業務用冷食・秋の新商品 コンセプトより明確に、時短・簡便に注力

更新情報・今週のヘッドライン

2020年10月第3週号

  • 初の「レシピコンテスト」、グランプリ等を発表 ―― (一社)日本冷凍食品協会

    試食審査する大櫛会長(右)と三國シェフ
    試食審査する大櫛会長(右)と三國シェフ
    一般部門グランプリ「ブルーベリーバスクチーズタルト風」
    一般部門グランプリ「ブルーベリーバスクチーズタルト風」
    ジュニア部門グランプリ「秋♥天にものぼるスイートポテトパイ」
    ジュニア部門グランプリ「秋♥天にものぼるスイートポテトパイ」

     (一社)日本冷凍食品協会(大櫛顕也会長)は、冷凍食品100周年を記念して「冷凍食品100周年~10月18日は冷凍食品の日~冷凍食品レシピコンテスト」を初開催、18日に一般部門、ジュニア部門の各グランプリなどを発表した。大櫛会長は、「一般の方・お子さんがいろいろ考えてやっていることを想像しただけで、業界に携わる者として嬉しく思う」とし、審査委員長の三國清三シェフは、「回を重ねると冷凍食品の新しいあり方が出てくる」とした。コンテストを通じて、身近にある冷凍食品の魅力を訴求した。

     レシピコンテストは、一般部門、ジュニア部門(中学生以下)の2部門で行われ、1次、2次審査を経て、グランプリ各部門1名、準グランプリ各部門4名を選ぶもの。審査ポイントは、①創造性②簡便性③おいしさ④見栄えの4点。グランプリは商品券10万円分、準グランプリは商品券1万円分を贈呈する。応募総数は152作品(一般128品。ジュニア24品)。
     最終の2次審査は9月30日に都内のキッチンスタジオで行われ、審査委員長の三國清三シェフと副審査委員長の大櫛会長が1次審査を通過した各部門5メニューを試食して決定した。
     審査の結果、グランプリに選ばれたのは、一般部門では栢森真希さん「ブルーベリーバスクチーズタルト風」(使用商品=ニチレイフーズ「今川焼(クリームチーズ」、マルハニチロ「冷凍ブルーベリー)、ジュニア部門では、「秋♥天にものぼる スイートポテトパイ」(ニチレイフーズ「バター香るスイートポテト」、日本製粉「オーマイパイシート」)となった。2部門とも三國、大櫛両氏の意見が一致。
     全体講評として、大櫛会長は、「冷凍食品のアレンジレシピはいろいろな方がやられているが、一般の方・お子さんがいろいろ考えてやっていることを想像しただけで、業界に携わる者として嬉しく思う。自分で考えながら、家族のことを考えながらもう一度仕立て直す、できたものを一回崩す、また逆もあるが、そういう発想がとても良いと思う。食で人と人を繋ぐこと、子どもにとっては食育にもなるし、とても考えさせられることが多く、勉強になった」とした。  三國シェフは、「コンテストは今回が第1回目ということだが、グランプリを取る人がいて、2回目はそれを目指す人がいてと、長く続けていくと、もっともっと回っていく。冷凍食品の新しいあり方が出てくるのでは」とした。

2020年10月第3週号 その他の記事

2020年10月第2週号

  • 「冷食JAPAN」初開催 ―― (一社)日本冷凍食品協会

    業務用ユーザーを中心に多数が来場
    業務用ユーザーを中心に多数が来場
    木村専務
    木村専務

     (一社)日本冷凍食品協会主催の専門展示会「冷食JAPAN」が7日~9日の3日間、東京・青海の東京ビッグサイト青海展示棟で開催された。同展示会は、『冷凍食品100周年』記念事業の一環として初開催したもので業務用ユーザーを対象に提案。新型コロナの影響で冷食メーカー等の出展は少ないものの、機器資材メーカーが中心となり冷凍食品の最新生産技術などを訴求。また併催のセミナーも充実、最新トレンドなどが披露された。

