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今週のヘッドライン|2021年5月第4週号

新世紀、次なる進化、キャッチコピー刷新「べんりとおいしいのその先へ」 ―― (一社)日本冷凍食品協会

大櫛会長
大櫛会長
新キャッチロゴ
新キャッチロゴ

(一社)日本冷凍食品協会は19日、東京都中央区のロイヤルパークホテルで「令和3年度通常総会」を開催した。広報事業では、冷凍食品(100+1)周年」を新世紀の第一歩として位置付け、記念事業のほか、広報事業全体で統一的に展開。新世紀の1歩に当りキャッチ・ロゴを「べんりとおいしいのその先へ」に刷新し、ベースに各PR活動を展開する。訴求対象は引き続き「シニア」をメインターゲットとするほか、単身世帯、子育て世代、冷凍食品ノンユーザーなど細分化した需要にも対応していく。

 冒頭挨拶した大櫛顕也会長は2020年の冷凍食品の国内生産量が155.1万tと減少(前年比97.7%、約4万t減)。一人当たり年間消費量も22.6㎏と、6年ぶりに減少したことについて触れ、「家庭用は、外出自粛やテレワークの浸透などにより、新規ユーザーが増えたことに加え巣ごもり消費の拡大によって総じて好調(111.4%)だった。一方、生産の過半を占める業務用は、産業給食・学校給食、一般外食などの需要が極端に減少し、大幅な減少(87.0%)となった。今後、家庭用については、新規ユーザーを継続的なユーザーとして取り込んでいく方策を講じていくことが求められる。業務用については、需要回復を願うことはもちろんだが、冷凍食品を活用できる分野のすそ野を広げていくことが重要になってくる」とした。さらに、「家庭用、業務用の垣根を越えて、お客様の望む形での提供を開拓していくことも必要ではないかと思う」とした。
 令和3年度事業計画では、広報事業では、2021年を「冷凍食品(100+1)周年」として新世紀の第一歩と位置付け、記念事業のほか、広報事業全体で統一的に展開する。訴求対象としては、需要拡大が見込まれる「シニア」を引き続き主なターゲットとするほか、単身世帯、子育て世代、冷凍食品ノンユーザーなど細分化した需要にも対応していく。また、冷凍食品アンバサダーの三國清三氏を引き続きバックアップする。
 新世紀の第1歩として、業界統一キャッチ・ロゴ「べんりとおいしいのその先へ」に刷新した。キャッチには、「今後も社会や生活者のニーズの変化に応じた価値を提供しながら成長を続けていく」と決意を込めたもの。今後は同キャッチコピー・ロゴをベースにPR活動を展開する。
 役員体制では新任理事に大西宏昭氏(ヤヨイサンフーズ)、吉岡清史氏(テーブルマーク)、新任監事に合田賢一氏(三菱UFJ信託銀行)がそれぞれ就任した。(詳細を本誌に掲載)

家庭用市場に参入 国産原料の凍菜3品発売 ―― ニチノウ

四つの「みかた」
四つの「みかた」
関専務
関専務

 業務用冷凍野菜、カット野菜製造販売を主力に事業を展開する、せきのグループ会社ニチノウ(茨城県かすみがうら市、関孝範代表取締役)が家庭用冷凍食品市場に参入する。
 5月24日に〈mikata(みかた)〉シリーズを立ち上げ、冷凍野菜3品を発売する。国産原料を使った安全・安心な付加価値型商品として、量販店、生協ルートなどに提案を進める。NBの家庭用冷凍野菜を展開するのは同社初の試み。
 今回発売する商品は、「北海道産アスパラガス」(140g、北海道工場製造)、「同ブロッコリー」(180g、同)、「茨城県産ほうれん草」(250g、石岡工場製造)の3品。いずれも、①“手間”抜き商品の展開と積極的なレシピ提案で「食卓の味方」になること②栄養価の高い冷凍野菜の提供で「元気の味方」になること③国産野菜の消費拡大に貢献し「農業の味方」になること④包装にバイオマスインキを用いることなどで環境負荷を低減し「地球の味方」になること、という四つのブランドコンセプトの下で開発した。
 家庭用市場への参入に当たって店頭販売用の冷凍什器も用意した。シリーズのロゴマークなどをあしらった蓋付の平台で、冷凍販売の設備がない青果売場での展開を希望するチェーンに数量限定で無償貸与する。
 同社の関史嗣専務取締役は、「巣ごもり需要の拡大で、日々の食事に冷凍野菜を取り入れる消費者が増えていることを受けて、市販用市場への参入を決めた。長年の業務用冷凍野菜の製造で培った商品づくりのノウハウと、国産原料の調達力という強みを生かしながら、当社の安全安心で味わいに優れた国産冷凍野菜を食卓に届けていきたい」と語った。
 シリーズのブランディングを担当した井上麻知子ブランドマネージャーは、「同シリーズは、“手間なし無駄なしにっぽんの野菜”というキャッチフレーズの下で、野菜の生産者から商品を口にする生活者まで、当社に係るすべての方々の味方になりたいという思いで開発した。今後も積極的に商品開発を進めていきたい」としている。(詳細を本誌に掲載)

テイクアウト用生パスタ ―― 日清フーズ

 日清フーズはこのほど、業務用冷凍食品新商品として時間が経っても食感が長持ちする「テイクアウト用生パスタ」([220g×5]×4×2)を発売した。
 同商品は湯せん30秒ですぐ解凍でき、時間が経っても食感が長持ちするので、カフェやレストランのパスタメニューに最適。「押し出し製法」により歯ごたえのある食感を実現するとともに、デュラムセモリナを配合し風味のよい生パスタに仕上げている。
 テイクアウト需要やデリバリー需要が急速に伸びている中での投入であり、立石博英業務用営業部営業技術グループグループリーダーは「以前より、時間が経っても伸びにくいパスタはないかと研究開発を進めてきたが、今回、完成にこぎつけ発売に至った。加えてコロナ禍でマーケットニーズとしてもテイクアウト需要が伸びていたこともあり、より商品特長がわかりやすいネーミングとした。テイクアウト以外にも惣菜売場向け、またその場で食べる場合にも食べている間に麺が伸びない商品としてご利用いただきたい」としている。

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