冷凍食品新聞社 発行日(週刊・毎週月曜日)購読料1年33,600円(+税)昭和44年6月19日第三種郵便物認可

今週のヘッドライン|2021年5月第1週号

デリカ工場製造の冷食強化 独自性高い商品追求 ―― セブン・上期商品戦略

ヒット商品に
ヒット商品に

 セブン&アイ・ホールディングスは4月30日、オンライン上で商品戦略説明会を開催し、今後の〈セブンプレミアム〉ブランドの冷凍惣菜の商品開発において、惣菜・弁当工場などへの委託を増やす考えを示した。常温、チルドなどの惣菜工場に新たに冷凍食品の製造設備を設置して、惣菜製造の知見を取り入れた商品を開発する。セブンの弁当・惣菜製造元として長い歴史があるベンダーに冷食の製造を委託することで、独自性の高いラインアップを揃える。

 ベンダー製造の冷食は、デリカウイング(広島県)製造の既存品「広島お好み焼き」などがヒット商品になっていることから、商品開発を強化する。同社は昨年の開催した下期商品説明会の席上で、日本デリカフーズ協同組合(セブン―イレブンの中食製造するメーカーの組合)の知見を取り入れた冷凍食品の開発を強化する方針を示していることから、今後の同組合の組合員に委託する比率が高まると見られる。なお同社では、今後の冷凍惣菜の製造について「ベンダーへの委託が主軸になる訳ではなく、あくまでも単品毎に最適な製造先を選定する方針だ」としている。
 ベンダー開発の冷凍食品は、「ふっくら煮あげた特製牛皿」「本格ソースの海老チリ」「海鮮具材とペンネのアラビアータ」「香ばしい炙りねぎチャーシュー」などの発売を予定している。
 これら商品は、いずれもトップシールで冷凍おつまみ〈おかづまみ〉シリーズと同様、包装の規格を統一している。
 会見に登壇した青山誠一取締役執行役員商品本部長は、「昨年から、大手食品メーカーが製造する商品に加え、中食専門の工場に冷凍設備を置いてどのような商品が作れるかということに取り組んできた。今後も順次商品を投入し、セブンイレブンの冷凍食品に対する認知を高めたい」としている。

20年度の冷食・売上3割増に

 また同会の席上では、2020年の冷凍食品の売上が3割増と大幅に伸びたことを明らかにした。
 2020年は冷凍食品売場の拡大を続け、平台什器を2台以上設置している店舗の割合が全体の51.5%に拡大したことなどが奏功した。(詳細を本紙に掲載)

20年度冷食12.7%減 ―― JFSA

 日本外食流通サービス協会(JFSA・滝口良靖会長)は4月23日、2021年度総会及び方針説明会をZOOMで実施した。
 2020年度の共販実績は冷凍食品386億4700万円(前年比87.3%)、一般食品230億6600万円(同83,4%)で、冷凍食品と一般食品を合わせて617億1300万円(同85.8%)となり、目標669億5000万円に対する達成率は92.2%となった。PB商品の実績は202億1100万円(同85.8%)、推奨品の実績は54億7500万円(同95.2%)だった。(詳細を本紙に掲載)

低温をグループ収益の柱に ―― 国分グループ

山崎常務
山崎常務

 国分グループは4月20日、都内で低温フレッシュデリカ令和3年方針説明会を開き、低温関係の取引先関係が出席した。
 グループの低温フレッシュデリカ統括部の方針について山崎佳介国分グループ本社取締役常務執行役員低温フレッシュデリカ統括部長が説明した。
 2021年度の方針としてはフレッシュデリカ統括部では、①統制統括②機能強化③事業創造④事業推進の4つの役割を掲げた。「統制統括」は、販売と仕入れをつなぐ情報をまとめて意思とし、方針を作り上げる。「機能強化」は、低温フレッシュデリカ事業の独自機能を考え、磨き強化する。「事業創造」は、国分グループで保持する機能や共創圏を活用し、新しい事業モデルを構築する。「事業推進」は、現在の事業モデルの展開や成功モデルの共有としている。ミッションでは、「機能強化と事業創造を推進し、社内外の共創パートナーと共に低温事業を国分グループの収益の柱に成長させていく」としている。ミッション実行に向けた3つの戦略領域としてカテゴリーでは「低温」「フレッシュ・デリカ」、ルート開発では「中食」を設定し、それぞれに柱となる取組みを行う。「低温事業」では、国分ならではのナンバーワンカテゴリーを増やし、「モノ売とコト売りの両輪」で低温事業を収益ビジネスに進化させる。戦略の柱として、規模拡大から利益確保への重点シフト、カテゴリー別戦略の実践、取組みカテゴリーを明確にしたコンサルタント卸の実践など8つの柱戦略を掲げている。「中食」では、高付加価値商品研究開発、フレッシュデリカへの挑戦などを7つの柱戦略を掲げている。これらの戦略を遂行するために「あつめる」「つくる」「はこぶ」「まもる」の従来の機能に、「まなぶ」「つなぐ」を加えた6つの機能で取組んでいく。(詳細を本紙に掲載)

伊藤冷食協前会長に旭中、中込元全給協会長に旭小 ―― 春の叙勲

中込氏
中込氏
鈴木氏
鈴木氏
伊藤氏
伊藤氏

政府は4月29日、春の叙勲褒章を発表した。
業界関連の主な受章者は次の通り(敬称略)。
〈勲章〉
【旭日重光章】
 ▽小林浩(元日本ハム社長)
【旭日中綬章】
 ▽伊藤滋(マルハニチロ会長、一般社団法人日本冷凍食品協会前会長)
▽鈴木豊(元キユーピー社長)▽郡昭夫(元ADEKA社長)
【旭日小綬章】
 ▽中込豊秋(元全国給食事業協同組合連合会会長)(詳細を本紙に掲載)

会社所在地

〒160-0008
東京都新宿区三栄町24番地
黒田ビル2階