     同展示会は7つの専門展示会を包括した「FOOD展2020」の一つとして開催されたもの。7つの専門店合わせ食品製造・調理・衛生・工場設備・物流を包括した多彩な内容で151社(共同出展含む)の出展企業が展示した。
     今回初開催となる「冷食JAPAN」は、「冷凍食品100周年」記念事業の一環として行われた。出展社は17社80小間で展開。冷食メーカーでは日清フーズが出展した。日清フーズでは、レンジ調理パスタの「パスタステラ」など業務用冷食やから揚げ粉、バッターミックスなど原料も提案した。
     その他は、タカハシガリレイなどガリレイグループ、前川製作所、三菱重工冷熱、大森機械工業など機器資材メーカーが中心となった。新型コロナウイルスにより試食等ができないためメーカーの出展は少なかったが、併催のセミナーは充実したものとなった。
     セミナー初日には、(一社)日本冷凍食品協会の木村均専務理事による基調講演「冷凍食品の100年」が行われた。木村専務は、冷凍食品の生産量、国内生産量の推移を説明。1920年から2020年に至るまでの日本の冷凍食品業界の動きについて説明した。
     冷食協の木村専務理事は今回の展示会について、「冷凍食品100周年ということもありチャレンジした。時期内容含めベターだったと思う。冷食メーカーの出展は少なく機器メーカーが中心となった。コロナにより試食提供が難しいことと、展示会のメインターゲットの学校、病院関係者の来場が難しいなどの事情もあり仕方ないことと理解している。セミナーについては、理事会社に協力いただき、内容を充実させた。展示会では、他の専門展も同会場で行われており、食品の関係者が多く来場するので冷凍食品のアピールも期待したい」とした。

2020年10月第2週号 その他の記事

2020年10月第1週号

  • 今年も冷凍食品キャンペーン、冷食月間、盛り上げる ―― 首都圏市販冷食連絡協議会

    今年も冷凍食品キャンペーン
    今年も冷凍食品キャンペーン
    (左から)岡村顧問、齊藤会長、菅野副会長
    (左から)岡村顧問、齊藤会長、菅野副会長

     首都圏市販冷食連絡協議会は、消費者キャンペーン「毎日がおいしい!冷凍食品キャンペーン」を10月1日~31日の1カ月間実施している。消費者キャンペーンは例年5月~7月の2カ月間実施されていたが、今年は新型コロナウイルスの関係で10月の冷食月間の1カ月間に短縮する。特に今回は冷食100周年もPRし周知を図る。齊藤会長は、「今年は冷凍食品にとって100周年の記念すべき年だ。我々もバックアップし、10月の冷凍食品月間を盛り上げていきたい」としている。

     キャンペーンは、1都6県に本部のある小売店約3100店舗に応募はがきを設置予定。インターネットの応募用紙のダウンロードも行う。また例年実施しているヘビーユーザー(複数回応募者)に応募はがき3000セットのDM配布も継続する。
     応募は、対象メーカーのバーコードを貼付するクローズド方式。コースは5枚2コース、3枚3コースで計150名に賞品が当たる。賞品は、5枚では、<レコルトコンパクトライスクッカー>コース(30名)、グルメカタログ「美食万彩紅碧」コース(30名)。3枚では、「レコルトプレスサンドメーカープラッド」コース(30名)、「JCBギフトカード3000円分」(30名)、「冷凍食品詰合せ」コース(30名)。
     前年より期間が1カ月短縮となったが、応募数は前回同様4万通を目指す。なお、抽選会は11月19日に行う予定。

    齊藤会長、「100周年バックアップ」
     9月25日に東京大田区の市冷協事務局で齊藤顕範会長、菅野進副会長、岡村智顧問が出席して行った記者説明会の席上で齊藤会長は要旨以下の通り述べた。
     消費者キャンペーンは当初5月-7月実施を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大により市販用ニーズが高まり、メーカーでは需給バランスが崩れ、常に品薄状態だった。また売場での密を避けるため供給を煽ってしまうキャンペーン実施を見送り秋以降の実施とした。今年は冷凍食品にとって100周年の記念すべき年である。我々もバックアップし、10月の冷食月間を盛り上げていきたい。

