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今週のヘッドライン|2021年10月第3週号

「100周年記念碑」を披露、大櫛会長「永遠に語られる礎」 ―― (一社)日本冷凍食品協会

記念碑をバックに大櫛会長(右)、岡嶋町長(左)
記念碑をバックに大櫛会長(右)、岡嶋町長(左)

 (一社)日本冷凍食品協会は13日、「日本冷凍食品事業発祥100周年記念碑」除幕式を北海道・森町のオニウシ公園(道の駅YOU・遊・もり)で森町と共催で執り行った。除幕式で大櫛会長は、「冷凍食品発祥の記念碑が建立され、永遠に語られる礎が完成したことを冷凍食品業界としても大変喜ばしく思う」とした。森町からスタートした我が国の冷凍食品は1世紀を経た現在、新キャッチコピー「便利とおいしいのその先へ冷凍食品」の下、次のステージへ飛躍していく。

 1920年(大正9年)に北海道森町に日産10tの水産物を凍結する能力を持つ、日本で初めての本格的な冷蔵庫が建設された。2020年を「冷凍食品100周年」と位置づけている。昨年、100周年行事を予定していたが、コロナ禍で延期、今年も記念式典は中止となったが、除幕式は最小の参加者で執り行われた。
 除幕式には、日本冷凍食品協会から大櫛会長、木村均専務理事、三浦佳子広報部長と橋山暢浩ニチレイフーズ森工場長、森町側からは岡嶋康輔町長、増川正志森町教育長、野村洋町議会議長が出席した。
 除幕式での大櫛会長の挨拶要旨は以下の通り。
 1920年(大正9年)、この森町で、日本の冷凍食品事業が産声を上げた。噴火湾に面した森町は、豊かな水産資源に恵まれた地だが、それに着目したのが、実業家で、後に衆議院議員を務めた葛原猪平氏だ。当時、アメリカで学んだ冷凍技術に着目し、アメリカ人の冷凍技術者とともに帰国して、森町に日本最初の大型冷凍設備を建設した。さらに各地に冷凍冷蔵倉庫を建設したほか、冷蔵運搬船を建造するなど、当時としてのコールドチェーンの確立に大いに貢献した。
 この森町での冷凍食品事業は、その後も連綿として継続され、現在のニチレイフーズ森工場として繋がり、地域産業の発展に貢献している。
 森町のこの憩いの場に、日本の冷凍食品発祥の立派な記念碑が建立され、永遠に語られる礎が完成したことを、冷凍食品業界としても大変喜ばしく思う。
 日本冷凍食品協会では、今年度からのスローガンとして「べんりとおいしいのその先へ冷凍食品」を掲げている。この森町からスタートして1世紀を経た現在、今後の冷凍食品の在り方を示すものと考えている。

「冷凍食品の日」キャンペーン ―― 北陸フローズンフーズ流通協議会

現金1万円など当たる
現金1万円など当たる

 北陸フローズンフーズ流通協議会は、『冷凍食品の日』消費者キャンペーンとして、9月18日~10月31日まで、「北陸3県限定!!冷凍食品お買い得キャンペーン」を実施している。
 キャンペーンは、協賛メーカー14社の冷凍食品のパッケージのバーコード(JANコード)を各賞指定の枚数を1口としてスーパー設置の告知ハガキもしくは郵便はがきに貼付し必要事項を記入の上で応募する。
 賞品は、バーコード5枚1口でA賞「現金1万円」(50名)、2枚1口でB賞「JCBギフトカード2,000円分」(100名)に当たる。

【北陸フローズフーズ】▽【会員】(卸店)▽石川中央食品▽カナカン▽田中与▽日本アクセス▽北陸中央食品▽
【メーカー】▽味の素冷凍食品▽イートアンドフーズ▽ケイエス冷凍食品▽テーブルマーク▽トロナジャパン▽ニチレイフーズ▽ニップン▽日本水産▽日本ハム冷凍食品▽日清フーズ▽日清食品冷凍▽マルハニチロ▽ハインツ日本▽明治

