5年度推奨品が決定 新規14品を追加 全61品で1億食突破へ ―― (公社)学校給食物資開発流通研究協会
令和5年度『学流協の推奨品』新規一覧
選定委員会(9月28日)
(公社)学校給食物資開発流通研究協会(古川裕志会長)は6日、令和5年度に普及を図る『学流協の推奨品』新規14品を決定した。内訳は、調理冷凍食品7品、佃煮2品、農産加工品1品、まぜごはんの素1品、冷凍デザート3品。コロナ禍を経て、子供達の1日の食事の中で学校給食での栄養摂取の機会がますます重要になる中で、不足しがちな栄養素の摂取に役立つ食品や、食べる楽しさに配慮した食品が多く選定されたことが特長となっている。さらなる普及拡大に期待がかかる。『学流協の推奨品』は3年度実績で9900万食を超えており、61品で1億食突破を目指していく。
令和4年度の『学流協の推奨品』選定事業は、8月17日の流通代表審査会に始まり、同月24日の福岡審査会、9月6日関東審査会と学校関係者による試食審査を重ね、同月14日の関発委員会の審議を経て、新規エントリー全品を選定委員会に上程した。
9月28日開催の選定委員会で挨拶した田島眞選定委員長は、「今年度は14品という多数の応募があり、生産会員が技術の粋をこらした商品がエントリーされた。なお、栄養量については8訂からエネルギーの算出方法をはじめ変更があるが、その評価については8訂によるものがまだ定まっていないため、7訂のままとした。消費者庁による加工食品の栄養成分表示が『8訂に準拠する』と定まり次第、推奨品についても見直しを図る」と述べた。
続いて、今年度の事業より開発委員長を務める石井克枝氏による開発委員会検討結果が報告された。石井開発委員長は、「開発委員長をおおせつかり、初めて審査会に3回参加した。改めて、『学流協の推奨品』はとても慎重に審査していると感じた。福岡で学校関係者の意見を聞き、その後、関東でも審査いただいた。それぞれの立場でとても有意義な意見をいただいた。審査結果はマイナスの評価になっている物はなく、総じて高評価であった」とした。
【選定委員会出席者】
▽田島眞選定委員長(実践女子大名誉教授)▽石井克枝開発委員長(千葉大学名誉教授)▽原正美京都光華女子大学教授▽原島恵美子神奈川工科大学准教授▽鈴野弘子東京農大教授▽石田裕美女子栄養大学教授▽岩瀬充子茨城県新採用栄養職員指導員▽石川久美子(公社)全国学校栄養士協議会元理事▽古川裕志会長▽福島毅春常務理事
「フローズン・アワード」始動 期間限定でレストランも ―― 日本アクセス
200品から選ぶ
日本アクセスは10月1日より「第10回フローズン・アワード」企画をスタートしている。同企画では恒例の「冷凍食品・アイスクリーム総選挙2022」と「食べて応援キャンペーン」などを両軸に展開するとともに、フローズン・アワード10周年を記念し期間限定レストランを展開する。
「冷凍食品・アイスクリーム総選挙2022」は、10月1日から11月30日まで開催。冷食とアイスクリームの約300品目を対象に各メーカーが商品を動画でPR。消費者による人気投票でNo.1商品を決定する。
対象商品は、協賛企業がエントリーした冷凍食品・アイスクリーム255品。投票部門は冷食10部門、アイス7部門。表彰式は12月12日に行われる。
その他、「食べて応援キャンペーン」、「撮って応援キャンペーン」も実施する。
■レンチンのレストラン
「フローズン・アワード」10周年を記念して実施される期間限定レストラン「チン!するレストラン」は、東京・秋葉原のヨドバシAkiba8階レストランフロアで10月8日から23日まで展開する。レストランでは、約200品の冷食・アイスが食べ放題で、好きなものをヨドバシAkibaとコラボし、メーカーおすすめの電子レンジでチンして食べる。時間制でランチ90分1500円、ディナー120分2500円、ドリンク料金別で行う。
244億円・21%増で着地 新規顧客開拓と価格改定が寄与 ―― ニッカネ9月期
金田社長
ニッカネ(宇都宮市平出町、金田陽介社長)の前9月期業績(速報値)売上高は前期比20%増の244億1189万円で着地した。
「アタコ」(ATACO=魚加工会社)や「畑全」(生鮮野菜事業)などグループ関連事業を含めた連結売上高は278億8039万円(同21%増)となった。
前期に売上高が前期比20・7%増と高い伸び率となった。
要因は、下期(3月以降)の外食回復やメインのヘルスケア事業(構成比約85%)において新規の大口顧客開拓、それに価格改定などが寄与した。
金田社長は前期の業績に関しては、「首都圏における物流・配送機能が整備・強化された。新規顧客開拓が進み、東京・西東京・千葉・茨城・宇都宮営業所など軒並み2ケタ増で推移した」とした。
今期の方針では、「人材確保の面では来年春の新入社員13人は確保した。しかし、全社的にはドライバー、倉庫内作業担当者などは足りない状況にある。一方、当社の強みは自社配送、コストバランスを取りながら物流力と商品力を統合した提案型営業の推進を図りながら、顧客の満足度の向上につなげる。売上高は270億円(同10・6%増)を計画する」と意欲を示した。
「冷凍食品の日」でCP ―― 北陸フローズンフーズ流通協議会
北陸3県限定
北陸フローズンフーズ流通協議会は、『冷凍食品の日』消費者キャンペーンとして、9月18日~10月31日まで、「北陸3県限定!!冷凍食品お買い得キャンペーン」を実施している。
キャンペーンは協賛メーカー13社の冷凍食品のパッケージのバーコード(JANコード)を各賞指定の枚数を1口としてスーパー設置の告知ハガキもしくは郵便はがきに貼付し必要事項を記入の上で応募する。
賞品は、バーコード5枚1口でA賞「現金1万円」(50名)、2枚1口でB賞「JCBギフトカード2000円分」(100名)に当たる。
[キャンペーン協賛メーカー(13社)]
▽味の素冷凍食品▽イートアンドフーズ▽ケイエス冷凍食品▽テーブルマーク▽トロナジャパン▽ニチレイフーズ▽ニップン▽日本水産▽日本ハム冷凍食品▽日清食品冷凍▽マルハニチロ▽ハインツ日本▽明治