業務用冷食・秋の新商品 コンセプトより明確に、時短・簡便に注力

更新情報・今週のヘッドライン

2022年1月第3週号

  • 独自技術の「冷やし中華」、冷凍フルーツにアセロラ ―― ニチレイフーズ・家庭用

    山形工場初ラインで製造
    山形工場初ラインで製造
    トッピングにも
    トッピングにも

     ニチレイフーズは14日、春の家庭用新商品13品とリニューアル品5品を発表した。発売は3月1日から。家庭用はコロナ禍による市場拡大を背景に改めて「日本の食卓へ、冷凍食品のできること」をテーマに、「冷やし中華」「ニチレイアセロラ」など〈パーソナルユース〈消費満足度の高さ〉〈健康的価値〉をコンセプトとした新商品を投入する。主食カテゴリーには、高まる“パーソナルユース需要”向けに「冷やし中華」を提案、米飯類には真っ黒な色目が特長の中国醤油をたっぷり使い、旨味と香りを引き立てた「黒醤油炒飯」と具材とたれにこだわった贅沢おにぎり「焼あなごおにぎり」の2品を投入する。
     山形工場新ラインで製造される「冷やし中華」は氷を使用した独自技術で、電子レンジで温めても冷たく仕上げることができる画期的な商品。
     小麦粉の種類にこだわった自家製麺を使用し、まるで生麺のような、つるつるとしたのど越しの良い食感を実現した。自家製煮豚、錦糸卵、オクラ、紅生姜の4種類の具材と、3種類の酢を使用した奥深い旨味の特製醤油だれで満足感のある食べ応えを実現。簡便調理が可能なトレイ入り1人前商品。
     おかずカテゴリーには、外食品質の人気中華メニュー「スープ溢れる 絶品小籠包」を上市。人気の“今日は家飲み”シリーズに「青菜とニンニクの炒め」「手羽唐揚げ」の2品が加わった。
     “材料いらず、庖丁いらず”のキットおかず商品として「肉じゃが」「豚バラと大根の煮物」の2品をラインナップ。お弁当カテゴリーには、「いかリングフライ」「完熟トマトソースのチキンカツ」の2品、スナックカテゴリーには根強い人気の抹茶フレーバー「今川焼(抹茶クリーム)」と温冷二つの温度帯で変化する味わいの「今川焼(クリームチーズ はちみつ入り)」を投入した。
     冷凍果実「ニチレイアセロラ®」はベトナム産のアセロラを甘く味付けして凍結。そのままヨーグルトやアイス等のトッピングに使える。

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2022年1月第2週号

  • ビールや和食に合う餃子―― 味の素冷凍食品・春の新製品

    ビールにとことん合う味
    ビールにとことん合う味
    業界初のパッケージ
    業界初のパッケージ

     味の素冷凍食品は2月6日より、家庭用冷凍食品の新製品3品、リニューアル品4品を発売する。生活者の日々の食卓をより豊かにする製品を展開し、食べる人、使う人に「感動」と「喜び」を届けていく。今回の新製品ではビールと和食、それぞれに合った2つの餃子を投入、同社が展開する餃子の世界をさらに広げた。また、グループが2030年度までに目指す「プラスチック廃棄物のゼロ化」に向けてSDGsへの取組みを強化。「地鶏釜めし」のパッケージを紙を一部使用したフィルムに変更するなどの取組みを行っている。

     「黒胡椒にんにく餃子」(12個入り・276g)は、味の素グループの知見を活かした調理技術と緻密なレシピ設計で“ビールにとことん合う味”を追求した餃子。購入意向調査では、ビール好きの人の約9割から「買いたい」という評価を得た。定番「ギョーザ」と比較して約3倍入ったにんにくと、黒胡椒の辛味や塩味、豚肉のうま味と中具のジューシー感がすっきりとしたのどごしのビールに最適な味わいとなっている。
     「シャキシャキやさい餃子」(同)はにんにくやニラといった香りの強い素材は使わず、中具の野菜や豚肉本来の甘み、うま味をしっかり味わえる餃子。生姜の香りと昆布だしがきいているため、和食にも合わせやすい味わいとなっている。野菜は定番「ギョーザ」の約1.6倍入っている。
     また素材・製法にこだわり、子供から大人まで食べやすい味付けでたっぷり食べられる「まんぷくからあげ」(450g)を新たに発売する。鶏肉は大豆・コーンなどを使ったエサで大切に育てた若鶏を使用した。たっぷり食べられる大容量サイズ。
     リニューアルでは「地鶏釜めし」(350g)のパッケージをプラスチックフィルムから紙を一部使用したフィルムに変更。紙を一部使用した袋パッケージの冷凍食品を発売するのは、日本の冷凍食品業界初の取組みとなる。パッケージの表面には紙のリサイクルマークを追加し、裏面にはプラスチックを削減していることを、消費者に一目でわかりやすく伝えるため、同社コーポレートキャラクターの「あじぺん®ECO」マークが掲載されている。
     その他リニューアルでは、「レンジで焼ギョーザ」(10個入・170g)の皮がさらにもっちりおいしく、「黒豚餃子」(9個入り・279g)が“油・水なし”調理でもっと簡単に、「米粉でつくったギョーザ」(12個入り・276g)は焼き目がより綺麗につくよう改良した。(詳細を本紙に掲載)

