豪雨影響も予定通り開催 ―― 中村角・総合展示会
「地域」と「健康」を継続テーマに
中村社長
中村角は11日、広島市西区の広島中小企業会館で「秋冬総合展示会 中村角総合プレゼンテーション」を開催した。5日から続いた西日本豪雨は広島に甚大な被害を及ぼし、同社グループ会社であるサンショクも浸水被害に見舞われた。交通の便にも支障をきたし、例年通りの来場者を見込むのも困難な状況であったが、今回、同社は予定通りの展示会開催を決断した。中村一朗社長は、このような時こそ「しっかりと商売をやっていくことが大事なこと」と語り、当日集まったメーカー担当者や得意先にとっては、同展示会が災害後、情報交換の場としても機能した。
中村社長は展示会前の挨拶で、今回の西日本豪雨の被災者に対し、お見舞いの言葉を述べた後、出展社に対するお礼の言葉を述べた。
自社グループ会社であるサンショクの被災状況にも触れ「腰の辺りまで浸水する被害に遭っており、現在、営業できていない。今週中には再開の目処が立っている(11日現在)」とした上で、「そういった中だが、展示会は予定通り開催させていただくこととした。もとより当社の展示会はお祭りではない。本日の展示会はこれからの大事な秋冬商戦で売上を作っていくものだ。そして当然ながらお客様の売上利益を作っていくことに貢献する展示会であると思っている。その中で新商品、当社の提案をぜひお届けしたい」とした。
会場は中村角総合提案コーナーとともに、日配・チルド食品、水産加工品、常温食品、業務用食品の各コーナーを展開。中村角総合提案コーナーでは地域メニューの提案として「西日本こだわりセレクション」、また、中村角がレシピや食材などを提供し、売場にある生鮮素材などを詰め合わせて販売するミールキット「試してミールキット助かル!」を提案した。(詳細を本紙に掲載)
『麺屋武蔵』とコラボ ―― テーブルマーク・秋の家庭用新商品
ゆずが隠し味の
魚介豚骨チャーシュー麺
テーブルマークは11日、2018年秋冬新商品を発表した。家庭用冷食では、新商品7品、リニューアル品25品の計32品を9月1日より発売する。
冷凍麺では、人気ラーメン店「麺屋武蔵」とコラボした具付麺、素材麺(玉麺)の2品を提案する。具付麺では「麺屋武蔵監修魚介豚骨チャーシュー麺」(268g)をラインアップ。♯10のモチモチ特製の太麺と、ゆずが隠し味の魚介と豚骨の旨みがきいた二刀流スープに、釜炊きの豚バラチャーシューがたっぷり3枚入り。麺重量は200g。素材麺では「麺屋武蔵監修中華麺3食」を投入。♯11の多加水モチモチ太麺。1食200g。1玉ずつ個包装で使い勝手の良い商品だ。
冷凍米飯では、和風米飯で秋向けの「だし香る鮭五目ごはん」、弁当商材では、春のプチカレーの第2弾「カップに入ったクリームシチュー」、人気の卵惣菜として、2色のピーマンが入った「ごろっと具材のオムレツ」を投入する。(詳細を本紙に掲載)
フローズンダイニングを初披露 ―― 三菱食品
チャンスロス解消
三菱食品は10日、冷凍食品、デリカ売場のどちらでも販売可能なパッケージによる新提案〈FROZEN DINING(フローズンダイニング)〉を総合展示会で初披露した。
同シリーズは、「冷凍だからこそのおいしさを食卓に届ける」を、コンセプトにスチコン・電子レンジ対応容器に入ったワンプレートディッシュ。家庭用冷凍食品としてだけでなく、加熱調理して惣菜としても販売が可能なことが特長だ。(詳細を本紙に掲載)
メンチ、ハンバーグに新技術 ―― ヤヨイサンフーズ
あらびき73メンチカツ
ヤヨイサンフーズは10日、2018年秋冬新商品として51品(うちリニューアル17品)を発表した。発売は7月1日より。
今回の新商品では基幹カテゴリーであるハンバーグ、メンチカツにおいて同社技術力をフルに活用した新商品を投入した。7:3の豚肉・牛肉の黄金比率にこだわった生メンチ「あらびき73(シチサン)メンチカツ」では、新規肉処理技術により肉感を補強。製法の違う2種類のパン粉をミックスすることで見栄え、食感の良い衣を実現した。
ハンバーグでは惣菜弁当向けハンバーグとして新たに「鉄板焼きビーフハンバーグ」を投入。こちらも配合を工夫することで冷めても硬くなりづらい商品とした。(詳細を本紙に掲載)