新石巻工場を竣工 ―― マルハニチロ
マルハニチロは1日、冷凍食品の基幹工場である新石巻工場(宮城県石巻市須江字畳石前1-6)の竣工式を執り行った。新工場は省人化、安全・安心に対応した最新鋭の設備を導入。初年度の年間生産能力は5200t(製品ベース)。新工場の稼働により同社グループが成長分野に位置づける冷凍食品事業での生産・供給体制を一層強化、グループ全体での最適生産体制をめざして生産効率向上を図り事業の更なる拡大を目指す。(詳細を本紙に掲載)
売上高2兆円を突破 ―― 日本アクセス
日本アクセスは5月26日、東京・大崎の同社本社で16年度決算を発表した。
連結では、売上高2兆154億9400万円(前年比6.1%増)、営業利益201億2700万円(同16.2%増)、経常利益204億500万円(同12.9%増)、当期純利益120億9800万円(同27.8%増)で増収増益に。
売上の伸長は、ブランド統合を進めているファミリーマートの取引拡大、同社が重点戦略事業に位置付ける生鮮、デリカ、外食流通事業が伸長したことによるもの。利益面では、前期で取組んだ販管費の削減、低収益・非効率取引の是正の効果が現れた。(詳細を本紙に掲載)
16年生産量2.6%増 ―― 日本冷凍めん協会
(一社)日本冷凍めん協会(和田博行会長)は5月30日、2016年1-12月の冷凍めん生産量調査結果を公表した。それによると同年の冷凍めん生産食数は17億2835万食、前年比102.6%となった。(※なお、15年の数値は16億8390万食に修正した)
全体の6割を占める「うどん」は10億5200万食で100.3%。業務用が90.9%と落ち込んだが、市販用が109.5%と伸長。トータルでは前年をクリアした。
次いで数量の多い「中華めん」は2億7600万食。業務用、市販用共に前年を上回った。「日本そば」は2億600万食で99.4%。業務用が91.2%と落ち込む中で、家庭用は137.8%と伸長した。
大きく数字を伸ばしたのが119.8%の「パスタ」と116.6%の「焼きそば」。「パスタ」は市販用が145.6%と伸長。一方で「焼きそば」は業務用が121.7%と伸長した。
同調査は50企業を対象に実施し、回答は45企業となっている。(詳細を本紙に掲載)
社長に久世真也氏 ―― 久世
久世は5月29日開催の取締役会で、代表取締役社長に取締役副社長の久世真也氏、代表取締役会長に久世健吉代表取締役社長の就任を決めた(6月22日付)。
久世真也氏は47年9月27日生まれ、44歳。東京経済大学卒業後、トーホーなど同業他社を含め、各社で就業を重ねた。平成14年に久世に入社、19年に取締役就任。22年に常務兼キスコフーズ社長、26年に副社長兼キスコフーズ取締役、27年4月から現職。(詳細を本紙に掲載)