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今週のヘッドライン|2019年5月第4週号

プレ・シニア層に狙い、冷食99周年もPR ―― (一社)日本冷凍食品協会

伊藤会長
伊藤会長

 (一社)日本冷凍食品協会(伊藤滋会長)は22日、東京・大手町のパレスホテル東京で令和元年度通常総会を開催した。広報事業では、キャッチコピー「ココロにおいしい、冷凍食品」に加え、「冷凍食品99周年」を併用して事業を展開する。男性、子育て世代と需要拡大が見込まれるシニア層への取組みを継続、その後継となる「プレ・シニア」への提案も強化していく。
 冒頭挨拶した伊藤会長は、「昨年度の冷凍食品の国内生産高は前年160万tを僅かに下回る159万tであったが、これは自然災害が多発したことなどによる一時的な要因と考えている。これからの高齢化、女性の社会進出、単身世帯の増加など社会構造の変化により食生活においては冷凍食品の必要性、重要性はますます高まる方向に進んでいくことは間違いない。そのためには冷凍食品企業は、需要の変化に適時適切に対応した商品を今まで以上に提供していくことが何より重要だ」とした。
 令和元年度事業計画では、広報事業は、キャッチコピー「ココロにおいしい、冷凍食品」に加え、「冷凍食品99周年」を併用して事業を展開する。また「しあわせ広がる、冷凍食品」のフレーズを活用し、冷凍食品に対するポジティブイメージを高める。主な訴求対象では、未利用者が多い男性と子育て世代に対する取組みを継続するとともに、大きな需要拡大が見込まれるシニアとその後継となる「プレ・シニア」(55~64歳を想定)に対する取組の比重を高める。
 なお、「冷凍食品99周年」とは、1920年に北海道森町に日産10tの水産物を凍結する能力を持つ、日本で初めての本格的な冷蔵庫が建設されてから2019年が99年目に当たることから協会では、今年を「冷凍食品99周年」と位置づけPRしていくもの。また「9+9」は18であり、マイナス18℃以下につながること、さらに「99」は「COOK(クック)」とも読めることから、100周年に向けて様々な広報活動で活用する。

PRイベントは10月15日に開催

FROZEN FOOD ANNIVERSARY

 10月18日の『冷凍食品の日』PRイベントは、当日が金曜日のため、翌日のメディア露出縮小が予想されることから、今年は10月15日に開催する。
 2019年度役員異動では、理事が会社人事で8名異動した。
【新任理事・50音順】▽稲葉稔和(前川製作所)▽香川雅司(テーブルマーク)▽黒崎正𠮷(味の素)▽竹永雅彦(ニチレイフーズ)▽塚田荘一郎(日東ベスト)▽土屋知省(日本冷蔵倉庫協会)▽半澤貞彦(マルハニチロ)▽宮田精久(日本製粉)。

通販向け惣菜弁当に5品 ―― ニチレイ

豆腐ハンバーグ香る柚子あん
豆腐ハンバーグ香る柚子あん

 ニチレイフーズは4月1日、冷凍食品ごはん付き惣菜弁当<ウーディッシュ20品目膳>シリーズの新商品5品を、通販・宅配ルートで発売した。ウーディッシュは「Woman Dish」を略した造語で、仕事や家事・育児などに忙しい女性に向けて2008年に発売したワン・ディッシュの食事セット。20品目以上の素材を使用しており、主食付きでカロリーは390kcal以下、塩分は2・3g以下に設定してある。
 新商品5品は「腸活食材」に注目し、味噌やチーズなどの発酵食品や、雑穀や豆類、海藻類や野菜類をメニューに取り入れ、おいしさと彩りにもこだわった。
 「豆腐ハンバーグ香る柚子あん」は、主食に雑穀入り豆ごはん、黒米入りごはん、主菜に豆腐ハンバーグ柚子あん野菜添え等、腸活の強い味方の豆が楽しめる和食メニューに仕上げた。(詳細は本紙に掲載)

旭重に浦野元ニチレイ社長、小川日給連副会長は藍綬褒章 ―― 春の叙勲・褒章

浦野氏
浦野氏
小川氏
小川氏

 政府は21日、春の叙勲褒章を発表した。業界関連の主な受章者は次の通り(敬称略)。
<勲章>
【旭日重光章】
 ▽浦野光人(元ニチレイ社長、元日本冷凍食品協会会長)▽藤井良清(元日本ハム社長)▽井上之(元ダイキン会長兼CEO)
<褒章>
【藍綬褒章】
 ▽小川眞也(一般社団法人日本給食品連合会副会長、きゅうざい社長)
●浦野氏、「受章は業界の栄誉」
 旭日重光章を受章した浦野光人元ニチレイ社長は、次の通りコメントを発表した。
 この度は図らずも叙勲の栄に浴し、身に余る光栄に存じます。長年、食品産業や低温物流業に携わり、食生活を支える仕事に喜びを覚えてまいりました。食の分野は裾野が広く、私も本当に大勢の皆様に支えていただきました。今回の受章は私個人に対するものではなく、共に励んできた関連業界の皆様および長年在籍したニチレイグループ全体の名誉であると受け止めております。(詳細を本紙に掲載)

2019年春夏版消費者向けPR冊子、店頭フェアで配布

2019年春夏版消費者向けPR冊子

 冷凍食品新聞社ではこのほど新学期のお弁当、行楽シーズンと冷凍食品の需要の高まる季節に向けて、一般消費者向け冷凍食品PR冊子「冷凍食品-おいしく・たのしく・かんたん・べんり」2019年春夏号(B5判1/2サイズ、20頁フルカラー)を発刊いたしました。
 今号も前年に引き続き、巻頭特集として「絶品アレンジメニュー&夏のイチオシ」をテーマに人気の冷凍食品を紹介。簡単なアレンジで、お弁当やランチ、そしておかずの一品に、幅広く使用できるメニューを提案しています。また、暑い夏に向けたメニューも充実しました。
 スペシャルレポート「冷凍食品、おいしさのヒミツ」では、メーカー各社の一押し商品を、おすすめポイントの一言PRとともに紹介。
 各メーカー商品の機能や情報を紹介する他、注目の春夏新商品など冷凍食品の情報満載の1冊となっております。
 店頭での冷凍食品の認知拡大、また各地で企画される一般消費者向けイベント、フェアの支援ツールとしてご活用いただいております。

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