東京支社展示商談会開く ―― 極洋

感染防止策を徹底し実施
感染防止策を徹底し実施

 極洋東京支社と極洋商事は12日、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急で「2021年展示商談会」を開催した。来場予定者は取引先約200社・600名。商品展示は約290品、試食12品。
 テーマは「極洋の商品力×提案力」。事業別の展示から市販食品、量販水産売場、量販惣菜、寿司・外食、給食・老健の5つの主要業態と新製品の6コーナーに分けてより販売シーンをイメージしてもらえる内容にした。
 また各コーナーではおすすめ商品を選定し、直系工場の極洋食品塩釜工場、キョクヨーフーズ製品を中心に一押し商品を紹介、新製品コーナーでは新規事業のクロシオ水産「黒潮の極みシリーズ」について映像を交え説明した。
 同展示商談会は例年8月に開催されていたが、昨年はコロナにより中止、今年は「2年連続の中止は避けたい」(服部篤東京支社長)と、8月実施を延期し、緊急事態宣言が明けた10月実施となった。
 開催に当たり、恒例の完全養殖クロマグロ「本鮪の極つなぐ(TUNAGU)」を使用した解体ショー、回転寿司レーンを使用したデモンストレーションは中止、来場者の入場時間も制限し、会場内でもソーシャルディスタンスを確保、試食アイテムも限定し、蓋付きトレーによる試食を会場内の試食専用コーナーで行うなど感染防止対策を徹底した。

“魚屋がパスタ”に海老入りボロネーゼ、DAIZ社「ミラクルミート」使用 ―― 柳川冷凍食品

まろやかで食べ応えある
まろやかで食べ応えある

 柳川冷凍食品(福岡県柳川市)は、本格冷凍パスタ“魚屋がパスタ”シリーズの新商品「海老入りボロネーゼパスタ」を9月15日から発売した。
 19年10月から発売している“魚屋がパスタ”シリーズは現在5品。ふんだんに使った魚介類とオリジナルの生パスタ麺を使用した冷凍食品で、「自宅で本格的な味が堪能できる」と購入者から好評を得て、これまでに累計100万食を販売している人気シリーズだ。
 今回発売する「海老入りボロネーゼパスタ」は、DAIZ社が開発した次世代の植物肉「ミラクルミート」を使用、さらにエビ、ナス、ブロッコリー、チェリートマトを贅沢に使い、モチモチ麺のフェットチーネに甘くてほんのちょっぴりピリ辛なオリジナルソースを絡め、まろやかで食べ応えのある商品に仕上げた。電子レンジで7分間加熱するだけで、本格的なパスタを味わうことができる。 また商品が見える透明なパッケージを使用、購入者に安心感を与えている。
 同シリーズはほかにエビ・イカ・アサリにガーリック・こしょう・ハーブを効かせたアヒージョ風ソースとオリーブオイルを加えた人気 No.1商品「海鮮アヒージョ風パスタ」、あさりとほうれん草・ブロッコリーに、チーズを入れたホワトソースにブラックペッパーとオリーブオイルを加えた子どもから大人まで人気のある「あさりたっぷりクリームパスタ」、イカ・アサリにトマトとチキンコンソメにガーリックを効かせたコク深いソースをからめ、バジルで香りよく仕上げた「海鮮トマトパスタ」、エビ・イカ・アサリに、レモンの酸味とペッパーの辛味を効かせたソースと、レモンピール・パセリをトッピングした爽やかな味わいの「海鮮レモンペッパーパスタ」、米味噌に、にんにく・コチュジャン・豆板醤のコクを加え、ごま油で風味よく仕上げた大豆そぼろ入りのソースが特徴の「汁なし担々麺風旨海鮮パスタ」の5品すべての商品にフィットチーネパスタ麺を使用している。

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