2年連続で100万t超え ―― 2018年輸入凍菜野菜数量
財務省が1月30日に発表した通関統計による2018年1月~12月の冷凍野菜の総輸入数量は105万3033t(前年比104.3%)、金額は1954億4500万円(同104.3%)となった。天候不順による生鮮野菜の高騰等を背景に、ほうれん草など葉物野菜が好調に伸長し、輸入数量は2年連続で100万tを超えるとともに輸入数量、輸入金額ともに過去最高となった。
国別輸入数量を見ると、中国からの輸入数量は、46万4000tとなり前年を7%うわまわった。タイ、台湾など主要産地も前年を上回る堅調ぶりを示している。
さらにエクアドル、メキシコなど南米の伸長に加え、ベルギー、オランダなど欧州産の伸長も著しい。
欧州産に関しては2月1日日欧ETPが発効された。事実上無関税となることで他産地との優位性は高まる。19年は、スペイン、イタリア、セルビア、ポーランドなど多様な産地からの輸入数量の増加が期待される。
品目を見ると、ほうれん草(前年比14%増)、ブロッコリー(同17%増)など生鮮青物野菜の代替としての利用増が鮮明となっている。(詳細を本紙に掲載)
自然解凍「骨なし」強化 ―― 大冷・新商品
楽らく柔らかます塩焼
大冷はこのほど19年春の新商品として13品を2月1日より発売した。
主力の骨なし魚では、自然解凍対応の〈楽らく柔らか〉シリーズに「骨なします塩焼」、「骨なしさば照焼」「骨なしさば塩焼」「骨なし白糸だら煮付」の4品をラインアップ。「骨なします塩焼」は、骨を丁寧に取り除いた旬のますを三段階加熱で程よい塩味と焼き目の付いた塩焼に仕上げた。
「さば照焼」は、一口サイズにカットした骨なしさばを、丁寧に焼き上げて、魚介エキスの旨味の効いた甘辛い照焼だれで仕上げた。「さば塩焼」は、一口サイズにカットした骨なしさばを、自然な焦げ目が付くように丁寧に焼き上げ、ふっくらとジューシーに仕上げた。3品は同シリーズ初の外食、惣菜向け。「白糸だら煮付」は、病院・老健施設向け。ほどよい塩味と昆布だしの効いた上品な煮付け。UDF区分「容易にかめる」。
ミート製品〈Boild Meat〉シリーズには、「牛バラスライスの下煮」や「豚バラスライスの下煮」の2品を追加する。
フリッター関係では、自然解凍対応の「うす衣尾付えびフリッター」を投入。
冷凍野菜では調理にすぐ約2~4mm幅にカットした「人参いちょう切」、「スティックカリフラワー」、約5~10mm幅に刻んだ「刻み葉だいこん」のカット済み商品を投入する。
スナックでは、定番の「丸たこ焼」を投入。デザートでは、「くず餅(宇治抹茶のクリーム)」「同(八女産ほうじ茶のクリーム)」2品を投入する。
フレンズに新商品21品 ―― 日東ベスト・新商品
うす塩味国産鶏豚使用のハンバーグ
日東ベストは4月(一部1月)より、食物アレルギー対応<フレンズ>シリーズ2019年春新商品21品を発売する。
「うす塩味」シリーズはアレルゲンに加えてナトリウム(食塩相当量)の値にも配慮。従来商品比で食塩相当量を約50%カットした。ラインアップは「FMうす塩味国産鶏豚使用のハンバーグ(40)(50)(60)(80)」のそれぞれの規格に加え、「FMうす塩味たれ付き肉団子(ケチャップ)」「同(和風)」「FMうす塩野菜いろいろ肉団子」。
またパンは一般的に食塩相当量が高めの主食のため、パンメニュー用のハンバーグも“うす塩味”にし、「FMうす塩味バーガーパティ」「FMうす塩味ホットドッグハンバーグ」を投入した。
また、スイーツシリーズで新たに投入するのは「フレンズクレープ」。ヨーグルト風、いちご、みかん、ブルーベリー、チョコの5つの味を取り揃えた。
器ごと食べられるグラタンも5種類2規格(40g・60g)で登場。「フレンズグラタン40・60(国産かぼちゃ)」等を揃えた。
冷食でもサラダチキン ―― プリマハム・新商品
“巻き”にこだわり
プリマハムは30日、2019年度冷凍食品・春商品3品を発売する。発売は3月1日。
今回、同社でも伸長を続けるサラダチキンの世界をさらに広げるべく投入したのが「まいにちまんぞくおべんとう サラダチキン野菜巻き」(5個入90g)。彩りあざやかなにんじんとパプリカをサラダチキンで巻き、ハーブとレモンの風味が爽やかなイタリアンドレッシングをかけた。生産はタイの協力工場。
〈毎日の食卓に簡単便利なおかず〉シリーズには牛ばら肉を一枚一枚焼き上げ、にんにくとみそのコクがある焼肉だれで仕上げた「牛カルビ焼き」(1トレイ120g)をラインアップ、豚ばら肉を一枚一枚焼き上げ、しょうがが効いた甘辛だれで仕上げた「豚しょうが焼き」(1トレイ130g)を投入する。秋田プリマ生産。