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今週のヘッドライン|2024年10月第1週号

消費者の部屋特別展示 ―― (一社)日本冷凍食品協会

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冷凍食品の試食に高い関心
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宮浦総括審議官(左)と出倉専務

 (一社)日本冷凍食品協会は9月30日~10月4日まで、東京・霞が関の農林水産省北別館1階「消費者の部屋」で特別展示「べんりとおいしいのその先へ 冷凍食品」を開催した。同展示を皮切りに10月の冷凍食品月間の広報PR活動が本格化する。「消費者の部屋」特別展示の展示内容は、冷凍食品の基礎知識、歴史、利用状況、工場見学などのパネルやダミーパッケージ等を展示。冷凍食品の試食も行われた。初日から3日までは会員メーカーの試食も行われ、昼時には多くの来場者でにぎわった。

 初日の9月30日には、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」が会場から生中継を行い、三浦佳子広報部長がイベントについて説明した。
 会場には渡邊毅農林水産事務次官、宮浦浩司大臣官房総括審議官(新事業・食品産業)、青山豊久林野庁長官、野添剛司大臣官房新事業・食品産業部食品製造課長など農水省幹部も来場した。宮浦総括審議官は、「冷凍食品の消費者の部屋展示は毎年人気がある展示だ。米粉カップケーキを試食したが、冷凍食品とは思えない品質で驚いた。冷凍食品は女性の社会進出の拡大とともに今後も伸長する。ニーズを捉え、皆様と協力して拡大していきたい」と感想を述べている。冷食協の出倉功一専務理事は、「皆さん試食で美味しいと言っていただいた。冷凍食品の需要拡大につなげたい。冷凍食品月間を盛り上げていきたい」とした。
【試食メニュー】▽9月30日=明治「銀座カリードリア2個入」、ヤヨイサンフーズ「米粉のカップケーキ・メープル(鉄・Ca)」、キユーピー「HOBOTAMAスクランブルエッグ風」、極洋「いかソースメンチカツ」▽10月1日=▽マルハニチロ「赤坂璃宮の五目シュウマイ」「塩ゆでえだまめ(台湾産)」、味の素冷凍食品「おべんとPONとんかつ」、日清製粉ウェルナ「マ・マーTHEPASTAソテースパゲティナポリタン」▽10月2日=ニップン「オーマイプレミアム濃厚ナポリタン」、ニッスイ「3種の和惣菜」、テーブルマーク「国産若鶏の和から揚げ」、日東ベスト「お米deメープルマフィン」▽10月3日=ニチレイフーズ「今川焼(あずきあん)」、サンマルコ食品「レンジ津別物語クリーミーコロッケカニR」、エム・シーシー食品「ライスロード神戸長田牛すじぼっかけ炒飯」

冷凍プラントベースチーズ ―― カゴメ・TWO

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とろける伸びと濃厚な味わい

 TWOとカゴメは第5弾となる共同開発商品、プラントベースチーズ「Ever Cheese(エバーチーズ)」(冷凍)を10月1日より、2foods都内2店舗・2foods公式オンラインショップ・各種ECにおいて販売開始した(カゴメ業務用として9月24日発売)。同商品はまるでチーズのようなとろ~りとろける伸びや、濃厚な味わい、コクなどおいしさを追求。さらにコレステロールゼロで、一般的なチーズと比較してカロリー約32~52%オフ、脂質約62~71%オフを実現している。
 TWOとカゴメは21年4月に包括的業務提携を締結。プラントベースフ―ドの共同開発を進めてきた。代表的な商品であるプラントベースエッグ(エバーエッグ)」は人参と白いんげん豆を原材料に使い、両社で生み出した新たな独自技術「野菜半熟化製法」(特許出願中)で、驚きの“ふわとろ食感”を実現した。
 「Ever Cheese」は旨味・コク・香り・伸びにこだわった「たっぷりかけられるのに、軽やか」なプラントベースチーズ。このプラントベースチーズを開発するに当たり、両社で特にこだわって取り組んだのは「理想のおいしさ」に近づけること。様々な原材料を検討し、数ある中からでんぷんを選定。数百種の配合パターンから最適な組み合わせを導き出し、独自の配合比率によって、理想的な「伸び」を作り出した。また、チーズのような「味わい」や「香り」を最初から最後まで楽しめるように追求した。こだわりとして大豆飲料を使用することでチーズらしいコクのある味わいや、味に厚みを生み出している。

冷凍餃子フライパンチャレンジが世界的PRアワード受賞 ―― 味の素冷凍食品

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 味の素冷凍食品と本田事務所は、このほど世界有数のPRアワードである「SABRE Awards」(セイバー賞)のアジア太平洋地域版「SABRE Awards Asia - Pacific 2024」において、冷凍餃子フライパンチャレンジ」が「Basic Entry」、「Diamond SABRE Awards」、「In2 SABRE Awards」の3部門全てで部門最優秀賞を受賞したことを明らかにした。
 同アワードは、PRovoke Mediaが主催するアジア太平洋地域における優れたPR活動を表彰する権威ある賞。この賞にはPRキャンペーンを多角的な視点で評価する「Basic Entry」、より戦略的で長期的な視点での成果を評価する上位カテゴリである「Diamond SABRE Awards」、革新性とコンテンツに焦点を当て、斬新な手法で社会に訴えかけたキャンペーンを評価する「In2 SABRE Awards」の3つのカテゴリーがあり、合計103の部門で構成されている。
 受賞にあたり松本征之取締役常務執行役員 マーケティング本部長は「世界有数のPRアワードとされているSABRE Awardでご評価頂けたこと大変嬉しく受け止めている。弊社がこれまで続けてきた永久改良という取り組みがデジタルの時代に多く共感を頂けたのではないかと感じている。今回のPRアワードでの受賞は本田事務所をはじめとするプロジェクトメンバーの支援および、弊社メンバーの尽力によるものだ。関係者に心より感謝する」と述べた。

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