3年後500億円へ、前期は409億円達成 ―― 全日本外食流通サービス協会
金森会長
全日本外食流通サービス協会(JFDA、金森武会長)は1日、東京・芝公園のザ・プリンス・パークタワー東京で「第43回定時総会」および「メーカー合同総会」を開き、358人が出席した。JFDAの2023年3月期売上高は409億円(前期比24%増)となり、初めて400億円を超えた。コロナ禍前の19年比でも20%増であり、市場の回復と価格改定による増収効果があった。今期目標は450億円(同10%増)とし、3年後の2026年3月期に500億円の達成を目指す『NEXTステージ500』計画も発表した。
役員人事では、山崎珠緒オギソ社長が理事取締役に就任した。また、7月1日付で髙瀨将人常務理事が専務理事に昇格する。この他、商品管理部長に金森啓至氏が就いた。
挨拶に立った金森会長は、「盛会に定時総会・懇親会が行えた。お世話になったメーカー様には心より感謝を申し上げる。500億円の達成に向けては、3カ年計画『NEXTステージ500』を策定した。なぜ500億円を目指すかというと、業界団体の中で圧倒的なポジションを築きたいということである。本日お集まりのメーカー様にきっちりと御恩返しをするためにも、この500億円をやっていきたい。そして、PB取扱い率を向上していきたい。PB命で今後もやっていく」とした。
91億円積み上げの内訳については、売上回復による自然増35億円、既存PBの底上げ26億円、新規PBによる拡売19億円、「政策商品」であるNBで11億円。さらに、その他6億円として、終売になる商品による6億円の減少も見込む。
「懸念が残るのは値上げでの増収、増実績という部分だが、毎年ローリングを重ねながら必ず達成する」(金森会長)としている。
続いて、富永修史事業情報副委員長による第43期事業報告、遠藤学事業情報委員長による第44期事業計画の説明が行われた。今期は、①PB開発の強化②PB取扱率の向上③PB商品情報の充実による拡売支援に取り組み、「戦略カテゴリー」を設けて進める。
メーカー表彰は、ニチレイフーズ、キユーピー、ニッスイ、大冷、ノースイ、ジャパンスパイス、ユニフーズ、ヤマサ醤油の8社。
乾杯発声は富永哲生㈱ジェフダ社長、中締めは小木曽賢己前理事。
40周年祝う、通過点として今後も価値提案 ―― (一社)日本冷凍めん協会
吉岡会長
(一社)日本冷凍めん協会(吉岡清史会長)は7日、東京・品川の品川プリンスホテルで「第20回通常総会・40周年式典」を開催、110人が参加した。
挨拶に立った吉岡会長は「日本冷凍めん協会は前身の冷凍めん協議会の時代を含め今年で設立から40周年となった。今や冷凍めんは年間20億食を超える販売量。バリエーションも拡大しており、様々な商品がラインアップされるようになった。草創期から携わり発展を支えてきた諸先輩方のご尽力あってこそであり、改めて敬意を表したい。冷凍めんは美味しく、保存性や衛生面においても間違いなく優れた食品であったからこそ、これまでの発展があった。設立40周年をひとつの通過点としてこれからも消費者の皆様に冷凍めんならではの価値を提供できるように業界発展に貢献していきたい」とした。
式典では厚生労働大臣感謝状が新倉英隆氏(日清製粉元取締役社長)、厚生労働医薬・生活衛生局長感謝状が那須保信氏(元日本冷凍めん協会専務理事)に、農林水産大臣感謝状が和田博行氏(キンレイ副会長)、と小谷茂氏(熊本製粉専務取締役)に授与された。
また協会優秀事業所表彰にはテーブルマーク魚沼水の郷工場、マ・マーマカロニ宇都宮工場、愛麺、うす家が輝いた。
業界レジェンド達クロストークを繰り広げる40周年記念DVDも上映された。
総会では新任理事に大谷昌史信越明星社長が就任。HPによる情報発信強化、30代~40代をターゲットとしたPR、高校生冷凍めんレシピコンテストを開催していくことを取り決めた。
一般消費者向けPR冊子「冷凍食品」を発刊 ―― 冷凍食品新聞社
各種フェアで配布
冷凍食品新聞社ではこのほど新学期のお弁当、行楽シーズンと冷凍食品の需要の高まる季節に向けて、一般消費者向け冷凍食品PR冊子「冷凍食品―おいしく・たのしく・かんたん・べんり」2023年春夏号(B5判1/2サイズ、20頁フルカラー)を発刊いたしました。
今号も前年に引き続き、巻頭特集として「絶品アレンジメニュー&名店の味」をテーマに人気の冷凍食品を紹介。簡単なアレンジで、お弁当やランチ、そしておかずの一品に、幅広く使用できるメニューを提案しています。
スペシャルレポート「冷凍食品、おいしさのヒミツ」では、メーカー各社の一押し商品を、おすすめポイントの一言PRとともに紹介します。
店頭での冷凍食品の認知拡大、また各地で企画される一般消費者向けイベント、フェアの支援ツールとしてご活用いただいております。