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今週のヘッドライン|2019年6月第4週号

「公立展」試食が大盛況 ―― 首都圏市販冷食連絡協議会

試食のためにブース前には大行列が
試食のためにブース前には大行列が

 首都圏市販冷食連絡協議会(市冷協・中村隆志会長=三菱食品)は15日、横浜市・みなとみらいのパシフィコ横浜展示ホールで行われた神奈川県の全公立高校が出展する「全公立展」(神奈川新聞社主催)イベントに昨年に続き出展した。会場内に、冷食試食ブース(18社18品)を設け、冷凍食品の試食を行ったが、生憎の雨にも関わらず想定以上の来場者が集まり、多くの試食品が終了前に無くなるなど大盛況に終わった。高校受験を控える中学生、両親に冷食の美味しさ、バラエティをPR。来年についても継続して実施していく意向だ。

(左から)冷食協・三浦佳子部長、齊藤顕範副会長、中村会長、岡村智顧問、小玉康夫会計監事
(左から)冷食協・三浦佳子部長、齊藤顕範副会長、中村会長、岡村智顧問、小玉康夫会計監事
 同展は、神奈川県の公立高校や学習塾などが出展し、1日で3万人超を集客するイベント。神奈川県では高校入試の学区が撤廃され、受験生が自由に高校を選んで受験するため、学校情報の取得や進学塾の模試等の情報を求める同イベントは関心が高く、多くの来場者を集めている。
 市冷協ブースは会場端の休憩コーナー付近に設置。タイトルに「がんばれ受験生!家族を冷凍食品でサポート」を掲げ、賛助会員メーカー18社が1品づつ計18品の試食提供を行った。今回は前回の反省を踏まえ試食提供のオペレーションを見直したため、スムーズな提供ができたが、それゆえに試食提供数が増えたこともあり、当初各社2000食程度試食を用意したが、一部メーカーでは早々に試食品が無くなるなど予想以上の反響となった。(詳細を本紙に掲載)

社長に冨田副社長 ―― 大冷

冨田副社長

 大冷は18日、取締役会で代表者及び役員異動を決議した。代表取締役社長に冨田史好副社長が就任。齋藤修社長は取締役会長に就任した。6月18日付。(詳細を本紙に掲載)

売上微減も増益に ―― 日本ハム冷凍食品・鶴田社長

日本ハム冷凍食品・鶴田社長

 日本ハム冷凍食品の鶴田道太社長は10日、東京品川の同社本社で会見を行い、前3月期業績および今後の方針について要旨以下の通り語った。
 前期は売上については若干前年を割った。ただし、最終利益については販売経費、中でも販売手数料、広告宣伝費を費用対効果を見ながら削減したこと、また各商品の利益率が上がったことで増益になっている。
 昨年1年の冷凍食品のマーケットを見ると調理食品は前年を若干割り込んでおり、ここ何年か右肩上がりできたが少し踊り場にあると捉えている。ただし、冷凍食品は今後、人口が減少し、ライフスタイルが変わっていく中で、調理時間の短縮という点でも今後伸びていくと考えている。
 そういった状況の中、昨年、当社では弁当に力を入れたが、夕食のおかずで商品が育たなかった。各カテゴリーの状況では弁当が前年を上回った。「エビチリ」「チンジャオロース」といった商品が伸びており、「エビチリ」については「その他冷凍中華惣菜カテゴリー」ジャンルで2018年度POSデータNo.1となった。6月よりNo.1マークをパッケージに付けさせていただいている。また〈中華の鉄人陳建一〉シリーズに代表される中華おかずもほぼ前年並みとなった。一方で唐揚げ、ハンバーグを主体とする夕食のおかずが前年を割り込んだ。また、前年よりも悪かったのがPBや留め型だ。ここがお客様ニーズをしっかりくめず、社内的にもスピーディーに動けなかったことで非常に大きく落ち込んでいる。アレルギー対応商品〈みんなの食卓〉、これは前年比2割近い伸びとなっている。(詳細を本紙に掲載)

冷食は4品を投入 ―― 宝幸・新商品

自然解凍の焼売
自然解凍の焼売

 宝幸は2019年度冷凍食品新商品として4品を発表した。生産は筑西工場。売上目標は2億5600万円を見込む。
 しゅうまいでは「焼売~ポーク~」(700g(50個)×6袋×2合、発売中)と「同~シュリンプ~」(同、7月発売)の2種類の商品を投入。弁当の添え物ではなく「主役」への昇格を図った。ポークは時代のニーズに対応した自然解凍しゅうまい。原料は豚肉のみを使用し、醤油ベースで味付けした。シュリンプは製品中にえびを約13%配合し、シュリンプオイルや蝦醤(シャージャン)で風味付けした。
 宝幸らしさを追求したチーズ使用商品ではワンハンドで気軽におやつとしても食べられる「濃厚チーズのサクッとロール」(360g(20本)×10袋×2合、発売中)を投入。サクッとした皮の食感と濃厚なチーズの風味が特長の商品に仕上げた。「のびーるチーズフライ」(450g(30個)×8袋×2合、7月発売)はモッツァレラチーズを使用し、のびるチーズフライに仕上げた。食感やSNS映えを意識した商品となっている。

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