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今週のヘッドライン|2020年9月第4週号

10月冷食月間イベント多彩に ―― (一社)日本冷凍食品協会

 (一社)日本冷凍食品協会は10月の冷凍食品月間、10月18日『冷凍食品の日』に合わせた各種広報イベントを今年も実施する。今年は、冷凍食品100周年の記念すべき年であるが、新型コロナウイルスの影響で記念式典は延期、一般消費者向けPRイベントは中止となった。しかし、新たに冷凍食品レシピコンテストの開催を決定、また、冷食JAPANを核に新聞、テレビ、ラジオなどを活用し10月18日『冷凍食品の日』、10月の冷食月間を盛り上げていく。

 冷食月間に行われる協会のイベントは、冷凍食品レシピコンテスト、農林水産省「消費者の部屋」特別展示、展示会「冷食JAPAN2020」、その他、新聞広告、ラジオ冠番組に加え、新聞、テレビ、ラジオで冷凍食品の日をPRする。冷凍食品レシピコンテスト「冷凍食品100周年~10月18日は冷凍食品の日~冷凍食品レシピコンテスト」は、一般の部・ジュニアの部(中学生以下)の2部門で行われ、最終2次審査では委員長に冷凍食品アンバサダーで洋食料理家の三國清三氏、副委員長に大櫛顕也日本冷凍食品協会会長が務め、グランプリ各部門1名、準グランプリ各部門4名を選び、審査結果は10月18日の冷凍食品の日に読売新聞朝刊、協会ホームページ等で発表する。9月13日に応募が締め切られたが、一般の部で128件、ジュニアの部で24件の応募だったとしている。
 農林水産省「消費者の部屋」特別展示は、9月28日~10月2日の5日間(28日は12時から、2日は午後1時まで)、テーマに「ココロにおいしい、冷凍食品」を掲げ、パネル、ダミーパッケージ等の展示や100周年のパネル等も掲示する。試食は行わない。
 展示会「冷食JAPAN2020」は10月7日~9日の3日間、東京ビックサイト青海展示棟で実施する。入場は事前登録制。
 新聞広告では、10月18日の『冷凍食品の日』に読売新聞朝刊(全国)カラー1ページで三國清三氏と大櫛会長の対談、レシピコンテストグランプリ受賞レシピの紹介等を掲載する。「読売KODOMO新聞(タブロイド判)1ページカラー」では、レシピコンテストのジュニア部門グランプリ受賞レシピの紹介、冷凍食品の基礎知識を子供に分かりやすく解説する。その他、「西日本新聞(九州エリア)」10月17日付全5段カラーの記事体広告では、「教育家庭新聞」(10月19日)での給食現場における冷凍食品の活用事例などを記事体広告で紹介する。
 テレビでは、PKB毎日放送(福岡エリア)に10月中の番組で三浦佳子広報部長が、冷凍食品の基礎知識とともに、ひとくふうレシピの紹介など解説する。

ニッポン放送 冠ラジオ番組

 ラジオでは、協会協賛の冠ラジオ番組も今年も実施する。10月18日、ニッポン放送・日本冷凍食品協会特別番組「天野っちのココロにおいしい冷凍食品」(19時~20時)の1時間番組を行う。ゲストの天野ひろゆき(キャイーン)氏と広報部長が、試食を交えながら冷凍食品100周年やおいしさの秘密について解説する。その他ラジオでは、ラジオ大阪の「#ラジぐう」(10月14日13時37分~45分仮)で、吉本芸人と広報部長が冷凍食品の魅力を語る。KBS京都Radio「ま~ぶる木曜」(10月15日12時22分~27分頃)では、広報部長が冷凍食品の魅力や特性について伝える。RKB毎日放送(福岡エリア)「RKBラジオまつり」(10月18日13時~13時15分仮)では、レシピコンテストグランプリ受賞レシピを再現しながら、広報部長が冷凍食品の魅力や特性について伝える。またその様子をYouTubeLIVE、RKB毎日放送公式チャネルで動画配信する。「アナウンサーの時間」(11月2日22時10分~28分仮)では、局アナと広報部長が冷凍食品の試食を交えながら、冷凍食品の特性やおいしさの秘密について伝える。
 ウェブでは、「YOMIURI ONLINE」で10月18日にトップページ、同サイト内の「発言小町」の小町おすすめ情報では10月18日~11月1日に「10月18日は冷凍食品の日」を紹介するバナーを掲載する。
 また、東京都消費者月間「WEB交流フェスタ2020」に参加。特設サイト「ウェブース~消費生活いろいろブース」で、30秒の啓発動画3編など冷凍食品の優れた特性を紹介する。

