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今週のヘッドライン|2021年7月第2週号

3強カテゴリー強化 チキンに「むねから」投入 ―― ニチレイフーズ・新商品

米粉使用の衣でカラッと
米粉使用の衣でカラッと
2年ぶりの復活
2年ぶりの復活

 ニチレイフーズは、秋季新商品・リニューアル品として家庭用・業務用計47品を発売する。家庭用には冷凍食品の新商品13品、リニューアル品9品、常温食品新商品2品を投入。9月1日から発売する。チキン商材に鶏胸肉を使った「むねから」(東日本限定)を発売。〈米飯〉〈チキン〉〈冷凍野菜〉の3強カテゴリーにそれぞれ新商品を投入し強化を図った。さらにおつまみ、油調、大豆ミートなど新規需要の創造にも果敢に挑戦。多彩な新商品構成となった。

 チキンカテゴリーには東日本限定で、美味しさとボリュームにこだわった健康志向の唐揚げ「むねから」を投入。皮なしのむね肉を使用し、米粉を使用した衣でカラッと揚げることで、従来品に比べカロリー、脂質減を実現した。
 米飯カテゴリーには19年に発売され人気だった「牛すき焼めし」を復活した。牛バラ肉と牛モモ肉を使用。すき焼きの割り下をイメージし、2種類の醤油と砂糖で甘辛く、コク深い味わいに仕上げた。好評の“まぁるいシリーズ”には、「まぁるい釜めし鶏五目」が加わる。しっかり焼き上げた、釜めしならではのおこげの香ばしさが食欲をそそる。
 継続する家飲み需要に応えて発売するのは“今日は家飲み”シリーズ「ガーリックシュリンプ」「根菜入り鶏つくね」「梅しそささみ焼き」「スパイシーなんこつ唐揚げ」の4品。おつまみにぴったりな商品設計とした。電子レンジで簡便調理が可能なトレイ入り。
 コロナ禍の中、需要が高まる油ちょう品に、「パリッと皮の春巻」が加わる。5種類の具材を使用した、油で揚げるタイプの春巻。丁寧に巻いた独自製法の皮で、パリッと食感が楽しめる。1本45gと食べ応えがあり、8本入りなので、家族での夕食におすすめ。
 注目が高まる大豆ミート市場には第2弾「大豆ミートのからあげ」を上市。DAIZ社と共同開発したオリジナルの大豆ミート2種類を使用することで、まるでお肉のような旨味や食感、ジューシー感を再現。一般の鶏のから揚げに比べて、コレステロールオフを実現、イソフラボンを3.6㎎摂取できる。
 野菜をもっと手軽に摂取できる“冷凍調味料”シリーズに第2弾「いろいろ使える味付きオクラ&やまいも」が加わる。薄口醤油ベースで和風に味付けしたオクラとやまいものミックス自然解凍が可能で、手軽に健康感をプラスできる。好きな分だけ使える保存に便利なチャック付。(詳細を本紙に掲載)

「ザ★ハンバーグ」発売 餃子のアイテムを拡充 ―― 味の素冷食・新商品

牛肉100%
牛肉100%

 味の素冷凍食品は8月8日より、家庭用新商品4品、リニューアル品9品を地域限定品1品を発売する。また、同日より「レンジで焼ギョーザ」、10月3日より「米粉でつくったギョーザ」の販売エリアを全国に広げる。
 新商品のうち、人気の〈ザ★〉シリーズには、「ザ★ハンバーグ」を投入する。牛肉を100%使用し、肉の旨味を閉じ込めたハンバーグ。ニンニク醤油ベースのソースと溶け出すバターのコクが食欲をそそる。
 「黒豚大餃子」は、鹿児島県産の黒豚を100%使用してXO醤をきかせたコク深い中具をもっちりとした皮で包んだ。大粒でひと口噛むと溢れんばかりの肉汁を堪能できる。北海道限定品の「ギョーザ32個ecoパウチ」は、包装材料の一部に再生プラスチックを使用した大袋商品。廃棄されるプラスチックを32%削減した。
 「地鶏釜めし」は、国産米と徳島県産阿波尾鶏を使い、ひと釜ひと釜直火で丁寧に焼き上げた。
 お弁当カテゴリーには小麦、卵、乳不使用の「国産鶏のやさしいからあげ」を追加する。国産鶏を使用し、幼児・児童の弁当にも安心して使える。

 ●「ギョーザ」の豚肉を1.5倍に

 リニューアル品のうち、「ギョーザ」は豚肉を約1.5倍に増量し、よりジューシーな味わいに改良した。「しょうがギョーザ」は、名称を「生姜好きのためのギョーザ」に変更するとともに、きざみとおろしの2種類の生姜を使用して、さわやかな辛みとピリッとした刺激を感じられるようにした。「水餃子」は、肉の量を10%増量した。
 からあげカテゴリーのうち、「やわらか若鶏から揚げボリュームパック」は冷めた状態でも衣の食感が良くなるように改良し、「ゆず胡椒のチキン香り揚げ」はゆず胡椒を増量した。また、「塩麹レモンから揚げ」は手に取りやすいデザインに、「ザ★から揚げ」は保存に便利なジッパー付きにパッケージを刷新した。(詳細を本紙に掲載)

「極旨!ももから揚げ」 食卓向けから揚げ本格参入 ―― マルハニチロ・新商品

から揚げ市場に本格参入
から揚げ市場に本格参入

 マルハニチロは6日、2021年秋季新商品・リニューアル品を発表した。
 家庭用冷凍食品は新商品14品、リニューアル品15品の計29品。発売日は9月1日(一部8月1日)。
 家庭用の一押し商品は、〈新中華街〉シリーズ「極旨!ももから揚げ」(500g)。赤坂璃宮譚オーナーシェフ監修で、若鶏のもも肉を塩こうじに漬込み、柔らかくジューシーにし、特製醤油だれと香辛料で上質な美味しさに仕上げた。粉をまぶすブレッタリング製法による薄衣仕立てで手作り感も出した。タイ協力工場生産。伸長著しい食卓向けから揚げマーケットに本格参入する。同品のみ8月1日発売。
 米飯では、ガーリックが効いた豚バラ肉入りの食べ応えある炒飯〈WILDish〉シリーズ「ガーリックめし」(250g)と、北海道産のホタテを直火で香ばしく炙り、にんじん、きぬさや、油揚げなど7種の具材で仕上げた「炙り焼きほたてめし」(360g)をラインアップする。
 麺類では〈新中華街〉「辛味噌五目タンメン」(1人前447g)を投入。白菜、もやしなど7種の具材が入った味噌風味のタンメン。
 ピザでは、「耳までチーズマルゲリータ」(1枚253g)。ドリアでは「こんがりと焼いたチキンとトマトクリームのドリア2個入」(2個400g)。
 厳選した海の素材を使用し食卓・弁当にも使える〈Ocean Blue〉シリーズには「まぐろ&タルタルソース」「あじフライ」などをラインアップ。弁当向けにはたまごサラダを国産肉で包んだ「デミたまハンバーグ」や〈くまちゃん占い〉「てりやきチキングラタン」を投入する。(詳細を本紙に掲載)

2年ぶりフードランド ―― 旭食品

旭食品

 旭食品は7、8日の2日間、高知市の高知ぢばさんセンターで2年ぶりとなる秋季総合展示会「フードランド2021」を開催した。
 同社も昨年1月以来のリアルでの展示会。来場者数を絞り、感染症対策を徹底して行った。竹内孝久社長は「リアルの良さを追求した展示会にしたい」とした。

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