コンビニ大手3社の決算、明暗分かれる ―― CVS第2四半期
コンビニ大手3社の第2四半期決算が出揃った。ユニーとローソンが利益面で苦戦する中で、セブン&アイホールディングスは国内CVS事業の好調が牽引して営業利益、四半期純利益で過去最高益を更新。明暗が分かれた。
セブン&アイ・ホールディングスの第2四半期は、営業収益2兆9871億9800万円(前年同期比4.2%増)、営業利益1944億6600万円(同7.2%増)となり増収、増益で着地した。営業利益は、国内CVS事業の44億円増などが牽引して5期連続の最高益を更新、四半期純利益も過去最高益となった。国内コンビニエンスストア事業は営業収益前年同期比3.8%増、営業利益同3.5%増だった。
また、席上は、11月28日よりアスクル(本社東京・江東区)と協業して生鮮食品を含む新業態のEC販売サービス「IYフレッシュ」の展開を開始する方針を表明。11月28日から新宿・文京区でテスト導入を開始。来年5月頃には東京西部及び北部へ、2018年中には東京23区内に、2020年秋頃には首都圏全域へと対象エリアを拡大していく。同ECサービスでは、当初は約5000品を展開する。
ユニー・ファミリーマートホールディングスは、営業収益6336億3600間年(同99.5%増)、営業利益3347億(同33.7%減)となった。CVS事業の既存店日販はファミリーマート53万2000円(同1000円増)、サークルKサンクス39万7000円(同4万1000円減)だった。
なお、サークルKサンクスの店舗からの転換については8月末までに約2350店舗が完了し、転換した店舗で平均約1割の日販上昇がみられたと報告。一方で、ファミリーマートへの転換による日販向上が見込めず閉鎖する店舗を295追加し、664店舗に拡大する方針を表明した。
ローソンの営業総利益は3294億200万円(同7.6%増)、営業利益389億4500万円(同2.5%減)の増収減益で着地した。平均日販は54万9000(同2000円増)だった。加盟店支援のコストなどがかさみ、営業利益で減益となった。(詳細を本紙に掲載)
秋季展示会に552人 ―― 関東食品
素材コーナーなど新企画も
深尾秀夫会長(左)、深尾由美子社長
関東食品(深尾由美子社長)は7日、群馬・高崎問屋町のビエント高崎ビッグキューブで「秋季展示商談会・セミナー」を開催し、約560人の来場者を集めた。
今回は、メーカー・商社90社超が出展し、主力の冷凍食品に加えて農・畜・水産の素材を強化した。また、管理栄養士によるメニュー提案コーナーや5個からのデザート小分けコーナー、社員の発案による非常食コーナー等も展開した。
併催のセミナーは、①人手不足解消の特効薬とは(諸星裕美社会保険労務士事務所オフィスモロホシ代表)②集団給食におけるノロウイルス対策(汪陽トーホービジネスサービス取締役品質保証部長)の2題。42人が入る会場は満席となる盛況で、給食事業者に関心のテーマを捉えて好評だった。
関東食品の深尾由美子社長は、「特に、入口付近の農・畜・水産の素材コーナーなど、新しい企画が見どころ」とした。また、深尾秀夫会長は、「色々な企画を盛り込んだ」とした。(詳細を本紙に掲載)
ライオンキング観賞当たるキャンペーンを実施 ―― 北陸フローズンフーズ流通協議会
北陸地区限定
北陸フローズンフーズ流通協議会(藤田亮一会長=アコス社長)は『冷凍食品の日』消費者キャンペーンとして、9月18日~10月31日まで、「北陸3県限定・冷凍食品お買い得キャンペーン!!」を実施している。
協賛メーカー14社の冷凍食品のパッケージのバーコード(JANコード)を各賞指定の枚数を1口としてスーパー設置の告知ハガキもしくは郵便はがきに貼付し必要事項を記入の上で応募する。(詳細を本紙に掲載)
「ハンマーチキン」を発売 ―― 味の素冷凍食品
パッケージを黒に
味の素冷凍食品は15日から「ハンマーチキン」のリニューアル品を発売する。
同品はハンマーのような形をした、思わずがぶっとかぶりつきたくなるジューシーな骨付きチキン。胡椒がピリッと効いたスパイシーな味わいで、おつまみにぴったり。
2016年冬に期間限定発売し好評を得た商品。(詳細を本紙に掲載)