(一社)日本冷凍食品協会

直近の冷食売上4割増 ―― ファミリーマート

小松マネジャー
小松マネジャー
有名店の味
有名店の味

 ファミリーマートは15日、同社本社で開いた会見の席上、7月度の冷凍食品の売上が前年比約40%増と伸びたことを明らかにした。巣ごもり需要の高まりで売上が好調だった4~5月と同等の伸び率を維持した。緊急事態宣言の解除後も、冷凍食品の需要が高止まりしていることがわかった。
 今後の商品開発は、素材系の冷凍食品を強化していく。Withコロナの市場で家庭内で調理を行う人が増えていることから、冷食の売上を更に伸ばす好機と見ている。小松正人生活デイリー部チルド飲料・冷凍食品・アイスグループマネジャーは、「冷凍食品は現在約60品あるが、これまでつまみや素材を強化した分、素材系はややアイテム数が少ないと感じている。商品開発を強化して、手作り需要を取りこぼさないようにしたい」としている。
 アイテム数の拡大は「売場の制限があるが、必要があれば取り組みたい」(鈴木孝広生活デイリー部生活デイリーグループマネジャー)とした。

さっぽろ純連監修のチャーハンを発売

 同会の席上では、22日に<お母さん食堂>ブランドから冷凍食品新商品「札幌純連監修 チャーハン」(税込278円)を発売することも明らかにした。
 北海道の有名店「さっぽろ純連」監修の下で、同店の味わいを忠実に再現した。ラードでコクを出し、高温でパラッと炒めることで香ばしさを演出。たっぷりはいった焼豚と卵のシンプルな組み合わせで、チャーハン本来の味わいが楽しめる。有名店の看板メニューを冷食化して新規ユーザーの獲得を図る。
 なお、同日から10月5日まで、同ブランドの冷凍食品、惣菜、サラダ、日配・生鮮品を2品購入することで一律30円を値引きするキャンペーンも実施する。

英国の低温物流会社買収 ―― ニチレイロジ

 ニチレイロジグループ本社は14日、同社の英国子会社Thermotraffic UK(以下、TTUK)が、同国で低温物流事業を手掛けるKevin Hancock社を買収したと発表した。TTUKは、KevinHancockの株式を9月2日に50%取得し、同社を子会社化した。
 ニチレイロジグループは日本最大の冷蔵保管能力を有しており1988年のオランダ進出を皮切りに欧州でも低温物流事業を展開している。英国では、2014年9月にTTUKを設立した。現在の欧州拠点地域:オランダ、ドイツ、フランス、ポーランド、英国)
 今回、買収したKevin Hancockは、英国内陸部のニューアークに冷蔵倉庫を持ち、保管業務に加え、畜肉をはじめとした冷凍品の解凍、あるいは生鮮品の急速凍結など様々なサービスを提供している。
 同社の冷凍倉庫設備能力は冷凍1500t、冷蔵500t。
 今回の買収により、通関・輸配送に加え、各種付帯サービスの提供を実現することで更なる事業拡大を目指していく。

共同開発のホットケーキまんを発売 ―― 井村屋×森永製菓

森永製菓とコラボ
森永製菓とコラボ

 井村屋は25日、市販用冷凍食品新商品として、森永青菓と共同開発した「ホットケーキまん」(2個入、税抜350円)を期間限定で発売する。
 1月にチルド帯の期間限定品として発売した商品。見た目や味がSNSを中心に話題を集め、再発売の要望が多かったことから、個包装の冷凍食品としてリニューアルして今回、再発売した。

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