金田幸三氏が逝去、業界発展の礎築く 89歳
金田幸三氏(かねだ・こうぞう元ニチレイ社長、会長、元和洋女子入学長)は15日、東京・新宿区の東京女子医科大学病院で脳梗塞のため死去した。89歳。6月20日、21日に家族、近親者のみで密葬を行った。後日「お別れの会」を開催する。
故人は1952年3月東京大学農学部農業経済学科卒、同年4月日本冷蔵入社、1983年代表取締役に就任。社長就任後「日本冷凍」から「ニチレイ」に社名を変更。総合食品企業へ進化を図る中で、事業の多角化、グローバル化を強力に推移し、現在のニチレイにつながるニチレイの基盤を構築した。
また(一社)日本冷凍食品協会会長、(一社)日本冷蔵倉庫協会会長、(一財)食品産業センター会長を歴任。藍綬褒章(1988年4月)、勲二等瑞宝章(2001年11月)を受章した。(詳細を本紙に掲載)
船橋に「せんどば」1号店 ―― トーホー
「新たなビジネスモデルの創生」を具体化
トーホーは6月20日、千葉・船橋市内にワンストップ型キャッシュ&キャリー1号店「せんどば船橋店」(売場面積約482坪)を開設した。第6次中計の重点施策である「新たなビジネスモデルの創生」の具体化として投入する『せんどば』業態は、毎朝、店舗スタッフが市場より買い付ける鮮魚・野菜を取り揃えることが特長。約6200アイテムを展開し、冷食は700品の規模となる。初年度年商は20億円を計画。トーホーは、ワンストップ型C&Cで改めて激戦区首都圏での戦いに挑む。(詳細を本紙に掲載)
完調品拡充を表明 ―― ファンズエーピー
ファンズエーピー(志太勤一社長)は21日、東京・渋谷のシダックスカルチャービレッジで「第12回会員総会」を開催し、会員97人、メーカー・取引先71人が出席した。給食共同購買機構としてスタートし、2005年に会社組織化した同社は現在、会員75社・売上高54億8000万円の規模となった。
ファンズの取扱商品数は364品となり、今後拡充していくカテゴリーについては、完全調理品、半調理品である旨を強調した。(詳細を本紙に掲載)
冷食は3期連続増益 ―― 丸水長野県水
吉田社長
丸水長野県水(吉田宏社長)は15日、長野市内のホテルで「平成29年度FF会総会」「冷凍食品部会」を開催した。総会では梅田尚FF会会長(日本水産首都圏家庭用営業部部長)の挨拶、各議案を承認可決、新入会員の松村フーズが紹介された。(詳細を本紙に掲載)