業務用冷食・秋の新商品 コンセプトより明確に、時短・簡便に注力

更新情報・今週のヘッドライン

2018年4月第3週号

  • こだわり、高める経営を ―― 日本水産・的埜社長

    的埜社長
    的埜社長

    日本水産は11日、東京・西新橋の同社本社で、病気療養のため退任した大木伸介社長に代わり、3月15日付で社長に就任した的埜明世社長の就任会見を開いた。的埜社長は、「役職員一人一人が日々昨日よりも良い会社になることを考えられる会社にしたい」として、やり遂げたいこととして、(1)ニッスイの食品業界におけるステータスを上げる(2)後継者を育てる(3)役職員に対しては正しい人事と正しい処遇をする――の3点を掲げ、新中計「MVIP+2020」がスタートする18年度は「こだわり、高める」経営を目指すとした。

     的埜社長は、「当社は単体で約1200人、グループで約8000人の役職員が存在する。一人一人が昨日よりも良い会社になることを考えれば、一人の天才経営者がいるよりも大変なパワーとなる。このベクトルを合わせることが大切だ。磨きをかけていきたい」とした。「ニッスイの食品業界におけるステータスを上げる」については、「駅伝に例えれば自分の与えられた区間で一つでも順位を上げたい。当社は水産色が強い食品会社だと認知されている。これを食品会社として認知され、食品業界でのステータスを上げたい」とした。(詳細を本紙に掲載)

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2018年4月第2週号

  • 冷食はつまみ、素材強化 ―― セブン―イレブン・上期商品戦略

    石橋本部長
    石橋本部長

     セブン―イレブン・ジャパンは3月30日、東京・有明の東京ビッグサイトで「上期戦略説明会」を開催し、上期の冷凍食品の展開について、トレー入りの〈セブンプレミアムおつまみシリーズ〉を投入し、冷凍ミックス野菜、冷凍果実、IQF凍結肉などの素材系冷食を強化する方針を示した。新商品では、3月に発売した「すみれチャーハン」が既存の冷凍炒飯の4倍の売上を記録したと説明。冷食売場を2倍に広げた新レイアウトの導入店舗については、冷食日販が導入前と比べて1500円伸びており、「売上が取れるやり方が見えてきた」(石橋誠一郎商品本部長)として、導入店舗拡大に対する自信をのぞかせた。

     上期に〈セブンプレミアム〉から展開する冷凍食品の内、〈おつまみシリーズ〉では、5月に「手羽中甘辛揚げ」、6月に「牛プルコギ」など畜肉系を中心に投入する。今後は、「焼き茄子」など幅広いメニューの展開を図り、需要が拡大している魚原料の商品についても開発を進める。素材系商品の冷凍フルーツについては、海外メーカーとの取組によってドリップの出にくい商品を展開する。
     また、3月に発売した「すみれ炒飯」(300g、税込267円)が、発売以来3週連続で冷凍食品部門の売上1位となり、即席麺との同時購入によって客単価が向上する傾向が見られたことから、同様に関連商品との買い回りを狙える商品として、6月中旬に「蒙古タンメン中本麻辛麺」を投入する。
     石橋商品本部長は、「トライアル商品として開発した“すみれチャーハン”は、すみれ監修の即席麺とセットで550円で食べられることがSNS上で話題となった。売上が通常の炒飯の約4倍となり、これまでの冷凍食品ではみたことのないような数字を記録している。購入経験が少ない若年層にもしっかりアピールできる商品となった」とした。
     なお、東京・西新宿のベルサール半蔵門で5日に開催した決算発表会の席上では、「新レイアウトの進化」と題したスライドを用いて、昨年まで新レイアウトとして示してきた壁面に冷凍食品売場を配置するフォーマットを一部修正し、更に店舗内部の什器にも冷凍食品売場を拡大するレイアウト図を紹介した。
     このことからも、新レイアウト導入店舗における冷凍食品売場の更なる拡大が見込まれる。(詳細を本紙に掲載)

    新レイアウト案
    新レイアウト案
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2018年4月第1週号

  • 浙江興業の新工場が竣工 ―― マルハニチログループ

    浙江興業新工場
    浙江興業新工場
    いか加工ライン
    いか加工ライン

     マルハニチロは3月27日、同社の関連会社である浙江興業集団有限公司(中国・浙江省舟山市)の新工場が完成し、16日に現地で竣工式を実施したと発表した。新工場はハード、ソフト両面で最先端を目指した。同工場では、いか加工品、魚加工品、すりみなどを生産、現地で販売。マルハニチログループでは業務用を中心に日本で販売する。グループの重要な生産拠点として位置付けていく。

     浙江興業有限公司は1994年12月に設立。マルハニチロと中国・浙江盛海達有限公司との合弁会社で出資比率は、浙江盛海達有限公司51%、マルハニチロ49%。
     新工場の位置する舟山市は、中国最大の水産漁業基地として知られ、同社は同地域において最大規模の会社。新工場は敷地面積11万4107・4m2、建築面積4万8・97m2。主要生産品目は、いか加工品(切り身、フライ等)、魚加工品、すりみ。従業員数は1500人(計画)。同社の生産品は中国国内向けが中心で、マルハニチロ向けは20%以下(2016年実績)だが、今後はマルハニチロ向けを拡大していく方向とみられる。(詳細を本紙に掲載)

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2018年3月第4週号

  • 春の業務用新商品198品、リニューアルは57品 ―― 業務用新商品

    2018年春の主要メーカー業務用新商品
    2018年春の主要メーカー業務用新商品

     2018年春夏向け業務用冷凍食品新商品・リニューアル品が出揃った。今回の新商品で目立ったのは昨年に引き続き“人手不足”対応型商品。調理現場の課題解決を第一に冷凍食品ならではの強みをフルに発揮した商品が出揃った。中でも「簡単」「時短」といった価値だけでなく、「本格」といった価値を付加することで従来の手作りに取って代わる存在の商品が増加している。健康配慮やインスタ映えなど意識したボリューム感も引き続いてのキーワード。素材や製法にこだわった商品も増える一方、値頃感の追求も一部で進んだ。

     各社の商品展開を見ていくと、ニチレイフーズは「日常以上ハレ未満」商品とともに、業態特化型商品を拡充。<シェフズスペシャリテ>に新商品3品を追加した他、バル向けに“和”の提案を行った。  味の素冷凍食品は簡便・時短オペレーション+原料へのこだわり商品、UDFやアレルゲン対応の“身体に配慮した商品”に加え、今回は価格対応型、値頃感ある商品を訴求した「お徳用中華丼の具」などを展開する<うれしい値!>商品を揃えた。
     マルハニチロは「赤坂璃宮監修香火力華炒飯」といった人手不足の現場に“本格的なおいしさ”を提案している。「ジャンボたらカツ(スキンレス170)」でボリューム感を打ち出すのは日本水産。盛りつけた時の見ばえにこだわった。主力の春巻きには新製法を導入するなど技術力の向上も図っている。
     テーブルマークはワンランク上の<麺屋匠>シリーズを投入。ケイエス冷凍食品はUDF商品を充実し、「万能素材つくね」など汎用性の高い商品を提案した。
     各社、今後の課題としては引き続き“人手不足”対応型の商品が求められる中で、いかにそこに価値をプラスしていけるかが重要になってくる。また今回、一部魚種で原料高騰の見られた魚商材が減少する一方でチキン商材が拡大するなどの傾向も見られており、これら原料事情への対応も必要だ。(詳細を本紙に掲載)

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