冷凍食品新聞社 発行日(週刊・毎週月曜日)購読料1年33,600円(+税)昭和44年6月19日第三種郵便物認可

今週のヘッドライン|2022年3月第2週号

中食メーカーの知見を取り入れた商品の開発を強化 ―― セブン―イレブン・冷食戦略

新商品を紹介する園田SMD(左)
新商品を紹介する園田SMD(左)
デリカ製造のノウハウを生かした
デリカ製造のノウハウを生かした

 セブン―イレブン・ジャパンが中食メーカーの知見を取り入れた冷凍食品の強化に舵を切った。上期に製法にこだわった冷凍パスタ「金の蟹トマトクリーム」、スパイスの香りが豊かな「バターチキンカレー」など、デリカ製造のノウハウを投入した冷凍食品9品を発売する。10日に東京・千代田区の本社で初めて冷凍食品に絞った新商品説明会を開き、明らかにした。

 上期に発売する商品のうち、〈セブンプレミアムゴールド〉シリーズに追加する「金の蟹トマトクリーム」(税別398円、3月15日発売、製造はフジフーズ)、「金のボロネーゼ」(同、4月5日発売)は、電子レンジ調理によって2層のソースが混ざり合い、家庭で出来立てのような風味を楽しめる冷凍パスタ。「金の4種チーズピッツァ」(同498円、4月19日発売、製造は佐勇)は、累計の販売数が1000万食を超えた人気商品「同マルゲリータ」同様にオーブン調理にも対応しており、従来品とは一線を画した専門店品質の味わいを楽しめる。
〈セブンプレミアム〉シリーズに追加する「バターチキンカレー」(同348円、4月5日発売、製造は武蔵野)、「グリーンカレー」(同368円、同、製造はフジフーズ)、「マッサマンカレー」(同)、「キーマカレー」(同)は、様々なスパイスを適した温度とタイミングで炒めることで、芳醇な香りを引き出した。「いちごもちっと」(同198円、5月10日発売、製造は十勝大福本舗)「マンゴーもちっと」(同188円、同、同)は、チルド和・洋菓子製造のノウハウを生かして、消費者の好みの温度帯で楽しめるスイーツとして開発した。

●冷凍食品専用工場が順次稼働

 同社の2021年度の冷凍食品の売上は、18年比で60%増加している。ただし、新機軸商品の開発後に他の小売から同種の商品が発売されるまでの期間が短く、同質化が起きやすいという同社PBの注目度の高さに起因する課題も浮き彫りになっているという。
 そのため同社では、今後も独自性の高い売場を構築し続けるためには、中食の製造で培った「原材料」「設備」「レシピ」という強みを生かした商品の開発が不可欠だと判断。これまでベンダーに呼びかけてきた冷凍食品専用工場の新設も、2月に竣工したフジフーズ、今冬に竣工予定の武蔵野など3工場程度の稼働に目途が立ち「中食メーカーの強みを生かした商品を本格的に展開できる体制が整った」(園田康清デイリー部FF・冷凍食品シニアマーチャンダイザー)ことから、デイリーメーカーと共同の商品開発を強化する。
 なお、17年から進めてきた売場の拡大については、現在進めている「新レイアウト2020」への切り替えで一旦完了する見込み。20年下期に展開を強化した素材品については、住宅立地の店舗などに最適な商品として開発を継続する。全体の商品数は現在の80~90品から当面は大きく増やさない。

