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今週のヘッドライン|2017年8月第4週号

次期中計、食品強化が柱に ―― 極洋80周年

極洋・今井社長
会見する今井社長

 極洋は1937年9月の極洋捕鯨創立から今年で創立80周年を迎える。80周年に当たり22日に同社本社で会見した今井賢司社長は、今期最終年度の中計「バリューアップキョクヨー2018」に続く次期中計の方向性について、「水産商事と食品事業の構造バランスの改善」を重点ポイントとし、食品事業の強化を図っていく方針を明らかにした。

 今井社長は、中計「バリューアップキョクヨー2018」の進捗について、「今期第1四半期は順調に推移し、第2四半期向けても安定した状況となっている。最終年度の公表数値は連結売上高2500億円、営業利益40億円、経常利益40億円。当初目標の売上高2600億円、営業利益50億円、経常利益50億円を若干下回っているが、当初の目標を常に視野に入れた事業運営を行っている」とした。
 次期中計の方向性については、「水産商事と食品事業の構造バランスの改善と、海外展開の拡充は引き続き重要なポイントなる」とし、「現状、水産商事に偏っている事業構造をバランスの良い構造に変えることで安定利益の確保につなげる。今期第1四半期段階で食品の構成比は、売上高45%、営業利益35%だ。食品事業のさらなる拡大を図り2020年度には利益段階で水産と食品を50対50にしたい」とした。(詳細を本紙に掲載)

北海道を産地視察 ―― 関給・商品開発部会

関給・商品開発部会
挨拶する小堺部会長

 協同組合関東給食会(中島正二理事長)は7月20日、商品開発部会を開催し、組合員15社18人が出席した。部会では秋からの取扱商品に関する確認と、国産野菜の加工品についてメーカー・商社の説明を受けた。
 今年4月より部会長に就任した小堺洋市理事は、「新たに水産加工品などの提案も受けたが、学校給食は予算が決まっており価格との兼ね合いで、食べ比べたら美味しい方が売れるという業態ではない。何十年もこのような状況が続いてきたが、おいしさ・品質を評価として取り上げてくれる可能性も出てきている。私個人は、農林水産省の和食給食の取組を手伝ったり、食育のゲストティーチャーとして学校に伺い、この様に感じている。部会でも、変化に合わせて様々な商材を検討していきたい」とした。
 なお、同部会は8月26日~27日、北海道で「産地視察研修会」を開催し、十勝の日本罐詰の見学を行う。(詳細を本紙に掲載)

1,000人超出席の盛会に ―― 尾家産業・70周年「秋季提案会」

尾家産業・70周年秋季提案会
感謝をテーマに
尾家社長
尾家社長

 業務用卸の尾家産業は17日、大阪・大阪国際会議場で創業70周年「2017年秋季提案会」を開催、メーカー185社(その内新出展メーカー8社)が出展し盛大な会となった。来場者は1023名。
 創業70周年を迎えた今回の展示会のトータルテーマは「感謝~尾家のキセキ~」。特別企画として「OIEの歴史」「尾家づくし」「PBコラボメニュー総選挙」の3コーナーを展開。「OIEの歴史」コーナーでは、同社のマスコットスマイル坊や、社章などの生い立ちをパネルで紹介した。(詳細を本紙に掲載)

ライスバーガーに「チーズ牛丼」 ―― 東洋水産・秋の新商品

ライスバーガー チーズ牛丼
人気のテイストに合わせた

 東洋水産は9月1日、<マルちゃん>シリーズから家庭用冷凍食品2品を発売する。
 「ライスバーガーチーズ牛丼の味」(120g)は、人気の牛肉とチーズを合わせたテイストの商品。牛肉にコクと風味が豊かなチーズを合わせた具材を、国産あきたこまちのライスパティでサンドした。アクセントにタマネギを加えることで、より満足感のある味わいに仕上げた。
 「人生餃子皿台湾」(250g、内めん200g)は、愛知県にある老舗中華料理店「人生餃子」とのコラボ商品。「皿台湾」は、まかない飯からうまれた汁なし麺である。しっかりとした歯ごたえのある麺と、チキンをベースに焦し醤油とにんにくの風味に唐辛子の辛味を効かせたスープを合わせて再現した。(詳細を本紙に掲載)

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