業務用冷食・秋の新商品 コンセプトより明確に、時短・簡便に注力

更新情報・今週のヘッドライン

2020年8月第1週号

  • 惣菜やキット品等強化 米飯、凍菜大幅に伸長 ―― イオン・冷食販売戦略

    青木部長
    青木部長

     イオンリテールの青木郁雄デイリーフーズ商品部長はこのほど本紙の取材に応え、同社冷凍食品の2019年度・20年度第1四半期の販売概況、今後の取組などについて明らかにした。同社の20年度第1Qの冷凍食品の売上は米飯・凍菜等が牽引し2桁を超えて伸びた。新型コロナウイルス感染拡大に伴って巣篭もり需要が高まる中で、保存が効き、調理も簡便で味わいに優れる冷凍食品に支持が集まった。今後は惣菜・キット品などの強化を進めるとともにメーカーに対しては調理時間短縮への取組みに期待を寄せた。

     同社の19年度の冷凍食品の売上は前年比101%で推移した。上半期にやや苦戦したものの、下半期に盛り返して前年度をクリアした。カテゴリー別では冷凍野菜、冷凍フルーツ、スナック、麺、中華惣菜などが好調で全体の売上を牽引した。
     20年度第1Qの売上は同110%強と大幅に伸びた。巣ごもり需要の高まりを追い風に3~5月に売上が急伸して「商品の確保に苦労するほどに売れた」(青木部長)。
     カテゴリー別では、米飯、冷凍野菜、冷凍フルーツ、パスタ、麺など、弁当冷食を除くあらゆる部門が好調だった。中でも、冷凍野菜は売上が同約30%、米飯は同約25%増えている。これまで市場がシュリンクしつつあった油調品なども、手作り需要を取り込んで復調している。
     今後の取組としては、惣菜系冷食を強化し、冷凍ミールキットの展開も進める。売上が同約250%と大幅に伸びた〈ベジライス〉を活用した商品の開発にも取組み、需要が高止まりしている素材品の展開も強化する。
     今後の市場環境について青木部長は、「新型コロナ禍で冷凍食品未利用者のトライアルが生まれた。冷凍食品市場は、当面はチャンスが大きい」と見ている。また、「価格・量目などを含めた消費の2極化が進むだろう。業界の垣根を超えた価格競争も激化するのではないか」という見方も示した。
     冷凍食品業界に求めたいことについては、「冷凍食品売場の商品がすべて3分位以内で調理できるようになれば市場は大きく変わる。調理時間の短縮について、業界として引き続き取組を進めてほしい。また、今期は各社の商品数が絞り込まれている。その分、製造コストが効率化すると思うので、消費者に対しても価格メリットとして還元してもらえれば幸いだ」としている。

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2020年7月第4週号

  • 「ザ★から揚げ」投入 ―― 味の素冷凍食品

    「ザ★から揚げ」投入 ―― 味の素冷凍食品
    外食店の味を再現した

     味の素冷凍食品は秋の家庭用新商品3品、リニューアル品9品を発売する。家庭用には「水餃子」を投入、主力商品のラインアップ強化を図る。さらに〈ザ★〉シリーズに「ザ★から揚げ」が加わった。発売は9月6日。業務用商品は新商品3品、リニューアル品3品を発売。新商品には好評なカット済みケーキに2品が加わる。発売は9月4日から。

     〈ザ★〉シリーズには、「ザ★チャーハン」「ザ★シュウマイ」に続き、外食店で食べるようなから揚げ「ザ★から揚げ」を投入する。秘伝にんにく油、葱油、特級醤油を使った極旨仕込みだれにじっくりと漬け込み、1個当たり45gの大きな肉からジュワッと溢れる肉汁とにんにくの香りが癖になる。ごはんのおかずとしてもビールのおつまみとしても最適。
     「水餃子」は、厚みと弾力のある皮でジューシーな中具を包んだ。「耳たぶ食感」の弾力のある皮が肉汁を閉じ込め、おいしさを逃がさない。厳選した小麦粉を使用し、丁寧にしっかりとこねることで、耳たぶのような理想的な厚みと弾力のある皮を実現した。具材の肉と野菜は全て国産を使用している。
     〈それいけ!アンパンマンたまご〉は、シリーズ2品目の商品。緑黄色野菜とカルシウムが入ったほんのり甘いアンパンマンの顔型をしたオムレツ。中身が見える透明なトレイ入りでお弁当ににも、朝食など食卓の一品としても使える。
     リニューアル品は、「プリプリのエビシューマイ」「ザ★シュウマイ」「カップに入ったエビのグラタン」「ごろんと 肉厚ハンバーグ」「同 肉厚メンチカツ」「スーパースイートコーン」「ミックスベジタブル」「グリーンピース」の9品。「プリプリのエビシューマイ」はエビの配合量を10%増量、食べごたえがアップ。「ザ★シュウマイ」は小分けレンジ調理時にラップが不要になった。

