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今週のヘッドライン|2019年7月第1週号

低温機能を一堂に提案 ―― 国分グループ

山崎統括本部長
山崎統括本部長
グループの低温力を訴求
グループの低温力を訴求

 国分グループは6月25、26日の2日間、東京・東池袋のサンシャインシティ文化会館で「首都圏・関信越エリア展示会」(国分首都圏、国分関信越)と「全国低温フレッシュ事業展示会」(国分グループ本社フードサービス事業部、低温フレッシュ統括部、国分フードクリエイト)を開催。特に低温食品については従来の国分フードクリエイトによる首都圏限定の展示会から内容を一新し、全国の低温フレッシュ・フードサービス事業の展示会とした。
 展示会のテーマは、「変化をチャンスにCHANGE新時代の課題解決」。変化の時代を好機に捉えることで、チャンスに変え、課題解決に繋げる提案を行った。出展メーカーは414社(ドライ284社、低温130社)、展示アイテムは6500アイテム、2日間で4300人。
 会場構成はサンシャイン文化会館の2階を国分首都圏、国分関信越の展示会(ドライ)、3階を「全国低温フレッシュ事業展示会」で構成した。
 当日記者会見した山崎佳介国分グループ本社取締役常務執行役員経営統括本副本部長兼低温フレッシュ統括部長兼国分フードクリエイト社長は、「今回より国分グループの全国の低温フレッシュ・フードサービスの機能を紹介する展示会に変更した。当社の『あつめる機能』『つくる機能』『はこぶ機能』『まもる機能』を生かし、グループ本社、フードクリエイト、ナックスなど各ビジネスユニットが機能を活かして具現化する提案を行う」とした。
 「全国低温フレッシュ事業展示会」では①マルシェ②クリエイト企画③デリカ④低温商品企画⑤外食⑥高齢者ビジネスの6つにゾーニング氏、カテゴリー別チャネル別に提案。マルシェでは生鮮3社の調達機能を紹介する他、クリエイト企画では、独自ブランド「クリエイト商品」を中心に企画提案した(詳細を本紙に掲載)。

冷食、今期80億計画 ―― 丸水長野県水

平坂部長
平坂部長

 丸水長野県水の平坂寛執行役員冷凍食品事業部長兼冷食本部グループ長は6月12日、長野県長野市のホテル国際21で開催した「第51回FF(フォア・ザ・フローズンマーケット)会総会」及び冷凍食品部会で同社の前期の事業部業績及び今期の施策など要旨以下の通り述べた。
 当社の前期(2019年3月期)の冷凍事業部の売上高は73億4900万円、営業利益6700万円となった。
 今期事業部の基本方針は、販売事業は県内家庭用冷凍食品のさらなるシェア拡大を目指す。今年度よりマルイチ産商フードサービス事業部の家庭用事業を承継し、グループシナジーを創出する。これにより家庭用の販売高を2億円強伸ばすことを目標に据え販売エリア拡大と盤石な営業体制を構築する。また商品ではニーズ拡大が見込まれる冷凍パック肉の販売網を畜産事業部、マルゼンフーズと連携し、業務用ユーザー、と冷凍食品売場へ提案する。冷凍パック肉は売上2000万円を目指す。
 物流事業は事業構造を抜本的に見直す。今期を初年度とし事業構造改革に取り組む。ドラッグストアへの冷凍物流代行を拡充する。グループのマルイチロジスティクスサービス、丸水運送センターと協働し、長野総合センターの機能強化を図る。コスト削減では、総合管理システムWMS導入を予定し、在庫の適正化、物流の可視化、物流品質の向上を目指す。商物分離を早期に実現する。
 これら重点施策で今期売上高80億円。マルゼンフーズ、アスコットを合わせ100億円を目指す。

新時代をテーマに ―― 日給連夏季研修

 (一社)日本給食品連合会の野口昌孝会長(野口食品社長)は6月27日、本紙インタビューに答え、7月18日、19日に東京・芝公園の東京プリンスホテルで開催する夏季研修会の概要について、要旨以下の通り答えた。
 今年の夏季研修会の総合テーマは「新元号令和元年・新時代に向けて」とした。新しい時代の新しい日給連を標榜し、今回は正副会長にテーマ出しをしてもらった。その中で出てきたのが、食品流通への人工知能の活用や、働き方改革への対応、人口集中と地方の問題などだ。これらを主軸に、会員から好評であった労働法の実際や経営実務を学ぶための講演も加えた(詳細を本紙に掲載)。

冷凍ミールキット本格展開 ―― 日本生協連

冷凍ミールキット
アレンジレシピも

 日本生活協同組合連合会は1日より、冷凍ミールキットを順次発売する。7月1日に2品、8月1日に3品を投入し、昨年発売した既存品と合わせて〈冷凍ミールキット〉ブランドとして本格展開する。
 今回発売する商品は、「CO・OP骨取りサバとなすのゴマ味噌炒め」「同いか竜田揚げと厚揚げの彩りオイスターソース炒め」など計5品。全商品にMSC認証やASC認証を受けた魚介原料を使用している。また、包装の裏面にはおすすめアレンジレシピの2次元バーコードも記載し、好みの具材を加えて更に美味しくアレンジできるように工夫した。

フローズンビジネストピックス2019年版を発行

フローズンビジネストピックス2019年版

 冷凍食品新聞社は6月30日、業界の2019年の上半期を総括するグラフ誌「フローズンビジネストピックス2019」を発刊いたしました。冷凍食品新聞ならびに冷凍食品新聞FAX速報販売者に配布します。
 今号では、ヤマザキの最先端チルド惣菜工場について詳しく紹介、また18年度も累計数量が100万tを突破した冷凍野菜を特集しています。
 カラー「こだわりメニュー最前線」では、味の素冷食、キユーピー、大冷、ニチレイフーズ、日東ベスト、日本水産、ノースイ、マルハニチロ、ヤヨイサンフーズの業務用注力メニューを紹介しております。
 このほか、凍菜の動向、低温物流企業や製造機器の最新情報、冷凍食品メーカー上期概況一覧、冷凍食品工場一覧などを掲載しております。
 A4判、52頁。資料として追加購読ご希望の方は、電話03・3359・9191まで。

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