冷凍食品新聞社 発行日(週刊・毎週月曜日)購読料1年33,600円(+税)昭和44年6月19日第三種郵便物認可

今週のヘッドライン|2019年8月第4週号

初の家庭用冷凍食品、フライドポテトシリーズを展開 ―― カルビーポテト

北海こがね使用
北海こがね使用

 カルビーポテト(北海道帯広市、中村一浩社長)は26日より、家庭用冷凍食品新商品として、北海道産のじゃがいもをランダムにカットした<北海道フライドポテト>シリーズ3品を発売する。同社の家庭用冷凍食品での展開は初めて。輸入商品が大半を占める冷凍フライドポテト市場に、じゃがいものプロフェッショナル集団であるカルビーポテトから北海道産じゃがいもを使った新製品を発売することで、新たなユーザーの獲得、売場の活性化、市場の拡大を狙う。

 今回発売するのは「ポテトスティック」(240g)、「ポテチカット」(300g)、「ポテグラン」(同)。おやつやおつまみ、付け合わせにもぴったりな商品。「ポテトスティック」はカリカリの食感が楽しいシューストリングカットタイプ。油との相性のよい品種「北海こがね」を使用しており、素材本来のおいしさを楽しめるフライドポテト。「ポテチカット」はほくほくの贅沢食感が楽しめるウェーブカットタイプ。菓子のポテトチップスに使用される品種「トヨシロ」を使用している。「ポテグラン」はランダムカットタイプで、甘みを引き出すよう貯蔵管理したじゃがいもを独自配合による塩味の付いた衣で仕上げている。
 3品ともに製造工場はモリタン。同社では今後の家庭用冷凍食品の展開について「現在具体的なことは決まっていないものの、広げていきたいと考えている」としている。

弁当商材底上げ図る ―― ニッスイ

浜田専務
浜田専務

 日本水産は9日、東京西新橋の同社本社で食品事業説明会を開催、浜田晋吾代表取締役専務執行役員食品事業執行などが出席し事業を説明した。
 同社食品事業の第1四半期業績では、連結ベースで売上高880億円(24億円増)、営業利益33億円(同7億円減)となった。
 好調なカテゴリーは惣菜(同141%)、冷凍野菜(同108%)、米飯(同109%)、おつまみ商材(同111%)。海外(北米事業)などとしている。惣菜は、「若鶏の竜田揚げ」「若鶏の旨だれから揚げ」などがけん引した。冷凍野菜は、簡便性や健康志向を追い風に伸長。米飯は「大きな大きな焼きおにぎり」30周年販促が奏功した。弁当商材は新商品リニューアルで巻き返し図るも市場シュリンクの影響を受けた。
 海外事業では北米の業務用冷凍食品会社のキング・アンド・プリンス・シーフード社がえび製品を中心に販売が好調で増収増益となった。一方、北米、欧州の家庭用冷凍食品会社で白身価格上昇の影響で増収減益となった。
 第2四半期以降の取組みについては、家庭用冷食は、①弁当カテゴリーの底上げ②食卓惣菜メニュー育成と拡売③米飯・鶏カテゴリーの強化を図る(詳細を本紙に掲載)。

<鉄板屋>山芋のたこ焼など新商品5品 ―― かねます食品

ヘルシーを訴求
ヘルシーを訴求

 かねます食品は19年秋の家庭用冷食の新商品として、新たに<鉄板屋>シリーズ「山芋のたこ焼12個入」など5品を8月下旬より発売する。
 <鉄板屋>シリーズは、野菜をたっぷり使用し、カロリーを抑えた中価格帯の同社主力シリーズ。新商品の「山芋のたこ焼12個入」(240g×20袋×2合)は、小麦粉を使用せず、山芋と卵の生地で焼き上げた「ふわっ、とろっ」の食感が特長。野菜の配合率、カロリー表示をパッケージに記載し、ヘルシーさをアピールした。
 お買い得の大袋シリーズには、「山芋のたこ焼33個入」(660g×8袋×2合)、「たこ焼40個入」(800g×6袋×2合)、「お好み焼3枚入600g」(600g×8袋×2合)をラインアップした。「山芋のたこ焼」は小麦粉を使わず山芋と卵の生地で焼き上げた。「たこ焼」はかつおだしの効いた、ふわっ、とろっの食感が特長。「お好み焼」は、ふんわりと焼き上げたぶた玉のお好み焼。キャベツ57%配合。  弁当商材では、「いかの照焼4個入」(80g×12袋×4合)を投入する。

ゴーゴーカレー監修品などを追加 ―― 東洋水産

チーズ味を追加
チーズ味を追加

 東洋水産は9日、秋冬の家庭用冷凍食品として、新商品5品を発表した。家庭用は9月1日より発売する。
 新商品のうち、<ライスバーガー>からは、上質な素材にこだわり、がっつりした味わいと美味しさを追求した「マルちゃん 直火で炙ったライスバーガー牛カルビ」(120g)、「同イベリコ豚」(同)、ゴーゴカレー監修の人気商品にチーズ味を加えた「同ゴーゴーカレー監修ライスバーガーカレーチーズ味」(同)を投入した。
 麺類からは、もちもちと弾力のある多加水麺を使用した大盛りタイプ「同もっちりした太麺の焼うどん」(330g)、人気商品にチーズ味を加えて濃厚なコクを持つ商品に仕立てた「同ゴーゴーカレー監修カレーまぜそば」(250g)を投入した。
 また、業務用は新商品3品、リニューアル品1品を9月2日より発売する。
 新商品では、新ブランド<麺屋自慢>を立ち上げ、「全粒粉入り強ごし極太麺」(230g)、「手もみ風平延べラーメン」(200g)、「同」(250g)を発売する。いずれも麺の製法や原料にこだわり最高級の味わいを目指して開発した。

「冷凍野菜」発行、特集は凍菜協&えだまめ ―― 冷食PR誌

冷食PR誌

 冷凍食品新聞社は7月31日に一般消費者向けのPR誌として「冷凍野菜」(おいしく、たのしく、かんたん、べんり)~特集輸入冷凍野菜品質安全協議会を発刊した。
 「冷凍野菜」はこれまで06年以来「ポジティブリスト制度」、「えだまめ」、「凍菜協・評価制度」など冷凍野菜に関するもっとも旬な話題を特集してきた。
 内容は川﨑順司会長へのインタビューによる同協議会の設立意図、会員紹介を始め、活動内容の説明など、輸入冷凍野菜の安心・安全確保のために活動を続ける凍菜協の全貌を分かりやすく紹介している。
 さらに同協議会会員メーカー9社および、台湾区冷凍蔬果工業同業公会の市販用及び業務用の冷凍野菜商品の紹介と各社冷凍野菜のPPを掲載。
 巻末には「えだまめ」を特集、「えだまめ」の効用やマメ知識を楽しく紹介した。
 オールカラーB5版半折(260㎜×90㎜)、ページ数は32頁。
※各種展示会での配布やPR活動等に無料でご提供します。お問合せは冷凍食品新聞社まで。

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