PU麺に極太つけ麺 ―― ニチレイフーズ・新商品
全粒粉使用の自家製極太麺
ニチレイフーズは秋の家庭用新商品として冷凍食品10品、同リニューアル品11品、常温新商品1品を9月1日から発売する。秋の家庭用の商品開発コンセプトは、“パーソナルユース”“消費満足度の高さ”“健康的価値”の訴求。〈主食〉、〈おかず〉、〈お弁当〉、〈スナック類〉に新価値を付与した商品をラインアップ。冷凍食品市場のさらなる拡大を図っていく。
〈主食〉には、氷を利用した驚きの個食麺とした話題の「冷やし中華」に続く第2弾として、専門店品質と美味しさを提案する 「極太つけ麺」とにんにくの香りが食欲をそそる、スタミナ満点の炒飯「にんにく炒飯」を提案。
「極太つけ麺」は電子レンジ調理。氷を使用した独自技術で、麺は冷たくスープは温かく仕上がる。レンジ調理時間を調整することで、熱盛りも可能。全粒粉を使用した自家製極太麺は、濃厚な魚介豚骨味のスープにも負けないコシのある食べ応えだ。煮豚・メンマ・ねぎの3種類の具材入り。トレイ入り1人前商品。「にんにく炒飯」は、こだわりの自家製ローストにんにくを使った、やみつきになる美味しさ。たっぷりのガーリックチップで味にアクセントを加えた。
〈おかず〉カテゴリーには、じゅわっと肉汁溢れ出るハンバーグ「極上ハンバーグ」を上市。牛肉と豚肉を黄金比で合わせることで、ジューシーなハンバーグに。苦味・甘味・酸味をバランス良く整え、こだわりの自家製デミグラスソースが肉の旨味を引き立てる。ボイル調理だけでなく、電子レンジでの短時間調理が可能。
さらに自家製和風あごだしで味付けしたこだわりの味と大きさで食卓に満足を提供する「若鶏竜田揚げ」が加わった。
発売5周年を迎えた「特から」は〈じゅわ旨っ®〉製法に磨きをかけ、更にジューシーに進化。注目が高まる大豆ミートシリーズには3弾目「大豆ミートのシューマイ」が加わった。
人気の〈今日は家飲み〉シリーズには「ピーマン肉詰め」が加わる。
〈お弁当〉には食卓のもう1品にも使える大分の郷土料理をアレンジした「かぼす醤油の鶏むね天」ととんかつ店で人気のメニュー「紀州南高梅が香る 梅しそカツ」を発売。
〈スナック類〉にはレンジで温めても、自然解凍で冷たいままでも。温冷2通りで食べられる冷凍スイーツ 「アップルパイ」「ベイクドチーズタルト」を発売した。(詳細を本紙に掲載)
寺本社長「笑顔のために」 ―― 味の素冷凍食品
味の素冷凍食品は6日、同本社で秋の新商品発表会を開催、寺本博之新社長が今後の抱負を要旨以下の通り述べた。
6月24日の株主総会で代表取締役社長に無事就任。7月1日から本格的に業務をスタートした。
実際これから事業運営させて頂くに辺り、細かいことを申し上げると沢山やりたいことがあるが、本日は3点に集約させ述べる。
1点目は黒崎正吉前社長体制下でかなり力強く推進してきた事業構造強化の歩みを、緩めることなく推進すること。大変厳しい競争下にあるが収益性の高い事業へ育成していくのが一つの大事なミッションだ。
2点目は、一方で前例とか慣例に捕らわれることなく、私共の志に共感していただける社内外のパートナーを探し、その方々と積極的に共創し、ワクワクするようなイノベーションを生み出すこと。
3点目は、私は2000年にインドネシア味の素に着任し、半年後の01年1月にハラル事件を経験した。社会人として非常に人生の転機となった。この事件でインドネシア人社員に対して大変な不安を与えた。反省しても反省しきれないような事を経験した。それ以来心に刻んでいることは「共に働く仲間の笑顔を徹底的に追求することを、今私の仕事をする上での志とする」ということだ。
