業務用冷食・秋の新商品 コンセプトより明確に、時短・簡便に注力

更新情報・今週のヘッドライン

2021年6月第2週号

  • 冷食で業務用にタマゴ代替食品―― キユーピー・新商品

    ハンバーガーにも
    ハンバーガーにも
    プレーンな味わい
    プレーンな味わい

     キユーピーは6月30日より、同社プラントベース(植物由来)フード商品第1弾として原材料の大部分を植物由来のものから作った冷凍食品「HOBOTAMA(ほぼたま)」(120g/20袋)を業務用市場向けに販売する。同商品は豆乳加工品をベースに、スクランブルエッグのような見た目を再現した。代替肉に代表されるプラントベースフードが各業態で高い注目を集める中、同社が強みを持つ卵の代替になる商品を投入しユーザーに新たな選択肢を提案。今後も卵代替食品を中心にプラントベースフード拡大を図っていく。

     同商品は多様化する食のニーズに対応したプラントベースフード。植物性主体の原材料(豆加工品ベース)で作った、半熟上のスクランブルエッグのような見た目と食感が楽しめる。卵は不使用。プレーンな味わいでメニューの汎用性があることも特長となっている。
     主な提案先は飲食店(ファストフード、ホテル)、給食など。単品としてだけではなく、他のプラントベースフードと組み合わせることで、プラントベースフードのみでメニューを完結させることが可能。また、アレルギーなど様々な理由で卵を食べられない消費者にも寄り添う商品として、秋冬の業務用向け新商品の発売に先駆けて提案していく。(詳細を本誌に掲載)

2021年6月第2週号 その他の記事

2021年6月第1週号

  • 次世代食品流通業へ進化 ―― 三菱食品・新中計

    森山透代表取締役(左)、京谷社長
    森山透代表取締役(左)、京谷社長

     三菱食品は5月28日、東京・小石川の同社本社で2020年度決算・中計説明会を行った。4月1日付で就任した京谷裕社長が2021年度よりスタートする3カ年中期経営計画「中経2023」について説明した。
     同社発足から10年の節目を第2ステージと位置づける。中計では「次世代食品流通への進化」をビジョンに、食のビジネスを通じた持続可能な社会の実現を目指す。デジタル活用、地域活性化、自社の持つ強みを生かして目標の達成を目指す。定量目標は経常利益220億円、ROE8%以上とする。

     「中経2023」の策定に当たり、目指す在り方を再定義した。パーパス(存在意義)として、「食のビジネスを通じた持続可能な社会の実現に向けて」を設定し、ビジョンを「次世代食品流通への進化(サステナビリティ重点課題の解決)」と定めた。このビジョンの実現に向けて機能性向上への取組み、地域での取り組みの2つを推進し、同社の持つ多様な小売業・メーカーとの接点、フルエリア・フルライン、全国物流網、多様なデータ・生活者理解など強みのサイクルを回して課題を解決する。
     機能向上への取組として、リテール(小売業・外食産業)・メーカー(含む生産者)への提供機能の向上を通じた食品業界の活性化に取り組む。具体策については①リテールサポート②商品開発③メーカーサポート④SCMを挙げている。①リテールサポートでは出荷データ分析、生活者ニーズの分析などデジタルも活用した需要予想などを提供する。②商品開発では、「からだシフト」シリーズ、「バリラ」など生活者ニーズに即したオリジナル商品・輸入ブランドの提供に取り組む。③メーカーサポートでは、売場連動型の広告販促事業や全国のインフラを活用した地域密着型の営業代行などを行う。④SCMでは上流物流の事業化として冷凍食品のメーカー共同物流も検討しており、「冷蔵冷凍倉庫の投資や保有なども進める」(京谷社長)とした。コロナ禍で変化のスピードが加速した。デジタルを使った連携は進んでおり、非競争領域も拡大している。「協働できるものは進めていきたい」(同)と同業との非競争分野の連携も加速させるとした。また、「デジタル利活用人財」も育成し、業務効率化を進める。
     地域での取組みについては、食のビジネスで培ったネットワーク・インフラを活用した地域パートナーシップを構築による地域コミュニティの活性化に取り組む。
     中計の定量目標は最終年度の(2023年度)に経常利益230億円、ROE8%以上、1株当りの配当金70円を計画する。(詳細を本誌に掲載)

2021年6月第1週号 その他の記事

2021年5月第5週号

  • 気仙沼工場テコにシェア拡大 日本一の業務用冷食メーカーに ―― ヤヨイサンフーズ 大西社長

    ヤヨイサンフーズ 大西社長

     ヤヨイサンフーズは21日、都内で2021年度合同取材を実施し、4月1日付で就任した大西宏昭新社長が今後の抱負について語った。大西社長はシェア№1カテゴリーのさらなる強化、気仙沼新工場のフル稼働により“日本一の業務用冷凍食品メーカー”を目指していく方針を発表。自身が業務用分野で培ってきた経験を生かしながらさらなる発展に繋げていく。市場はコロナ禍で業務用冷食メーカーにとって厳しい状況にあるものの、中食・介護を中心とした得意分野に磨きをかけ、売上回復、収益力向上の取組を進めていく。