    8月8・8%増
     菅野副会長は家庭用冷食のマーケット概況について説明した。8月単月の家庭用冷食販売金額は108・8%(KSP-POS調査対象943店舗)と説明。カテゴリー別では、調理冷食111・9%、ピザ・グラタン101・6%、冷凍麺110・4%、冷凍米飯95・0%、冷凍農産113・1%。「春先の2ケタ増は落ち着いてきた・弁当についても夏休みの授業の関係で意外によかった」としている。

2020年10月第1週号 その他の記事

2020年9月第5週号

  • ビストロブランド立ち上げ ―― ローソン

    コンビニで“ワインによく合う”冷食を
    コンビニで“ワインによく合う”冷食を

      ローソンは22日、オンライン上で会見を開き、今秋の冷凍食品の商品戦略について明らかにした。同日より高価格帯のプレミアム冷凍食品シリーズ<ビストロ>ブランドを立ち上げて4品を発売、また新ブランド<お皿代わりになる米飯>シリーズから、個食タイプの米飯5品を展開する。また、会見の席上では同社の冷凍食品の販売動向についても説明し、冷凍食品の売上が過去5年間で約2倍に増えており、新型コロナウイルス感染拡大後には更に2割程度伸びたことを明らかにした。

     今秋の新商品として投入した<ビストロ>ブランドは、“ワインに良く合う”ことをコンセプトに開発したプレミアム冷凍食品。電子レンジ調理に対応した個包装2食入りの「5層仕立てのラザニア」(同)、「ビーフストロガノフ」(同)、「ベーコンとほうれん草のキッシュ2カット入り」(同)と、冷蔵庫で4時間かけて解凍する「黒トリュフソースで食べるローストビーフ」(税込399円)を展開している。
     同シリーズは2019年12月23日~25日の期間に20代~49歳の女性300人に対して行ったWEB調査で、コンビニで冷凍食品を購入する際に「美味しいこと」「自分で作るには難しいメニューであること」などが購入の動機になるとの回答が多かったことから、「ハレの日」「プチ贅沢」「ごほうび」などをキーワードとした商品にニーズがあるとみて開発に取り組んだ。
     今後は、今回発売した商品の販売動向を検証した上で新たな商品の開発を進め、常時5品程度のラインアップを展開する予定。
     また、新ブランド<お皿代わりになる米飯>から、「半チャーハン」(税込108円)、「海老ピラフ」(同138円)、「高菜ピラフ」(同)、「チキンライス」(同)、「鶏五目ごはん」(同)を発売する。
     両サイドが内側に折り込まれているスタンドタイプの包装を採用した商品。袋を開けずにレンジアップで調理し、中央付近のキリトリ線をハサミでカットすることで、袋がそのまま皿になるようにデザインしている。
     家庭での夕食、昼食のほか、オフィスでの昼食、部活中などの学生の食事などでの利用も見込む。コロナ禍で高まっているストック型商品としてのニーズも狙う。

    冷食はコロナ禍で2割増に

     なお、同会の席上では、新型コロナウイルス感染症が拡大した4月以降に冷凍食品の売上が約2割伸び、直近の7月にも高止まりしていることを明らかにした。時間帯別の売上では、従来の主戦場だった夕・夜間の他に、昼間の売上も伸長している。在宅ワークを進める企業が増えたことで、家庭での手軽な昼食として冷凍食品が利用されるケースが増えた。  品目別では冷凍フルーツが前年比230%、惣菜、軽食が同130%増と好調に推移している。冷凍フルーツはコンビニが取り扱いを強化したことで市場に浸透し、定着したカテゴリーだが、新型コロナの影響で巣ごもり需要が生まれたことで健康感のある間食として家庭内で喫食される機会が更に増えたと見られる(詳細を本紙に掲載)。

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