技術を活かし課題解決 ―― 日本水産・細見会長
細見会長
日本水産は4日、東京・西新橋の同社本社で年末記者会見を開いた。病欠の大木伸介社長に代わり説明に立った細見典男会長は、同社の今期概況や今期最終年度となる中期経営計画「MVIP2017」の進捗、次期中計の概要などを語った、細見会長は「中計の営業利益は当初計画を上回る240億円を計画している」など中計達成に向け自信を見せた。会見の概要は次の通り。
当社の今期第2四半期は連結売上高3328億円、営業利益130億円、経常利益133億円、当期純利益92億円となった。前年に苦戦した鮭鱒養殖事業の大幅好転に加え、有価証券売却もあり増収、営業・当期純利益は過去最高を更新した。水産市況など不安定な要素もみられるが、通期でも過去最高益の計画を達成する見込みだ。
単体の10月までの食品関係は売上高1338億円で前年比46億円増、経常利益は37億円、前年比1億円減で推移している。
中計「MVIP2017」は今期最終年度だ。売上高6569億円、営業利益240億円を計画。営業利益は当初230億円を240億円と、中計を越える予算でスタート。中計を達成するとともに、2円増配し年間8円配当を予定する。(詳細を本紙に掲載)
中計の達成に自信 ―― マルハニチロ・伊藤社長
伊藤社長
マルハニチロは5日、東京・豊洲の本社で年末会見を行った。
伊藤滋社長は今期最終年度となる4カ年計画「Challenge toward2017」について、「売上高の今期計画は中計の目標である売上高9000億円、上期時点で進捗率は50%。全てのセグメントで順調に推移している。営業利益、経常利益は既に前期に中計の数値を達成したことにより、今期は営業利益240億円、経常利益250億円と中計を上回る数値を計画している。その計画に対して、進捗率は営業利益54%、経常利益では60%と好調に推移している。現時点で各事業順調に推移しており、計画達成に自信を持っている」とした。
今期最大のトピックスには、4月に稼働した「新石巻工場」を挙げて、「新石巻工場の年間生産能力は最大で6600t、一人当たりの生産性が旧工場の1.5倍。省エネルギー、環境対応、高い水準での品質管理、フードディフェンスの最新鋭の基幹工場だ。新工場の稼働により、当社グループが成長分野に位置づける冷凍食品事業における、生産供給が強化されるとともに、グループ全体での最適生産体制を目指して、生産個性向上を図り事業の向上を図る」とした。(詳細を本紙に掲載)
食品21位に吉野家・冷凍牛丼の具 ―― 楽天年間ランキング
楽天はこのほど、「年間ランキング2017」を発表した。カテゴリー別の「食品」ランキング1位は、元祖カット済生本ずわい蟹のカニ足。トップ30以内の冷凍食品では、21位に吉野家公式ショップの「冷凍牛丼の具28袋セット」がランクインした。楽天市場は吉野家の他にもメーカー公式ショップが増えており、ニッスイ、なべやき屋キンレイ公式ショップ、ゼンショー通販ショップ、大阪王将公式通販、八ちゃん堂などが注力している。(詳細を本紙に掲載)
ぷるもち水餃子の新TVCM放映 ―― イートアンド
ぷるもち水餃子の新TVCM「うまいでしょ」篇
イートアンドは1日、大阪王将ブランドの家庭用冷凍食品「大阪王将ぷるもち水餃子」の新TVCM「うまいでしょ」篇を、全国で放映開始した。
「簡単に作れて、なぜうまい!」を訴求した内容で、古城の広間でシックなドレスに身を包んだ鈴木奈々さんが、しっとりしべに乗せて「ぷるもち水餃子はうまいでしょ」と歌い始め、「それ以外の私の料理は?」と問いかける。