    大西社長談話

     1980年に大洋漁業(現マルハニチロ)の入社以来、人生の中で大半を業務用冷凍食品事業に携わってきた。業務用冷凍食品業界の中では比較的、いろいろな知識を有していると自負している。それらの知識を活用し、ヤヨイサンフーズをもっともっと発展させていきたい。
     目指すのは、(ヤヨイサンフーズが)「日本一の業務用冷凍食品メーカー」になることだ。日本一とは売上はもちろん、商品の品質、商品力、お客様からの信頼を含めたものであり、また社員が誇りを持って働くことができる企業でありたいと思っている。
     当社では40余りのカテゴリーの商品を生産し、販売している。中でもメンチカツ、水産カツ、クリームコロッケ、ハムカツ、デザートのゼリーについては業界の中でもシェア№1を誇るカテゴリーだ。また、昨年度、約10年ぶりに気仙沼の新工場を立ち上げることができた。これをテコにシェア拡大を目指していく。
     当社はニチロサンフーズとヤヨイ食品が合併して2014年に発足したが、両社ともに業務用冷凍食品メーカーとして長い歴史を有しており、お客様の信頼も得ている。
     このような強みを活かしてコロナ禍であっても明るく、アグレッシブに誠実にお客様に価値ある商品を届けていきたい。

    20年度売上350.9億円、主力カテゴリー苦戦

     2020年度業績は総売上高350億9000万円、前年比95.1%、営業損失3億3000万円となった。業態別売上高前年比は施設病院給食が106.6%と好調に推移した一方で、外食は新型コロナの影響を受け、62.4%の大幅減となった。中食は98.7%、量販惣菜売場を中心にバラ売りからパック売りにシフトしたことで、主力カテゴリーであるポテトコロッケ、メンチカツが大幅に減少し苦戦した。CVS惣菜は市販用でも取り扱いが進み、グラタン・ドリアが大幅に伸長したが全体をカバーしきれなかった。(詳細を本誌に掲載)

2021年5月第5週号 その他の記事

2021年5月第4週号

  • 新世紀、次なる進化、キャッチコピー刷新「べんりとおいしいのその先へ」 ―― (一社)日本冷凍食品協会

    大櫛会長
    大櫛会長
    新キャッチロゴ
    新キャッチロゴ

    (一社)日本冷凍食品協会は19日、東京都中央区のロイヤルパークホテルで「令和3年度通常総会」を開催した。広報事業では、冷凍食品(100+1)周年」を新世紀の第一歩として位置付け、記念事業のほか、広報事業全体で統一的に展開。新世紀の1歩に当りキャッチ・ロゴを「べんりとおいしいのその先へ」に刷新し、ベースに各PR活動を展開する。訴求対象は引き続き「シニア」をメインターゲットとするほか、単身世帯、子育て世代、冷凍食品ノンユーザーなど細分化した需要にも対応していく。

     冒頭挨拶した大櫛顕也会長は2020年の冷凍食品の国内生産量が155.1万tと減少(前年比97.7%、約4万t減)。一人当たり年間消費量も22.6㎏と、6年ぶりに減少したことについて触れ、「家庭用は、外出自粛やテレワークの浸透などにより、新規ユーザーが増えたことに加え巣ごもり消費の拡大によって総じて好調(111.4%)だった。一方、生産の過半を占める業務用は、産業給食・学校給食、一般外食などの需要が極端に減少し、大幅な減少(87.0%)となった。今後、家庭用については、新規ユーザーを継続的なユーザーとして取り込んでいく方策を講じていくことが求められる。業務用については、需要回復を願うことはもちろんだが、冷凍食品を活用できる分野のすそ野を広げていくことが重要になってくる」とした。さらに、「家庭用、業務用の垣根を越えて、お客様の望む形での提供を開拓していくことも必要ではないかと思う」とした。
     令和3年度事業計画では、広報事業では、2021年を「冷凍食品(100+1)周年」として新世紀の第一歩と位置付け、記念事業のほか、広報事業全体で統一的に展開する。訴求対象としては、需要拡大が見込まれる「シニア」を引き続き主なターゲットとするほか、単身世帯、子育て世代、冷凍食品ノンユーザーなど細分化した需要にも対応していく。また、冷凍食品アンバサダーの三國清三氏を引き続きバックアップする。
     新世紀の第1歩として、業界統一キャッチ・ロゴ「べんりとおいしいのその先へ」に刷新した。キャッチには、「今後も社会や生活者のニーズの変化に応じた価値を提供しながら成長を続けていく」と決意を込めたもの。今後は同キャッチコピー・ロゴをベースにPR活動を展開する。
     役員体制では新任理事に大西宏昭氏(ヤヨイサンフーズ)、吉岡清史氏(テーブルマーク)、新任監事に合田賢一氏(三菱UFJ信託銀行)がそれぞれ就任した。(詳細を本誌に掲載)

2021年5月第4週号 その他の記事

会社所在地

〒160-0008
東京都新宿区四谷三栄町
7番16号
黒田ビル2階