    業務用はカットケーキ

    業務用新製品は、カット済ケーキ2品と「スチコン唐揚げ」の3品。
     カット済みケーキには果肉を贅沢に使ったキャラメルムースにりんご果肉を敷きつめた。「りんごキャラメル」とラズベリーのムースにいちご果肉とブルーベリー果肉を敷きつめた「ダブルベリー」の2品を投入。
     口溶けなめらかなムースの上に彩り鮮やかな果肉を贅沢に使った高品質なケーキが、一口サイズにカットされているので、切る手間なく使える。グラスなどのカップに盛り付けてスイーツプレートやアフタヌーンティーなどに、幅広く使える。
     フライヤーが使えなくてもスチコンで簡単に大量調理可能な「スチコン唐揚げ」は、醤油と生姜をベースにした味付けで、衣はカリッと、時間が経ってもおいしさが長持ちする。オーブンでの調理も可能。
     リニューアル品は、短時間で提供可能な人気の「ガツうま!チャーハン」と、「袋のままスチコンで焼餃子(肉)(焼調理済)」「同(野菜)(焼調理済)」の3品。

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2020年7月第3週号

  • 攻めの商品戦略明確に、家庭用は“素材”に注目 ―― ニチレイフーズ・秋新商品

    ハバネロ&ハラペーニョ入りBBQソース仕上げ
    ハバネロ&ハラペーニョ入りBBQソース仕上げ
    北海道男爵のじゃがバター
    北海道男爵のじゃがバター

     ニチレイフーズは、14日、20 年家庭用秋季新商品8品・リニューアル5品、常温食品1品、業務用新商品18品・リニューアル商品9品、常温食品1品の計42品を発表した。新型コロナ感染の終息が見えない中、例年と違い同社ウェブ上での発表となった。冷凍食品業界でも「Withコロナ」戦略が模索される中、注目が集まるリーディンカンパニーニチレイフーズの秋冬の新商品動向。家庭用には、初の料理素材商品「いろいろ使えるピリ辛肉そぼろ」を提案。業務用も春の新商20品に迫る18品を上市。攻めの商品戦略を明確にした。

     家庭用は、巣篭り需要が高まる中、「食卓」「個食」「料理素材」をテーマに、新しい価値を持った商品や使い方を提案。拡大する冷凍食品マーケットのさらなる牽引をテーマにおつまみにも食卓にも使えるハバネロ&ハラペーニョ入りBBQソースで仕上げた旨辛味のフライドチキン「旨辛チキン」や初の冷凍調味料材商品「いろいろ使えるピリ辛肉そぼろ」を提案。業務用は、“おいしい”はもっと進化する「定番品(ハンバーグ、チャーハン、カレー)の提案」と「For All Customers」の2点を掲げ業務用業界を応援する。特に惣菜向けを強化、和惣菜“ほっとするおかず”シリーズに6品を投入。ラインナップを拡充し、新型コロナで変わる食に素早く対応する姿勢を示した。

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2020年7月第2週号

  • 新体制でグローバル化推進、社名新たに、本社も移転 ―― デルソーレ

    デルソーレ
    創業55周年機に新体制で臨む
    デルソーレ
    本部機能を新社屋に統合

     デルソーレは1日、社名を旧ジェーシー・コムサから「株式会社デルソーレ」に変更し、本社を東京都江東区有明に移転した。また、取締役に大河原泰氏(大河原毅CEOの甥)が就任し、社外取締役にイザベラ・ユベルツ、アンドリヤナ・ツヴェトコビッチの海外国籍を持つ女性2人が就く新体制も発足した。新任の大河原泰取締役は、独立部門として新設したグローバル事業開発室の室長として、社外取締役とも連携しながら、同社のグローバル化を進め、中・長期プランの策定にも当たる。

     創業55周年を機に、国内外で高い認知度を持つ〈デルソーレ〉ブランドと社名を統一することで、同ブランドの浸透を進め、事業ミッションとして掲げる「“おいしい”で世界をつなぐ」取り組みを深化させる。新本社に、東京・南多摩、同恵比寿の本部機能を統合することで、変革に向けた全社の一体感を醸成し、営業活動・業務の効率化を図るとともに、働き方改革を推進する。
     会見で説明に当たった大河原毅CEOは本社の移転について、「当社にはこれまで、所在地が別れていた2つのオフィスを統一して、事業の効率化を図りたいという思いがあった。社名変更と併せて本社を移転し、本部機能を統一したことで、社内のコミュニケーションが円滑になり、業務を効率化できた」とした上で、今後の事業戦略について「新体制の下でグローバルカンパニー化を進める。輸出を加速し、優れた海外商品の紹介も強化するとともに、新たな海外パートナーとの連携も模索する」と語った(詳細を本紙に掲載)。

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