「冷食は時代が求める食品」 ―― (一社)冷凍食品新聞協会・伊藤滋会長
冷食の未来を語る伊藤会長
冷凍食品の専門紙で作る冷凍食品新聞協会(越川宏昭会長)は2日、都内で、(一社)日本冷凍食品協会の伊藤滋会長を招き懇談会を開催、今後の冷凍食品の在り方に関して意見交換した。伊藤会長は「高齢化、個食化、女性の社会進出が進む中、冷凍食品は最も伸長の可能性のある食品、時代が求める食品だ」とし、「生活者に冷凍食品の価値を正しくPRすることで冷凍食品の真の価値を訴えなければならない」とした。
伊藤会長は、冷凍食品の未来に関して「10年後には高齢者が全人口の3割を占める時代が来る。高齢者二人世帯という小世帯化が進行、さらに女性の社会進出が進み人々のライフスタイルは確実に変わる」とした上で、食の個食化、少量化、外部化は必然であり、「食はこれまで以上に、時間の節約、利便性、おいしさを求められる」とし、生活者の求めるこれら価値に対応できるのは冷凍食品であり、「だからこそ冷凍食品は時代が求める食品」と強調した。(詳細を本紙に掲載)
洋風魚惣菜アイテム拡充 ―― 極洋
海老のバジルクリーミーフライ
極洋は7月28日、2017年秋の新商品を発表した。秋の新商品は全52品。冷食関係は、市販用冷食は5品、業務用冷食36品を提案。市販用は9月1日、業務用は一部除き8月1日より発売した。
原料調達・最適な加工技術では、強みのエビの調達力を生かし、外食向けに天ぷら、フライとして調理しやすい伸ばしエビに加工した「天然尾付き伸ばし海老21/25」と、高品質な刺身グレードのアルゼンチン赤エビの「KKY天然AR伸ばしえび16/20」を投入した。(詳細を本紙に掲載)
冷凍食品は好調維持 ―― ニチレイ・第1Q
ニチレイは、平成30年3月期第1四半期の業績を発表した。連結売上高1390億800万円(前年同期比5.1%増)、営業利益78億8700万円(同6.0%増)、経常利益81億4700万円(同6.9%増)、当期純利益49億9700万円(同4.2%減)となった。
加工用食品事業では家庭用調理品が春の新商品「特から」「本秋炒め炒飯」「焼おにぎり」が好調に推移し133億3200万円(前期比8.1%増)、業務用調理品は、主力のチキン加工品、和惣菜が伸長し258億7100万円(同19.3%増)となった。(詳細を本紙に掲載)
FOODS FAIR2017開催 ―― コーゲツ・50周年記念
来場者の歓声に沸くさかなクンのイベント
業務用卸コーゲツ(静岡県沼津市)は3日、静岡市のツインメッセ静岡で創立50周年記念「FOODS FAIR2017」を開催、メーカー・商社80社が出展、約1000名の得意先が来場した。
出展は82小間。スタンプラリー他、イベントブースでは「さかなクン」が講演を行い、クイズ形式で魚に関する豆知識が披露され、来場客や子供たちの歓声に包まれた。