業務用冷食・秋の新商品 コンセプトより明確に、時短・簡便に注力

新宿区の住所表示変更に伴い、8月13日より当社の住所は
東京都新宿区四谷三栄町7番16号に変更となりました。

更新情報・今週のヘッドライン

2018年9月第3週号

  • 〈お母さん食堂〉で客単価向上、凍菜や果実にも注力 ―― ファミリーマート・下期商品戦略

    〈お母さん食堂〉を持つ佐藤本部長
    〈お母さん食堂〉を持つ佐藤本部長

     ファミリーマートは11日、横浜市のパシフィコ横浜で2018年下期商品戦略説明会を開催し、下期に冷凍野菜、冷凍果実などの素材系商品を強化すると共に、餃子、小籠包などの惣菜系冷食を発売する方針を示した。また、チルド惣菜、冷凍食品などで展開する〈お母さん食堂〉ブランドを購入した来店客の平均客単価が、同社の平均客単価を大きく上回り、SMの平均に近づいていると説明。客単価向上のキーカテゴリーとして今後も惣菜、冷凍食品を継続して強化する方針を表明した。

     今回発売する商品のうち、冷凍野菜では、「えだまめ」「ほうれん草」「ミックスベジタブル」「スイートコーン」など約5品を展開する。高齢者の増加によって商圏の縮小が進み、働く女性の拡大で近場のコンビニで食材を調達したいという需要が高まると見て、調理が簡単な冷凍野菜の品揃えを強化する。
     冷凍果実はDole社のNB品〈皮ごとおいしい〉ブランド4品を先行販売する。今回発売する商品は、10月16日より展開するチリ産の「ぶどう」(130g)、アメリカ産の「ブルーベリー」(同)、セルビア産の「いちご」(同)、11月20日より展開するフィリピン産の「パイナップル」(同)。
     なお、冷凍野菜・フルーツなどの素材系冷食については、今後新たなブランドでの展開も検討している。
     〈お母さん食堂〉ブランドの冷凍食品は、イートアンドが製造する「スープ溢れる小籠包」(108g、同198円)などを発売する。
     商品戦略説明会に出席した佐藤英成商品・物流・品質管理本部長は、冷凍食品、チルド惣菜などで展開する〈お母さん食堂〉について、購入者の客単価が1349円となり、同チェーンの平均客単価573円を大きく上回ってSM業態の平均客単価1902円に迫っていると説明。冷凍食品、惣菜の売上前年比が高い店舗ほど平均客単価も高くなるというデータも併せて示した上で、客単価の向上の鍵となる両カテゴリーついて今後も継続して強化する意向を示した。(詳細を本紙に掲載)

2018年9月第3週号 その他の記事

2018年9月第2週号

  • 主力品強化を継続 ―― 18年秋の業務用新商品

     2018年業務用冷凍食品新商品が出揃った。今秋も各社共通して掲げるのはユーザーの課題解決。中でも人手不足への対応がやはりメインとなる。また、引き続き強みを持つカテゴリーのさらなる強化・集中が進む一方で多様化する消費者ニーズ、業態を意識した提案も目立っており、自社の資源・技術をいかに有効に活用しながら幅広い提案ができるかが今後も鍵となりそうだ。

     各社の方針および注力商品を見ていくとニチレイフーズは「ザ テイスト オブ ハピネス(多様化する生活者ニーズへの提案)」を掲げ、〈シェフズスペシャリテ〉〈ちょいのみスペシャリテ〉2シリーズに新商品を投入、また「フォー オール カスタマーズ」をコンセプトに掲げ、惣菜向け商品や超高齢化社会対応の和メニューを充実した。
     味の素冷凍食品は(1)簡単時短オペレーション+原料のこだわり(2)定番商品の進化-を掲げ、経時対応の「オムライスベースライス」を投入する他、「焼き目パリッと餃子」の皮を薄くするなど細部にこだわったリニューアルを行っている。
     日本水産は自家製豆腐とすり身を合わせた水産会社らしい「がんも」「しんじょう」類を提案。グラタン・ドリア類では新たに有名店監修商品も投入した。
     一方で得意の魚以外の商品も充実したのが極洋だ。ベトナム産の付加価値凍菜、タイ協力工場生産のチキン加工品なども発売した。
     テーブルマークはチャネルごとに異なる課題解決に注力。レンジ対応のうどんやオペレーション改善に貢献する自然解凍のごまだんごを提案した。ケイエス冷凍食品はホテルビュッフェ向けに傾注。「ひとくちチキンフライ(タンドリー風味)」等投入した。
     人手不足に対応しつつ「本物の価値を実現できる」商品を目指したのがマルハニチロ。ごちそう厨房天然エビフライ」は洋食専門店の品位で提案する。
     業務用専業メーカーではヤヨイサンフーズが基幹カテゴリーにおける技術開発を進め、従来の品質を極力維持しながらコストを抑えた「あらびき73メンチカツ」を提案。また日東ベストは18品中12品がブラッシュアップ品となっており、既存主力アイテムの品質強化に注力。カツ類の衣の食感改善などを図っている。

