業務用冷食・秋の新商品 コンセプトより明確に、時短・簡便に注力

更新情報・今週のヘッドライン

2021年3月第1週号

  • 新商品160品出揃う、昨年秋から一転し積極投入 ―― 2021年春 家庭用新商品

     2021年春の家庭用新商品は本紙調査で21社から160品の発表数となり、昨年の142品を上回る結果となった。リニューアル品は92品で昨年の94品とほぼ同数。新型コロナの影響により主力品への絞り込みが進んだ2020年秋は25社から99品と大きく数字を落としたが、2021年は各社生産体制が整い、巣ごもり需要により家庭用冷凍食品が好調に推移する中、Withコロナへの対応をメインに積極的な商品投入が図られた。「食卓」「家飲み」「健康」等がキーワードとして挙がっている。

     最も提案が活発に行われたのが食卓カテゴリー。本紙独自基準による昨年とのカテゴリー比較では26品から68品と大幅な増加が見られた。中でも食卓の一品ではなく、ボリューム感のある食卓のメインの提案が目立つ。ニチレイフーズが発売したのは1個120gと食べ応えのある大きさと品質にこだわった「てり焼きステーキチキン」。マルハニチロも食べ応えある〈ガブっと!〉シリーズに「四元豚のロースカツ」「白身魚フライ」の2品を投入した。
     専門店品質にこだわり重点カテゴリー強化を図ったのが味の素冷凍食品。新たに「大海老焼売」を投入する他、期間限定で「黒豚肉餃子」を投入した。(詳細を本誌に掲載)

    2021年春の主要メーカー家庭用新商品
    2021年春の主要メーカー家庭用新商品
2021年3月第1週号 その他の記事

2021年2月第4週号

  • 冷食専門店をオープン ―― テクニカン

    500品の商品はすべて「凍眠」で凍結
    500品の商品はすべて「凍眠」で凍結
    「凍眠」を紹介する山田社長
    「凍眠」を紹介する山田社長

     凍結機器の製造・販売を行うテクニカン(神奈川県横浜市、山田義夫代表取締役)は5日、神奈川県横浜市都筑区に冷凍食品専門店「TOMIN FROZEN(トーミン・フローズン)」をオープンした。同店舗は同社開発の液体急速凍結機「凍眠」で凍結された商品だけを取り扱っており、産地でしか食べられない食材はじめ、管理栄養士が監修した健康志向の惣菜など200種500品目を品揃え。同社が伊藤忠食品と共同で立ち上げた冷凍食品ブランド「凍眠市場」70品目も販売する。

     「凍眠」は冷気にさらす凍結ではなく、零下まで冷やしたアルコール液の中に製品を入れ凍結させる独自のリキッドフリーザー方式を採用することで、凍結時間の短縮と氷結晶の極小化を実現した。
     山田社長は「結晶を育てず小さなクリーム状態のうちに凍らせてしまうことで、食品の細胞を破らず凍結できる。そのため何回凍結解凍を繰り返してもドリップはでない。店舗に並べている商品はすべて冷凍前の状態に戻る。廃棄ロスもなく、冷凍食品の今後に大きくかかわる技術だと考えている」と語る。
     店舗は商品を温めて食べられるイートインカフェコーナーから始まり、「凍眠市場」をはじめとしたメインアイテムが並ぶスペース、さらにその奥にはスイーツ類を中心に展開するスペースで構成される。
     オープンから4日後の取材では試験販売を行った「獺祭純米大吟醸45寒造早漕急速冷凍酒」や「キンパ」(韓国風野海苔巻き)が早くも完売。「牛もつ鍋」なども好評であり、イタリアンの名店エリオ・ロカンダはじめ本格レストランの味を再現した商品が注目を集めた。「来店するお客様は半信半疑。お客様が「すごいね」と凍眠の技術を知ってもらってからがスタート。オープン初日は来店人数の割には売上は上がらなかったが、3日目になって売上はぐんと上がった。着実にリピーターが付いている」(山田社長)。
     また、同店舗が立地する都筑区内にテクニカン本社があることから、アンテナショップ的な役割も期待される。店舗入り口には小型の凍眠ミニが設置されており、凍結の様子を見ることができる。
     今後は冷凍専用の自動販売機を設置予定。またデリバリーにも対応していく。出店について山田社長は「1号店の様子を見た上で、街中スタイル、駐車場のあるコンビニスタイル、そしてエキナカスタイルと広げていきたい」としている。(詳細を本誌に掲載)

