冷凍食品新聞社 発行日(週刊・毎週月曜日)購読料1年33,600円(+税)昭和44年6月19日第三種郵便物認可

今週のヘッドライン|2021年6月第2週号

冷食で業務用にタマゴ代替食品―― キユーピー・新商品

ハンバーガーにも
ハンバーガーにも
プレーンな味わい
プレーンな味わい

 キユーピーは6月30日より、同社プラントベース(植物由来)フード商品第1弾として原材料の大部分を植物由来のものから作った冷凍食品「HOBOTAMA(ほぼたま)」(120g/20袋)を業務用市場向けに販売する。同商品は豆乳加工品をベースに、スクランブルエッグのような見た目を再現した。代替肉に代表されるプラントベースフードが各業態で高い注目を集める中、同社が強みを持つ卵の代替になる商品を投入しユーザーに新たな選択肢を提案。今後も卵代替食品を中心にプラントベースフード拡大を図っていく。

 同商品は多様化する食のニーズに対応したプラントベースフード。植物性主体の原材料(豆加工品ベース)で作った、半熟上のスクランブルエッグのような見た目と食感が楽しめる。卵は不使用。プレーンな味わいでメニューの汎用性があることも特長となっている。
 主な提案先は飲食店(ファストフード、ホテル)、給食など。単品としてだけではなく、他のプラントベースフードと組み合わせることで、プラントベースフードのみでメニューを完結させることが可能。また、アレルギーなど様々な理由で卵を食べられない消費者にも寄り添う商品として、秋冬の業務用向け新商品の発売に先駆けて提案していく。(詳細を本紙に掲載)

新会長に吉岡氏(テーブルマーク社長) ―― 日本冷凍めん協会

吉岡会長
吉岡会長

 (一社)日本冷凍めん協会は9日、書面にて行われた「第18回通常総会」において新会長に吉岡清史テーブルマーク社長を選任した。吉岡新会長は就任に当たり次の通り挨拶した。
 私たちの生活、中でも食を取り巻く環境は大きく変わり、市場も大きな変化を続ける中、冷凍めんに対する期待はますます高まっている。
 各会員企業様においては、新型コロナウイルスの感染防止に取組みながら日々生産に当たっていると思うが、このような事態であればこそ、ますます安全な食品の供給が求められていると考えている。
 こうした中、今年度の事業計画としては、消費者の信頼を得るための安全で安心な商品づくりを継続的にサポート、冷凍めんおよびRMKマークの価値向上と浸透活動、「冷凍めんの表示に関する公正競争規約」の制定に向けた取組みの継続と会員企業の皆様からの要望・意見の集約、および協会施策への展開、業界全体のレベルアップのための教育とコミュニケーション活動―に取組んでいく。(詳細を本紙に掲載)

 【新任役員】▽会長(代表理事)=吉岡清史(テーブルマーク社長)▽副会長・情報委員長=岩田功(シマダヤ常務取締役)▽副会長鳥居憲夫(全国製麺協同組合連合会会長)▽理事・会計担当=道添秀樹(フレッシュ・フード・サービス社長)▽理事=上和田公彦(日清食品冷凍社長)

新会長に中込武文氏 ―― (一社)日本給食品連合会

中込会長(右)と野口名誉会長
中込会長(右)と野口名誉会長

 (一社)日本給食品連合会は9日、東京・八重洲のTKP東京駅セントラルカンファレンスセンターで第5回定時総会、日給連グループ報告会を開いた。
 実績では、推奨商品事業(9社)は前年比7.9%減。選定品事業(16社)は2.8%減、目標達成メーカー7社。シルバー斡旋商品12.7%増、一般斡旋商品6.5%増となった。
 任期満了に伴う役員改選では、第10代会長に中込武文理事を選任。副会長全員が新任となり、また、情報事業委員長には富永哲生理事を選任した。野口昌孝会長は名誉会長に就いた。
 総会後の記者会見で中込新会長は、「大きな環境変化に対応するためにも、業界団体は、一企業ではできないことを皆さんの英知を結集してスケールメリットを出しながら、あるべき方向に進まなければならない。世の中の変化、業務用食品卸業界の過去からの慣例にズレが起きていては健全な発展は望めない。大きな課題はたくさんあるが、今回の理事改選で各支部長も全員変わり、理事の方も新しい方が選任された。皆さんと相談をしながら進めていきたい。若い経営者のセンスが求められる時代となっている」と述べ協力を求めた。(詳細を本紙に掲載)

 【日給連新役員体制】
 ▽名誉会長 野口昌孝
 ▽会長 中込武文
 ▽副会長北部支部長 岡村弥▽同東部支部長 福島毅春▽同中部支部長 浅地則夫▽同西部支部長 松並孝至▽同九州支部長 酒井信吾▽情報事業委員長 富永哲生
 ▽理事 阿部幸也、窪田洋一郎、濵村晃、藤田亮一、榊原義行、濵田泰亘、田中万弥、重信耕二
 ▽専務理事 大塚史生
 ▽特別会員顧問 的埜明世(日本水産)、長南収(キユーピー)
 監事 原田晋一、加藤和彦、松木昭和

新会長に池見マルハニチロ社長 ―― (一社)日本冷蔵倉庫協会

的埜前会長(左)、池見新会長
的埜前会長(左)、池見新会長

 (一社)日本冷蔵倉庫協会は4日、東京・芝公園の東京プリンスホテルで定時総会を開催した。
 開会に当たり挨拶した的埜明世会長は、「新型コロナに翻弄された1年だったが、最低限の協会活動は維持できた。今年に入ってから在庫水準が減少傾向にあると聞いており多少心配しているが、今後ワクチン接種が進んでいけば、世の中も徐々に以前の姿に戻っていくものと思うし、それまでの辛抱ではないかと思う」とした。
 任期満了に伴う役員改選では、新会長に池見賢マルハニチロ社長が就任、池見新会長は、「コロナがなかなか収まらない。今後ワクチン接種が進んでいけば業務用食品中心に戻ってくると思う。協会活動では予算、税制改正の要望が重要な時期である。物流効率化法の延長や来年度で期限が到来する自然冷媒機器導入の補助金の継続についてはこれまで以上に注力していきたい。(詳細を本紙に掲載)

会社所在地

〒160-0008
東京都新宿区三栄町24番地
黒田ビル2階