オンライン提案会スタート ―― 尾家産業
尾家産業ブース
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尾家産業は8月19日、「2020年秋季On―line提案会」をスタートした。テーマは「つながるOIE」とし、デジタルでも外食ユーザーとメーカーをつなげる同社の役割を示した。出展社数は約100社からスタートし、随時増やしていく。27日現在で来場者数は東名阪の取引先を中心に3000人を超えており、期間中1万人を目指す。オリジナル企画では、「テイクアウト」へのメニュー提案や、飲み物と料理のマリアージュ「フードペアリング」等を用意し、コロナ対応からアフターコロナまでを見据えた提案に力を入れた。
提案サイトの構成は、①尾家産業ブース②キーワード検索(飲食店/給食/中食/ヘルスケア/朝食/時短&人手不足/主食/主菜/副菜/デザート&飲料)③協賛企業検索④カテゴリー検索⑤お気に入りリストとした。商品登録数は冷凍食品カテゴリーが280品。メーカー商品の紹介ページには、声と言葉で商品を案内する「商品紹介動画」も準備し、安全確保のために試食できないという2次元提案会のデメリット解消にも努めた。
来場したユーザーはまず、気になる商品を⑤お気に入りリストに追加し、その中からサンプルを依頼できる仕組み。秋冬商品については、依頼期間は8月19日~9月19日まで(サイトの公開は年末まで)。
①尾家産業ブースは、特別企画「テイクアウト」「フードペアリング」をはじめ、「冷凍おせち」「やさしいメニュー」「新発売PB商品」をこれまで通り案内する。
説明に当たった坂口泰也取締役営業本部長は、「安全を優先して提案会中止を決定したが、こんな時こそ、新しいメニューや、新商品の情報がほしいとの声があり、まずオンラインではやってみようということ。日々改善できるのはオンラインならではのメリットだ。既存の取引先様だけでなく新規ユーザーへの営業にも活用しており、一人でも多くの方に見ていただきたいとは思っている」としている。
FFが前年超えも ―― 外食・7月度
(一社)日本フードサービス協会は25日、7月度の外食産業市場動向調査結果(店舗数=3万7810店)を発表した。
それによると、7月は前半に回復傾向が見られ全店ベースで売上高85・0%となったが、新型コロナウイルスの感染再拡大により中旬以降はブレーキがかかった。
客数81・5%、客単価104・4%。
月次の変化をみると=グラフ=、新型コロナによる外食産業への影響は4月に最も大きく前年同月比6割を記録。その後、5月、6月と回復したが、7月は回復幅が縮小した。
また、立地や業態により回復傾向に濃淡があり、繁華街立地の店舗、飲酒を伴う業態では苦戦が続いている。
7月度も、FF洋風は前年越えとなったが、パブ・居酒屋は前年同月比半減の状態が続いている。
業態別の動向では、ファストフードは店内飲食の回復とともにTO&D需要が牽引。洋風105・1%、和風96・1%、麺類79・8%、持ち帰り米飯・回転寿司94・7%となっている。麺類は、引き続き商業施設立地店の回復がやや遅かった。
青の洞窟を大幅刷新 ―― 日清フーズ
圧倒的具在感
日清フーズは21日、オンライン上で2020年秋冬新製品発表会を開催、常温品新製品21品(うちリニューアル7品)と冷凍食品新製品13品(同4品)の計33品を発表した。
冷凍食品は9月4日より発売。初年度売上目標は50億円を見込む。今回の新製品では発売25周年を迎えた〈青の洞窟〉ブランドを大幅刷新。期間限定で展開していた〈青の洞窟 GRAZIA(グラツィア)〉をトレー付き外装パッケージなしの新包装形態で発売するとともに、レギュラー品は縦型パッケージに変更し具材感やソース量などを見直した。
「青の洞窟GRAZIA 4種魚介のペスカトーレ」「同 海老と彩り野菜のうにクリーム」「同 牛肉のラグーソース リガトーニ」の3品ではトレー付き包装形態にすることで圧倒的な具材感を実現。見栄えのするデザインで高級感を演出する。〈青の洞窟〉では「牛肉と赤ワイン仕立てのボロネーゼ」燻製パンチェッタのカルボナーラ」「彩り野菜の完熟トマトソース」「ズワイ蟹のトマトクリーム」「生パスタバジル香るジェノベーゼ」の5品で商品内容を見直すとともにスタイリッシュな縦型デザインとした。
なお、想定売価は〈青の洞窟GRAZIA〉が398円、〈青の洞窟〉が258円。
主力冷凍パスタブランドである〈マ・マー THE PASTA〉では新たなラインアップとして「じっくり煮込んだ濃厚ボロネーゼ」を発売する。同商品は濃厚で深い味わいを追求したボロネーゼ。一部に焼いたひき肉を使用することで香ばしく仕上げた。また人気のソテースパゲティ3品は“炒めた香ばしさ”をより際立たせるパッケージデザインに刷新する。
「マ・マー 大盛りスパゲティナポリタン」は従来比1・5倍のケチャップを使用し、濃厚な味わいにリニューアルする。
REGALO1品追加 ―― 日本製粉
伝統的レシピ再現
日本製粉は27日、オンライン形式の20年秋新商品発表会を開催、冷凍食品では新商品3品、リニューアル2品の計5品を発売した。発売は9月1日。
20年秋商品では、「時短・簡便対応」「本格・上質化対応」「差別化推進」をキーワードとした。「時短・簡便対応」では幼児向けスナックとして「ニップンおやさいパンケーキ」を投入。緑黄色野菜、カルシウム入りと健康面に配慮しつつ、自然解凍で手軽に食べられる子供のおやつを提案した。またコロナ禍で内食需要が高まる中、ワンハンドで手軽に食べられる間食の定番商品として「ニップン アメリカンドッグ」を発売する。
「本格・上質化対応」では春より冷凍食品でも展開する〈REGALO〉ブランドに新メニューとして「REGALO 芳醇クワトロフォルマッジ」を追加。イタリア現地の伝統的なレシピを再現した。
「差別化推進」では〈オーマイプレミアム〉の主力アイテム2品の強化を図った。