生産工程を「見える化」、ＡＩ活用し実験で成果 ―― 極洋
「見える化」のイメージ
極洋食品塩釜工場
極洋は１３日、極洋食品、ＮＥＣソリューションイノベーター、東北大学大学院工学研究科情報知能システム研究センターと共同で、水産加工品の生産工程の“見える化”に関する実証実験で、生産効率の向上につながる効果を得ることができたと発表した。今後は、実験で得られた成果を生かして、生産現場の効率改善や省人化に生かしていく。
実証実験は昨年８月～１１月にかけて極洋食品塩釜工場で、エビフリッター、コロッケ、フライの生産ラインを撮影したカメラ画像を、ＡＩ技術を用いて診断し、生産個数の計測や２級品の検出などの精度の検証を行った。
この実験によって、（1）「調理」工程において、生産個数の計測９９％以上の精度を実現（2）生産ラインの撮影画像１枚当たり０.０５秒以内で２級品を検出（3）一部の水産加工品において、調理と２級品発生原因の関連性の可能性を確認、の３点の効果を実証した。
今後は、同実証実験で得られた成果を生かして、生産工程に実装できる仕組みの実現を目指す。（詳細を本紙に掲載）
減塩・低糖質のワントレー惣菜を発売 ―― イオン・新商品
さばの味噌煮
炊き込みごはんは糖質３４％
イオンは２１日、トップバリュで展開する〈おいしさと糖質のバランス〉シリーズから、減塩と低糖質に配慮した冷凍食品のワントレー惣菜７品を全国のグループ店舗２２００店で発売する。
同シリーズは、健康に配慮する消費者のために、おかずセットで１食あたり糖質を１０ｇ以下・食塩相当量を２.０ｇ以下に、ごはんセットで糖質を４０ｇ以下・食塩相当量を２.５ｇ以下に抑えた。
今回発売するのは、「おいしさと糖質のバランス さばの味噌煮」（２００ｇ、税込４２９円）、「同赤魚の煮付け」（同）、「同豚肉のしょうがだれ」（同）、「同鶏肉のトマトソースがけ」（同）、「同トマトソースハンバーグ」（同）、「同炊き込みごはんと鶏肉の卵とじ風」（２５０ｇ、同）、「同あさりごはんと豚肉の味噌だれ」（同）の７品。（詳細を本紙に掲載）
レンジ２枚ピザで糖質オフ ―― 明治・新商品
糖質５０％ｏｆｆ
明治は９日、２０１８年度春夏冷凍食品として新商品２品、リニューアル品２品の計４品を発売する。発売は２月下旬。
新商品は「明治 ４種のチーズピッツァ２枚入」（２０４ｇ）と「銀座キーマカリードリア２個入」（３６０ｇ）。「明治 ４種のチーズピッツァ２枚入」は生地に使用する小麦粉の一部を大豆たんぱくと乳たんぱくに置き換えることで、糖質５０％ｏｆｆ（日本食品標準成分表２０１５年版ピザ生地比）を実現。さらにたんぱく質を２０ｇ加えた。人気の６インチ、レンジ２枚タイプで糖質ｏｆｆ商品に再び挑戦する。（詳細を本紙に掲載）
サイコロステーキ増量 ―― プリマハム
ごはんによく合う
プリマハムは２０１８年春の家庭用冷凍食品として、３月１日より、「まいにちまんぞくおべんとう ビーフサイコロステーキ」（１０５ｇ、３２０円）をリニューアルして発売する。
同商品はやわらかくジューシーなサイコロステーキを直火で焼き上げ、たまねぎ、にんにく入りのごはんによく合う特製ステーキソースで仕上げた。（詳細を本紙に掲載）