    2018年・主要メーカー秋の業務用新商品

2018年9月第2週号 その他の記事

2018年9月第1週号

  • 冷凍とろろの新工場を竣工 ―― マルコーフーズ

    村岡会長
    村岡会長
    帯広市川西農協農産物処理加工施設(冷凍とろろ施設)
    新工場は生産効率を2.5倍に向上させた

     ヤマトフーズ親会社のマルコーフーズと帯広市川西農業協同組合は8月30日、北海道帯広市のJA帯広川西敷地内に、「帯広市川西農協農産物処理加工施設(冷凍とろろ施設)」を新設し、竣工式を執り行った。同工場では、JA帯広川西が取り扱う「十勝川西長芋」を原料に、業務用・市販用冷凍とろろ製品を製造する。施設はJA側が総工費約12億円で整備し、マルコーフーズ子会社の「マルコーフーズ川西」(北海道帯広市、村岡守社長)が運営を担う。施設規模は鉄骨造2階建て延床面積1342㎡。従業員数は約15人。初年度の製造能力は約1000tを見込む。
     新工場では、原料の洗浄から製品の梱包まで全工程で機械化・省人化を進め、生産効率を既存工場の2・5倍に向上させた。今後は、新工場の運営を通して省人化のノウハウを蓄積し、本社工場にフィードバックして生産効率の向上を図る。
     年間の製造量については、新品種の導入によってJA帯広川西が取り扱う「十勝川西長芋」の収穫量が2020年に既存の2万tから2万4000tに拡大する予定であること、新工場の生産体制に余力があることなどから、早期に更なる拡大を図っていく方針だ。
     竣工式に登壇して挨拶した村岡正巳マルコーフーズ会長は、「悲願であった川西農協の生産施設が竣工し、感動している。当社が30年間培ったノウハウを結集して省人化を実現した工場の竣工によって、グループ全体の生産効率向上も図ることができる。当社グループが一丸となって運営を行い、生産者の所得向上につなげると共に、新たな商品の開発にも取り組みたい」とした。(詳細を本紙に掲載)

2018年9月第1週号 その他の記事

2018年8月第4週号

  • 秋冬家庭用新商品、145品、改良は133品

     2018年の秋の家庭用冷凍食品新商品は本紙調べで21社から145品、リニューアル133品が市場投入された。絞り込みが進んだ昨年に比べ新商品は13品の増、リニューアル品も27品増となった。ただ、16年秋との比較では品数は減少しており、今期も主力品に狙いを定めた単品強化の傾向は継続。注目のおつまみは売場への定着を図るべく、引き続き新商品が投入された。健康訴求の提案は野菜やもち麦、女性向けといったキーワードに緩やかにシフト。麺カテゴリーでは話題性のある専門店とのコラボも進んだ。

     秋冬の新商品・リニューアル品を見ると、今年も大手を中心に主力アイテム・カテゴリーのさらなる品質向上と派生品の展開が進んだ。ニチレイフーズは焼おにぎり、今川焼のブラッシュアップを図るとともに、新アイテムとして今川焼に「濃厚チョコレート」を追加した。また味の素冷凍食品は「ギョーザ」で具と皮の黄金バランスを追求するとともに、新商品として「しょうがギョーザ」を投入。“2つのギョーザ”を訴求する。マルハニチロも“厚切り”アイテムに新たに魚商品2品を追加した。
     売場を牽引する米飯カテゴリーは従来の炒飯中心からメニューが多様化。ニチレイフーズが「炒めタッカルビ飯」、マルハニチロが「王様のソテーピラフシーフードと香り立つバター」などを提案した。麺カテゴリーはラーメンを中心に専門店とのコラボレーションが加速。テーブルマークは「麺屋武蔵」と具付き麺、玉麺でコラボ、日清食品冷凍は〈推し麺!〉シリーズに「博多一双濃厚豚骨ラーメン」を追加した。専門店コラボは現在、コンビニPBでも支持を拡大しており、冷食ならではの再現性と話題性で今後も期待の高い商品となっている。
     拡大が期待される“おつまみ”ジャンルには今期も各社が新商品を投入した惣菜商品にも拡大している。野菜やもち麦など健康イメージが強く女性を意識した商品も今後注目を集めそうだ。
     新機軸では、日本ハム冷食が「もう切ってますよ!短冊ベーコン」「国産鶏ひとくちサラダチキン」で素材を強化。ニチレイフーズも春発売商品「切れてるサラダチキン」でCMを投入し、PRを進めている。(詳細を本紙に掲載)

    2018年の秋主要メーカー家庭用新商品

2018年8月第4週号 その他の記事

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