ホームページ上に挨拶を載せさせていただき、「笑顔のために」という表題にさせて頂いたのは、そういう思いからだ。
仲間の笑顔があって初めて、生活者、お得意先様、そして全てのステークホルダーに笑顔を届けることができると信じている。
この想いと共に、この味の素冷凍食品を非常にユニークで、味の素ならではの得意技を活用した唯一無二の冷凍食品会社にしていくのが、私のこの会社におけるやるべきこと、そして事業の方針と、捉えていただければ幸いだ。
〈中華街〉シリーズ拡充 ―― マルハニチロ・新商品
海鮮の旨み凝縮
マルハニチロは7日、2022年秋季新商品を発表した。家庭用冷凍食品は新商品12品、リニューアル8品の計20品。発売日は9月1日。
家庭用冷食カテゴリーの中で伸長している麺類に着目、「麺カテゴリーの強化」をテーマに、〈新中華街〉シリーズのラインアップ強化、新たなターゲット層を取り込むべき有名店とのコラボ品を展開する。〈新中華街〉シリーズでは、「海鮮あんかけ焼そば」「鶏白湯ラーメン」を追加する。「海鮮あんかけ焼そば」(1人前319g)は、海鮮の旨みが凝縮された藻塩使用の上品なあんと、両面を香ばしく焼き上げた麺の相性がほどよい。「鶏白湯ラーメン」(1人前404g)は、刻みチャーシュー、白菜、もやし、ねぎを炒め、鶏と野菜の旨みが溶け込む特製濃厚スープが特長。2品とも同シリーズのメイン購買層である40代以上の女性に向け提案する。有名店とのコラボでは、第1弾として、北海道の有名ラーメン店・えびそば一幻とコラボし「えびそば一幻あじわいえびみそ」を投入する。有名店ラーメンコラボは同社初となる。第2弾、第3弾も検討していく。
食卓惣菜では、既存の弁当商材の人気メニューを食卓惣菜向けに仕立てた〈BIGDelicious〉シリーズを新提案、1個の重量が既存弁当品の1.9倍の大きさの「白身魚のタルタルソース」、1.7倍の「ソースとんかつ」、約2.3倍の「ほうれん草とチーズのささみかつ」の3品を投入する。〈WILDish〉では、「豚バラ生姜焼きめし」をラインアップ。弁当商材では、「OceanBlueえびとコーンの磯辺揚げ」や一口サイズのチヂミ「ふっくら揚チヂミ」などを投入する。
新シリーズから「羽根つきお好み餃子」 ―― イートアンドフーズ・新商品
大阪グルメを再現
イートアンドフーズは12日、〈大阪王将〉シリーズ家庭用冷凍食品の秋冬新商品を発表した。冷凍食品の新商品は4品、リニューアルは10品の計14品。8月より発売する。
今回の新商品も「大阪王将おうちで楽しむ街中華」をコンセプトに掲げた。新たに大阪グルメを再現した〈なにわシリーズ〉として「謹製 羽根つきなにわのお好み餃子」「同なにわ豚まん」を投入する。
「羽根つきなにわのお好み焼」は、焼いた後にソースとマヨネーズをかけ、鰹節とあおさをトッピングする本物お好み焼きと同様の食べ方を提案するこれまでにない羽根つき餃子。
「なにわ豚まん」は、玉ねぎと豚肉がギュッと詰まった、大阪名物の豚まんをイメージ。たまねぎの甘さとジューシーな焼豚の香りが食欲をそそる。
春に投入し好調のラーメンでは、新たに「クリーミー白胡麻担々麺」を投入する。白胡麻が香るクリーミーな濃厚担々麺で、アクセントに加えた“鉄”(高温の油で揚げた唐辛子)がスープのコクを引き立てる。
から揚げ商材では、ごろっと大きなサイズの唐揚げを600gの大容量サイズで提供する「大きなとりから600g」も発売する。
リニューアルは、「羽根つき餃子」と「ぷるもち水餃子」の2品。