2021年2月第4週号 その他の記事

2021年2月第3週号

  • 生産体制を再編、本社工場など3工場閉鎖 ―― テーブルマーク

    閉鎖される本社工場
    閉鎖される本社工場

     テーブルマークは9日、持続的成長の実現に向け2017年以降、同社が取組んでいる生産体制の再編の一環としてグループ生産体制の再編を発表した。一部自主生産品群の見直しとライン統廃合を実施し、これに伴い本社工場、多度津工場、善通寺工場の3工場を閉鎖、山本工場、一品香食品㈱、サンバーグ㈱の機能を変更する。再編を推進し、引き続き、生産性の向上に努め、競争力の強化に取組んでいく。

     同社では2016年12月に同社グループの「生産体制の再編」を公表し、以降、「魚沼水の郷第2工場」など新工場の建設、ライン統廃合等により生産性の向上に努めてきた。今回、一層の生産基盤強化を図るべく、生産体制の更なる再編を推進することにしたもの。
     再編の施策では①生産性の更なる向上を図るため、ライン統廃合などを行い、生産機能を集約②同社グループで製造している一部品群について、外部生産委託を推進③機能集約、外部生産委託に伴い、一部工場について閉鎖または機能変更を実施する。
     今回閉鎖を決めた工場は、本社工場(香川県観音寺市)、多度津工場(香川県仲多度郡多度津町)、善通寺工場(香川県善通寺市)の3拠点で、これら工場の生産機能については主に香川県内の中央工場、山本工場、綾上工場の自社工場に移管することとなる。閉鎖は2021年10月末。今回の閉鎖で直営工場は5工場となる。なお3工場の従業員数は、本社工場158名、多度津工場49名、善通寺工場69名。

    一品香食品 新社屋建設
     工場の機能変更は、山本工場(香川県三豊市)、一品香食品㈱(福岡県粕屋郡久山町)、サンバーグ㈱(茨城県猿島郡境町)の3拠点。山本工場については、第1工場を冷凍米飯の基幹工場と位置づけ、第2工場で生産するそばは外部へ生産委託。
     第2工場は2022年3月末で操業停止する。
     一品香食品㈱は、2棟ある建屋のうち中華工場を建て替え、新社屋は2022年4月より稼働開始。冷凍うどんの生産機能を拡充し、冷凍中華品は新建屋での生産と外部への生産委託により供給を継続する。サンバーグ㈱は、第2工場で生産する焼成冷凍パンを主要生産品目とし、第1工場で生産してきた一部冷凍ハンバーグを外部へ生産委託。なお第1工場は1月5日発生した火災による影響で復旧をせず操業停止にする。(詳細を本誌に掲載)

2021年2月第3週号 その他の記事

2021年2月第2週号

  • 家庭用冷凍品を本格展開 ―― 伊藤ハム

    伊藤ハム
    ふっくら柔らかい食感

     伊藤ハムは春夏の新商品として、家庭用調理加工食品カテゴリーから、冷凍加熱調理品3品、冷凍未加熱品5品を発売する。同カテゴリーから冷凍品を本格展開するのは初の試み。独自製法で仕上げたふっくらとした食感のハンバーグのほか、解凍後にチルド売場でも販売できる野菜入り冷凍畜肉や、鶏団子を使ったミールキットなど、バラエティに富んだ商品群でシェア拡大を図っていく。発売日は4月1日(一部は2月10日)。
     今回発売する冷凍加熱調理品のうち、「ふっくら蒸し焼きハンバーグ」(480g、8個)は、型抜き成型時に起きる「肉の詰まり感」を解消する独自の製法で製造したふっくら柔らかい食感のハンバーグ。弁当にも夕食にも使いやすい1個60gのサイズで、凍ったまま電子レンジで調理できる。
     食卓向けブランドとして立ち上げた〈幸せおうちごはん〉シリーズからは、「若鶏もも照り焼き」(500g)、「同にんにく味噌焼き」(同)を発売した。塩麹を使用したしっとりジューシーな若鶏のもも肉に特製のタレを絡めて焼き上げた。味付けを2段階に分けて行うことで、ごはんが進むしっかりとした味わいに仕立てた。1食分の個包装が5個入った大袋商品。
     未加熱調理品のうち、〈ポテチキ〉シリーズからは、「ポテトとかぼちゃとチキンのサクサク焼きマイルドカレー味」(300g)、「同チーズ&ハーブ味」(同)を発売した。北海道産野菜と、しっかりと味付けの効いた国産の鶏肉を使用。解凍してフライパンで焼くだけでサクサクした食感を楽しめる。
     「牛バラ玉ねぎ炒め」(250g)、「鶏もも玉ねぎ炒め」(同)は、トレー入りラップ済みの、野菜入り冷凍畜肉。油不要でフライパンで炒めるだけでメインのおかずが出来る。解凍してワンポイント井シールとラベルを添付することで、チルド売場でも商品を展開できる。

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