299t(同101・3%)と増加した。輸入調理食品、輸入冷凍野菜の増加が貢献した。国民一人当たりの年間消費量は22・9㎏(同0・4㎏増、101・8%)となり過去最高を更新した。また金額ベースは1兆746億円と2年連続で1兆円を上回った。(詳細を本紙に掲載)

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2019年4月第4週号

  • ヤマトフーズを統合、社長に村岡守氏 ―― マルコーフーズ

    村岡社長
    村岡社長

     山芋加工品で国内トップシェアを有するヤマトフーズの親会社、マルコーフーズ(埼玉県深谷市)は17日、東京・神田のヤマトフーズ東京営業所で会見を開き、5月1日付で同社を存続会社として、ヤマトフーズを吸収合併すると発表した。同日付で、新会社の社長に村岡守マルコーフーズ社長が就任し、相談役に中野亘ヤマトフーズ社長が就く。グループ内で原料調達や製造などを担うマルコーフーズと、販売部門を担うヤマトフーズを統合することで、原料調達、加工、販売までの一貫体制を構築する。

     新会社は、経営理念「大地の恵みを食卓に」の下で、商品開発の速度を早め、原料調達の安定化も進めながら、事業規模の更なる拡大を図っていく。
     会見で説明に当たった村岡社長は、合併の狙いについて「原料調達から販売までの一貫体制を構築することによって、原料確保の安定化と、商品開発の速度を向上させることにある」と説明。合併に伴って商品の包装に記載する社名をマルコーフーズに改めることで、「マルコーフーズに原料を納めていただいている契約農家の方々にとって、自分が育てた農産品がどのような製品として流通しているのかが分かりやすいブランド名になる。生産者がより一層仕事にやり甲斐を感じ、当社の仲間としての意識を強めていただくことに繋がると考えている」とした。(詳細を本紙に掲載)

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2019年4月第3週号

  • 冷凍ミールキットを発売 ―― イオン

    メニューは6品からスタート
    メニューは6品からスタート
    (左から)稲垣氏、和田本部長、チルドシリーズ開発者の進藤梨里氏
    (左から)稲垣氏、和田本部長、チルドシリーズ開発者の進藤梨里氏

     イオンは8日、冷凍ミールキット〈トップバリュフローズンCookit(クッキット)〉6品を発売した。昨年3月からチルド商品35品を約300店で展開しているが、冷凍食品シリーズについては、賞味期限が長く、食品ロスのリスクが低いことなどから、取扱店舗数を1500店(チルドの取扱は300店)に拡大し、ネット通販でも積極的に展開していく。〈フローズンCookit〉シリーズの初年度の売上目標は約5億円、チルド帯を含むミールキット全体の年間売上は約10億円を目指す。
     今回発売する商品は、ジューシーで香ばしい鶏肉とシャキシャキのれんこんが特長の「鶏もも肉とれんこんの甘辛炒め」(税込861円)、ごま油とにんにくがの香りが食欲をそそる「牛肉と野菜のプルコギ風」(同)など。開発期間は約2年間。
     同日、東京・西葛西のイオン葛西店で開催した会見で説明に当たった和田浩二イオントップバリュマーケティング本部長は、「冷凍のミールキットの展開は、PBとしては国内で初の試みとなる。店頭で動画を使った販促や試食なども展開しながら、冷凍食品を一手間かけて調理する、冷凍ミールキットの市場を切り拓いていく」とした。
     同シリーズを開発した商品開発本部デイリー商品部フローズンMDグループの稲垣伸基氏は、「冷凍のミールキットは、様々な素材を短時間で均一に加熱する調理法を生み出すことが開発のキモになった。冷凍の素材を一旦電子レンジで半解凍した上で炒める手法を採用したことで、素材に均一に熱が入り、油も使わずに誰でも簡単に調理できる商品に仕上がった」とした。(詳細を本紙に掲載)

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