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今週のヘッドライン|2018年11月第1週号

「本格炒め炒飯」8月販売数量が過去最高に ―― ニチレイフーズ

17年連続売上No.1
17年連続売上No.1

 ニチレイフーズの「本格炒め炒飯®」が好調だ。同社によると8月の販売数量が過去最高を記録。18年連続冷凍炒飯カテゴリーナンバー1を不動のものにしそうだ。「本格炒め炒飯®」は昨年17年連続冷凍炒飯カテゴリーナンバー1を達成。売上高も100億円を超えた。今年もその勢いは衰えず、2桁伸長を堅持。8月過去最高を達成した。

 今夏の猛暑は、食品業界にも様々な影響を与えた。飲料、冷菓の爆発的販売増、揚物など惣菜も好調に推移した。冷凍食品業界も生鮮野菜の高騰による冷凍野菜の需要増など恩恵を被った。猛暑による需要増を背景に上期冷食市場は、概ね前年同期比約5%増と好調に推移している。
 電子レンジ等で簡単に調理できる冷凍食品は、猛暑により家庭での調理意欲が減退した生活者の心を捉えた。
 ニチレイフーズ竹永雅彦取締役常務執行役員家庭用事業部長も過去最高を達成した「本格炒め炒飯®」の好調要因に関して、「当初は、冷凍食品の性質上、マイナス面も想定していたが、火を使わないで調理できるというプラス面が評価されたようだ」と分析、猛暑が追い風になったことを要因として掲げた。
 同社では調理冷凍食品全体で、16年3月以来31カ月連続で対前年同期比増が続いており、上期は市場の伸長率よりも5%近く伸びた。また、「本格炒め炒飯®」だけでなく、「焼おにぎり10個入」も好調で、前期比2桁以上の伸びをみせた。(詳細を本紙に掲載)

加食事業組織を改編 ―― 日本たばこ産業

 日本たばこ産業は10月31日、加工食品事業の組織改編を発表した。同社グループの加工食品事業各事業会社において戦略と執行を一体的に運営する体制構築を目的とし、同社に食品事業企画室を設立し、併せてテーブルマークホールディングスを清算する。テーブルマークホールディングスが担っていた中長期戦略立案機能などを各事業会社に移管するとともに、各事業会社の権限の見直しを行うことで、各事業会社が自律的・独立的に戦略と執行を一体的に行う。
 なお、今回の組織再編にあたり、事業会社であるテーブルマーク、富士食品工業、サンジェルマンの事業内容に変更はない。
 新体制での事業運営開始は19年1月1日より、清算完了は3月予定。

前期は11.6%増で着地 ―― ニッカネ

 ニッカネの前9月期業績(速報値)は売上高161億8700万円(前年同期比11.6%増)となった。今期は売上高180億円に向けて邁進する。
 なお、グループ合計では187億7900万円で増収増益。生鮮野菜の畑全、魚の切り身の部門であるアタコ工場とPB商品開発を行っている、アタコが売上高22億4800万円(同14.6%増)、事務管理業のキオンが売上高1億1400万円(同6.2%増)となった。

レンジパスタに和風2品 ―― 日清フーズ・業務用

鰹節の風味
鰹節の風味

 日清フーズはこのほど、業務用冷凍食品<パスタステラ>より新商品2品およびリニューアル品1品の計3品を発売した。同シリーズは三ツ星のイメージから想起する満足感を目指して開発された冷凍レンジ用パスタ。新たに「和風たらこ」(265g×12食×2合)と「ほうれん草とベーコンのソテーバター醤油風味」(同)の和風味2品をラインアップした。
 「和風たらこ」は鰹節の風味をきかせ、白ワインで上品な食べやすい味付けに仕上げた。野沢菜と刻みのりをトッピングした。「ほうれん草とベーコンのソテーバター醤油風味」は炒め工程により、フライパンで炒めた様な香ばしい味わいを付与。丸大豆醤油とバターで仕上げた。(詳細を本紙に掲載)

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