3月に新工場を稼働 ―― びえいフーズ
びえいフーズ新工場
びえいフーズは来年3月頃の稼働予定で、北海道・美瑛町の本社敷地内に工場を新設する。新工場の施設規模は、一部2階建て延床面積4448㎡。既に地元企業の清水組の施工の下で、来年3月の竣工を目指して着工した。投資金額は建屋が12億7000万円、三菱電機冷熱プラントの元請けによる生産機器設置工事が13億1000万円で、約30億円に上る総工費のうち、12億6400万円を産地パワーアップ事業の補助金で賄う。
新工場では、製造ラインに投入する前の、選別、皮むきなどの作業を行わず、処理済みの原料を旧工場から運び込むことで、食品残渣を出さず、異物も混入しにくい、安全・安心な食品の製造を実現している。また、カラーソター、パレタイザーなど最新の設備を導入して省人化を進め、旧工場から比べて製造に要する人員を大幅に削減している。
なお、新工場の稼働によって、同社の冷凍食品の製造量は2000~3000t程度増加する。同社ではそれに伴って、売上高も現在の約17億円から24円億程度まで伸長できるとみている(詳細を本紙に掲載)。
冷食で朝食向け4品 ―― ローソン
ローソンは10月29日より順次、ローソン店舗で同社初の朝食向け冷凍食品として「セレクト 厚焼きスフレパンケーキ」(税込340円)、「同 フレンチトースト」(同320円)、「同 ミックスベリー」(同198円)、「泡立ていらずホイップ」(214円)の4品を発売した。
パンケーキやフレンチトーストは女性に人気のある朝食でカフェなどでも定番のメニュー。一方、自分で作るには比較的時間がかかることから、家庭での調理を敬遠する向きもある。今回発売する「同 厚焼きスフレパンケーキ」「同 フレンチトースト」は電子レンジで簡単に調理できる商品で、自宅で手軽にちょっと贅沢な朝食が楽しめるのが特長。また、フルーツとホイップクリームをトッピングすることで自分流のデコレーションが可能となっている。
ローソンでは“お客様においしく ちょっと贅沢な朝食を楽しんで頂くためのプロジェクト”として「グッドモーニングプロジェクト」を立ち上げた。同プロジェクトでは今後も食品ロス削減につながる冷凍食品を中心に、忙しい朝でも時間をかけずにちょっと贅沢な朝食が楽しめる商品を開発していく。
冷凍ミールキットを発売 ―― イトーヨーカ堂
3食分セットで
イトーヨーカ堂は10月25日、キャンプ料理専門レシピサイト「ソトレシピ」を運営するシザースターズ(東京都渋谷区)の監修の下で開発した冷凍ミールキット〈ソトレシピMEALKIT(ミールキット)〉を、自社のインターネットショッピングサイト「オムニ7」上にあるイトーヨーカドーネット通販にて発売した。
同シリーズは、キャンプ中の食事の課題である、食材の買い出し、調理の下準備、端材の処理などの負担を軽減することを目指したて開発した商品。ダッチオーブンやスキレットを使ったメニューを3食分(朝、昼、晩)セットで販売する。キャンプ人口が年々増えていること、シザースターズ社が保有するキャンプユーザーデータの分析によってキャンプ中の食事に悩みを持つユーザーが多かったことなどから、キャンプ向け冷凍ミールキットの潜在需要があるとみて発売した。
販売するセットは、「ダッチオーブンで作るソト楽キャンプ料理キット(魚介たっぷりブイヤベーススープパスタ仕立て、チキンステーキパエリア、きのこと鮭の炊き込みご飯)」(4~6人前、税抜4800円)、「スキレットで作るソト楽キャンプ料理セット(Wソースで作るオムドリア、辛さ控えめ!チーズタッカルビ、ご飯がススムトマト肉じゃが)」(4人前、同4298円)の2種類。
「012C」で調理改革 ―― ふくしま・給食食材展
橋本常務(左)、福島社長
省力オペレーションを紹介
ふくしま(福島毅春社長)は10月26日、埼玉・ウェスタ川越で「給食食材展2019~クッキングオペレーション改革~」を開催した。出展規模はメーカー64社・2000アイテム超、来場者数は800人。自社ブースでは、魚献立をサポートする「新魚」、クッキングオペレーション改革を表した「012C」、「いち推し」「年末年始」を設け、業界団体食材を紹介する「給食」コーナーも展開した(詳細を本紙に掲載)。