中華全包囲テーマに ―― イートアンドフーズ・新商品

店舗で人気の味
店舗で人気の味

 イートアンドフーズはこのほど大阪王将ブランド、2022年春夏の家庭用冷凍食品新商品として新商品8品、リニューアル4品の計12品を3月1日より発売した。
 今春夏の新商品のテーマは、「中華全包囲!~餃子メーカーから中華メーカー~」を掲げ、餃子に加え、ラーメンを新規投入、既存の炒飯などと合わせ大阪王将店舗のメニューを冷凍食品売場で提案することで、まとめ買い需要での客単価アップを狙う。
 餃子では、「大阪王将羽根つきタン塩餃子」を投入。厚切りカットの牛豚タンを配合、ポッカサッポロと共同開発のレモンコショウ付で、まるで焼肉を食べる感覚の餃子。冷凍餃子市場が拡大を続ける中でややアッパーな価格帯で展開する。水餃子では、にんにく醤油だれで、にんにく感をさらにアップさせた「大阪王将スタミナ肉ニラ餃子」を投入する。
 炒飯では、「スタミナ炒飯」をラインアップ。にんにくペーストでパンチあるにんにく風味、フライドガーリックとにんにくの芽で見た目もにんにく感を追求。既存の「羽根つきスタミナ肉餃子」、新商品の「スタミナ肉ニラ水餃子」と同品の3品で夏場のスタミナ需要に訴求する。
 ラーメンでは、今回「金華スープの醤油ラーメン」「スタミナ味噌ラーメン」の2品を投入した。「金華スープの醤油ラーメン」は、大阪王将店舗で人気の醤油ラーメンを商品化。スープに金華ハムエキスを使用し、コク深い本格的なスープが特長。コシのあるゆで伸びしにくい麺を使用。チャーシュー、もやし、ネギの具材付き。「スタミナ味噌ラーメン」は、大阪王将で創業当時に販売したメニューを再現した。味噌・豆板醤のコクと、ニンニクの旨みを効かせた旨辛濃厚スープ。

“朝に食べる”ミックス果実、ミニオンズポテトはデザイン刷新 ―― ライフフーズ・新商品

新作映画も公開予定
新作映画も公開予定

 ライフフーズは1日、春夏の家庭用新商品を発売した。冷凍果実ミックス「Power&Healthyモーニングミックス」を発売し、2020年秋冬に投入した冷凍つまみ〈今宵亭〉シリーズは荷姿を最適化するなどして展開を本格化させる。主力商品に育った「ミニオンズポテト」はデザイン、量目などを刷新した。
 「モーニングミックス」(300g)は、栄養価が高く、色移りのしにくいマンゴー、バナナ、アボカドを食べやすくダイスカットしてミックスした商品。白、緑、オレンジと彩りも鮮やかで、栄養価が高いフルーツを選りすぐった。
 冷凍つまみ〈今宵亭〉は、量販店に最適な入数に変更するなどして再提案する。ラインアップは「枝豆とすり身のガーリック炒め」(100g)、「屋台風焦がしイカもろこし」(同)、「ブロッコリーと魚介のアヒージョ風」(同)、「焼サバと野菜のトマトチーズ」(130)、「とろ~りチーズのハッシュポテト」(120g)、「黒胡椒香るベーコンポテト」(同)の6品。同社初の試みとなるNBの冷凍つまみで、いずれも同社の強みである冷凍野菜調達力を生かした。包装は縦型で、量販店のリーチイン什器で映えるサイズ感になるように工夫した。
 「ミニオンズポテト」(200g)は、パッケージをメインキャラクターケビン、スチュアートが大きく載るデザインに刷新し、量目を変更した。7月に予定されている新作映画によって更なる売上増に期待がかかる。

ザ★チャーハンをカップに ―― 味の素冷凍食品

セブン店舗で
セブン店舗で

 味の素冷凍食品は、8日から、「ザ★®チャーハン」がカップ容器に入った新製品『「ザ★®チャーハン」カップ』をセブン―イレブンの東京近郊地区(一部エリア除く東京、埼玉、千葉)で 発売する(その他全国地区(“沖縄除く”)では15日から発売)。
 『「ザ★®チャーハン」カップ』は、カップ容器のまま電子レンジで調理ができるため、お皿を使うことなく、自宅、外出先での食事としても「ザ★®チャーハン」を楽しめる。一個あたりの容量は 170g。CVSで販売されている麺類やおかず、汁物などと組み合わせやすいボリュームとなっている。

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