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2022年1月第1週号

  • 22年も冷凍食品市場は伸長―― 小売トップ2に聞く

    イオンリテール 青木商品部長
    イオンリテール 青木商品部長
    イトーヨーカ堂 小笠原SMD
    イトーヨーカ堂 小笠原SMD

     冷凍食品新聞社ではこのほどイオンリテール、イトーヨーカ堂の流通トップ2社を取材し、冷凍食品の販売状況、2022年市場の見通し、直近の取組、今後の戦略などについて話を聞いた。今年の冷凍食品市場については両社共に引き続き好調に推移するとみている。また、今後強化を図る商品としては夕食メニューと共に冷凍デザートを挙げており、従来の売筋よりも高単価で味わいに優れた商品の展開にも期待を寄せた。なお、イオン、イトーヨーカ堂では市場の変化を受けて従来の量販店市場の常識を覆す売場改革に取り組んで、共に成果を上げている。流通2大トップが先鞭をつけた改革は今後の冷凍食品売場を大きく変える事になりそうだ。

     イオンリテールの青木郁雄デイリーフーズ商品部長は、2022年の市場環境について、内食需要が継続し、市場が拡大すると見ている。商品の選定についてはアフターコロナの市場で落ち込みが少ない商品を見極める必要があるとした上で、家庭で楽しむ締めのラーメン、持ち帰りで経時劣化を起こしやすいピッツァ、イタリアン具付き麺などにもニーズがあると説明。今後は冷凍惣菜、冷凍デザートなどの強化にも取り組む方針を明らかにしている。
     また、冷凍食品業界に求めたいことについては、味わい・時短の追求、環境配慮の取組を進めてほしいとした上で、事業コストの高騰を吸収するための取組についても、安全安心や品質の低下を招かないことを大前提としてほしいと求めた。
     イトーヨーカ堂の小笠原優シニアマーチャンダイザーも22年の冷凍食品市場の先行きは明るいと語った。今後の商品戦略については、冷凍スイーツ、本格的なディナーなどの強化に取り組んでいく方針を明らかにした。
     また、今後の市場環境の見通しについて、消費者が冷凍食品に寄せる期待が高まっており、今後は競合が外食店やテイクアウト業態に移行していくと指摘した。冷凍食品業界に求めたいこととして、コロナ禍の影響で業界の進化が停滞しており、消費者の期待に応えられなくなれば市場の成長が滞りかねないとして、新機軸商品の展開、新たな設備・ラインへの投資、製造技術の革新などによって冷凍食品の品位を高める取組を積極的に進めて欲しいとしている。
    【詳細を本紙に掲載】

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2021年12月第3週号

  • 21年国内生産158~160万t―― (一社)日本冷凍食品協会・大櫛会長

    キユーピー

     (一社)日本冷凍食品協会の大櫛顕也会長は9日、冷凍食品記者クラブに対し年末会見をWEB形式で行った。2021年1-12月の国内生産の見通しについては、「国内生産量は158~160万t、前年比102~103%。業務用は昨年大きく落ちこんだが、今年は回復の兆しが見えていることから、生産量は前年を上回るとみている」とプラスとなることを示した。22年の展望では、「順調に推移すると見ているが、一方で原料、為替、エネルギーコスト増の影響もあり、様々なリスクとともに進むことになる」とした。

     大櫛会長は21年の冷凍食品業界を振り返って、「冷凍食品を含めた食品業界全体の状況は全体としては悪くなかったと言える。しかし、冷凍食品業界の中身を見ると家庭用需要は巣ごもり消費により好調が継続しているが、外食・産業給食は一時の危機的状況から脱しているものの、いまだ厳しい状況にある。これは消費者の移動制限や購買行動が大きく変化したものによる。これまでの高齢化や女性の社会進出、単身・二人世帯の増加などの社会構造の変化も影響している。外食市場の落ち込みは宅配やEコマース市場へ移り、それらは急激に伸びている。このように消費者ニーズも多様化し、新しい企業参入もみられるのも特長だ」とした。
     一方で「食用油や小麦粉などの原材料コスト上昇、石油・LNGなどのエネルギーコスト上昇、そして円安やコンテナ不足による輸入調達コスト上昇により企業経営に大きな影響が出ていることは注意が必要だ。さらに物流の人手不足やドライバー不足、法規制なども各社業績を押し下げる要因になっている」と先行き感へ懸念を示した。
     また、大きな環境変化として、サステナビリティに関わる国際社会の要請の高まりを上げ、「気候変動などの環境サプライチェーンによる資源循環や人権などの取組みは今後の冷凍食品業界において大きな課題となる。協会として長期的な視野で対応していく」とした。
     22年の展望については、「22年も順調に推移すると見ているが、消費者の生活スタイルが大きく変化している。また単身世帯等の増加や健康に関する高まりもある。冷凍食品は、ニーズ、社会的な課題を解決する食品として今後も伸長していくだろう。業務用は外食を含め一定回復するだろうが、生活スタイルの変化、それ以外の新しい市場が伸びると思う。一方で、リスクもある。原材料コスト、為替、エネルギーコスト増の影響が出てくる、ニーズはあるが様々なリスクとともに進むことなる」とした。

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