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今週のヘッドライン|2023年4月第3週号

普及百万食超が31社、新理事に湯田氏ら ―― (公社)学校給食物資開発流通研究協会

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古川会長(右から5人目)と、来賓の南野文科省健康教育・食育課長(中央右)、武田農水省食品流通課長(中央左)
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古川会長
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高橋副会長
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白井常務理事
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湯田理事
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池田理事
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渡邉理事
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梅田理事

 (公社)学校給食物資開発流通研究協会(古川裕志会長)は6日、東京・丸の内の東京會舘で「令和5年度社員総会」を開催し、会員約80人が出席した。『学流協の推奨品』普及表彰社は前年を上回る79社となり、うち31社が普及実績100万食超を達成した。コロナ禍により学級閉鎖が多かった厳しい環境の中でも給食現場に支持される食品の開発に努め、普及1億食に迫る実績を積み上げた。

 任期満了に伴う役員改選では、古川会長を再選。新副会長に高橋敏博理事、新常務理事に白井利政理事が就いた。新理事には4氏が就任。湯田浩之丸和食品社長は、理事・東北ブロック代表幹事に就任した。
 挨拶に立った古川会長は「お陰様で昨年の推奨品の普及実績は1億食に迫るものとなった。また、今年度普及を図る『学流協の推奨品』は、生産会員の積極的なエントリーをいただき過去最高を更新する61品となった。これら推奨品と全国各地の地域特産物を組み合わせた地域性や季節性の豊かな献立提案を、全国の会員と連携して継続し、多様化するニーズに対応する。学校給食の更なる充実のため公益活動に邁進し、全国の会員のお役に立てる活動を継続していく」と述べた。
 総会後の講演は鈴野弘子東京農大教授による「調理加工による食品成分の制御」。
 情報交換会の開会挨拶は、青木基博副会長。来賓祝詞は、南野圭史文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課課長、武田裕紀農林水産省大臣官房新事業・食品産業部食品流通課長、田島眞実践女子大名誉教授、乾杯発声は長島美穂子(公社)全国学校栄養士協議会会長、中締めは白井利政常務理事。
 【学流協役員体制(敬称略)】
 ▽会長 古川裕志
 ▽副会長 青木基博、高橋敏博〔新任〕
 ▽専務理事 高橋俊之
 ▽常務理事 福島毅春、白井利政〔新任〕
 ▽理事 中村一朗、泉周作、富永修史、中込武文、松尾哲哉、安田大助、松田要輔、湯田浩之〔新任〕、池田竜司〔新任〕、渡邉昭秀〔新任〕、梅田浩二〔新任〕
 ▽監事 平部哲也、本多昭亘

新炊飯ライン稼働、千葉工場に新たに導入 ―― 味の素冷凍食品

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きめ細やかな炊飯管理が可能

 味の素冷凍食品は4月11日から冷凍米飯専用工場である千葉工場(千葉県千葉市)で新しく導入された低炭素型炊飯ラインの本格稼働を開始した。これに伴い大阪工場は3月末で53年の歴史に幕を下ろした。
 同社では独自価値創出に向けた生産基盤の強化を図るため千葉工場に19億円の設備投資を行い、低炭素型炊飯ラインを導入した。
 同ラインは、きめ細やかな炊飯管理が可能であるとともに、エネルギー効率が従来比で約2倍となり、CO2排出量の削減に貢献する。
 今後冷凍米飯領域において、ブランド力や味の素Gの技術力による独自価値を持つ「ザ★®チャーハン」や、おいしく減塩を実現する健康・栄養価値製品などの開発をさらに推進していく。
【千葉工場の概要】
▽工場名=味の素冷凍食品株式会社千葉工場▽所在地=千葉県千葉市美浜区新港230▽従業員数=約200名(3月末現在)▽事業内容=家庭用、業務用冷凍米飯類▽操業開始=1991年11月

第4回関桜会を開催 ―― 関東食品

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周田社長

 関東食品は5日、群馬・ホテルメトロポリタン高崎で、取引先メーカー57社による関桜会の「第4回通常総会」を開いた。来賓は古賀裕之トーホー社長。
 3月23日付で新役員に就任した武田淳取締役埼玉支店長の挨拶に続いて登壇した栗田晋吾会長(ヤヨイサンフーズ常務取締役営業本部長)は、「営業面で、これから情熱をもって伝えられる環境となる。関東食品様には、新しく進化、発展することを期待している」とした。
 続いて、関東食品の近況説明に立った周田昭宏新社長は、「アイデアを売るという創業の精神は変えず、新たな挑戦を続けていく」と就任の抱負を語った。
 同社の2023年度の実績は売上高60億2300万円(前期比1%減)、コストコントロールで損益分岐点を下げており増益。3期連続黒字で着地した。また、直近は114%の推移をみている。
 今期は15会場での展示会を予定しており「展示会の継続で実績を積み上げる。給食業態に特化し、外食には行かない。給食は人口=食数ということを念頭に、川口、千葉、宇都宮等にも、黙っているのではなく出ていきたい。来年70周年には65億円を計画し、100周年には120億円を目指す」(周田社長)とした。

近畿FマザーC稼働 ―― 日本アクセス

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関東に続き2拠点目

 日本アクセスは5日、「近畿フローズンマザー物流センター」(大阪市此花区)が3月より稼働したと発表した。
 フローズンマザーセンターは22年1月に稼働した「関東フローズンマザーセンター」(さいたま市岩槻区)に次ぎ2拠点目。センターでは、エリア内の仕入機能を集約し、生産・販売計画を共有。車両単位・パレット単位での発注を行い、一貫パレチゼーションを促す。
 今後は、関東、近畿エリアを含め、第8次中計(22年4月~25年3月)中に全国6エリアへの展開を予定している。

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