〈まん福どん〉を拡充 魚惣菜は「あじの南蛮漬け」 ―― ニッスイ・家庭用

ボリューム感ある天丼
ニッスイは17日、2026年秋冬新商品を発表した。家庭用冷凍食品は、新商品8品、リニューアル4品の計12品、発売日は9月1日。拡大するワンプレート市場で男性を中心に高い支持を獲得している〈まん福どん〉シリーズでは、「おだしの香る かつ丼」に続く第2弾として、「天丼」「中華丼」の定番丼メニュー2品を新たにラインアップする。また、魚惣菜には「あじの南蛮漬け」を投入した。
「天丼」はエビ・イカ・れんこん・いんげんの4種の具材の天ぷらを、国産米を釜炊きしたふっくらごはんに盛りつけたボリューム感のある天丼。エビの旨みと野菜の甘みが広がるコク深い甘辛だれをかけた。「中華丼」は、国産米を釜炊きしたふっくらごはんに、7種具材(白菜、にんじん、たけのこ、きくらげ、チンゲンサイ、豚肉とエビ)の彩り豊かな具材感と、本醸造醤油のコクとごま油の香り豊かな中華あん。
食卓惣菜〈今日のおかず〉シリーズには、魚惣菜「あじの南蛮漬け」を投入。骨とりをした4切入りのアジの南蛮漬け。野菜と魚の組み合わせで定番の味わいを再現した。蕎麦割烹倉田 倉田政起シェフ監修品。内袋のまま流水解凍で冷製でも食べられる。
麺では〈わが家の麺自慢〉シリーズに「満たされ野菜クリーミーちゃんぽん」を投入する。鶏白湯ベースの濃厚でクリーミーな味わいと、たっぷりの野菜が特長のちゃんぽん。ブロッコリー、れんこんなど7種の具材を使用し、彩り豊かに野菜の旨みや食感が楽しめる。1食で1.5食分(175g生換算)の野菜が採れる。拡大する冷凍中華麺市場で伸長する40代以上の女性に野菜の価値を訴求しアプローチを強化する。
うどんやそばのトッピングとして〈麺のおとも〉シリーズを立ち上げ、「塩麹とり天」を新規投入、「野菜かき揚げ」「ちくわの磯辺揚げ」も同シリーズとしてパッケージを刷新し投入する。トッピングに使えることを分かりやすくシリーズ化して提案する。
米飯類では、サバとしょうがの風味豊かな押し麦入りの「押し麦が入ったさばしょうがおにぎり」。1個100gで朝食にピッタリ。
焼きおにぎりでは、かき醤油と瀬戸内レモンを使用し、カキの旨みとレモンの香りが引き立つ「大きな大きな焼きおにぎり広島牡蠣しょうゆ味」を数量限定で投入する。
弁当商材では、ホクト㈱のきのこを使用した3種のおかずを2カップずつセットした「自然解凍でおいしい!きのこと野菜3種のおかず」をラインアップする。
〈うどん和膳〉に新商品 ―― テーブルマーク

かしわ天と玉子あんかけ
テーブルマークは、2026年秋季家庭用冷凍食品として新商品6品、リニューアル品12品の計18品を発表した。発売日は9月1日(一部除く)。
今春に新投入したワンプレートの〈うどん和膳〉シリーズに「かしわ天と玉子あんかけ」をラインアップした。しっとりやわらかなかしわ天と、しっかりとした味付けのきんぴらごぼう、衣のくちどけにこだわったちくわ天をおかずに、こだわりのうどんが楽しめる。つゆは生姜を感じられる玉子あんかけつゆ。同商品のみ11月1日発売。季節限定。
具付麺では、「讃岐麺一番 牛カレーうどん」を投入。牛肉、たまねぎ、ねぎの具材感と、コクのあるカレースープが、コシの強いもちもち食感の麺に合う。麺を短くし、カレーの汁がはねにくいよう工夫した。
ラーメンでは、「らあめん花月嵐」が監修した「らあめん花月嵐監修 嵐げんこつらあめん」を発売する。豚骨の旨みに、たまり醤油のコクとにんにくを合わせ、背脂を浮かせた醤油豚骨スープで、同店の看板商品を再現した。
米飯では、「牛そぼろと牛しぐれ仕立ての牛めし」と、「ライスバーガー ねぎ塩豚カルビ」の2品。「牛めし」は、濃口醤油、たまり醤油、ザラメで味付けした牛しぐれと、ご飯になじむ牛そぼろを組み合わせた。「ライスバーガー ねぎ塩豚カルビ」は、国産米に大麦を配合したライスバンズで、ねぎ塩味の豚カルビを挟んだ。
弁当商材では「ふっくら卵の完熟トマトオムレツ」を投入する。
エムオー会総会を開催 ―― 大光

金森社長
大光の有力仕入先で構成するエムオー会(会長=増田裕文ニチレイフーズ中部支社統括支社長)は14日、岐阜市の都ホテル岐阜長良川で2026年度総会を開き、会員メーカーの担当者や大光の幹部社員ら186人が出席した。
金森武大光社長は、同日開示した2026年5月期決算について、「増収となったものの、大幅減益で着地した。赤字は回避したが、厳しい結果を重く受け止めている」と述べた。外商、アミカ、水産品の3事業はいずれも増収となった一方、営業利益は80%減と大幅に落ち込んだ。主な要因として、水産品事業の売上総利益率の低下に加え、人件費や物流費の増加を挙げた。中国向け水産物輸出再開を見込んで確保していた在庫について、急な輸出停止措置により他国向けに安値で販売せざるを得ず採算が悪化したことや、外部委託していた冷凍倉庫の事故に伴う在庫の毀損で棚卸資産の滅失処理が影響した。アミカ事業では一部の店舗の減損処理を実施。外商事業では外食チェーンとの新規取引立ち上げコストの平準化に苦慮し、利益を押し下げたと説明した。
今期は売上高856億円、営業利益6億3000万円、経常利益6億3000万円、当期純利益4億円を計画し、3事業すべてで過去最高売上の更新を目指す。
金森社長は、「今期の最重要課題は、粗利率の改善と経費の抑制、水産品事業の立て直しである。原材料価格だけでなく、人件費や物流費などの上昇分も踏まえ採算向上を進める。強い覚悟を持って収益改善に取り組むとともに、仕入れコストの低減も図りたい。ご協力をお願いしたい」と強調した。さらに、「今期は売上高856億円を計画しているが、6月、7月は単月で前年同月比110%の水準で推移している。近い将来に売上高1000億円を目指しており、成長の余地はまだある。今期は全社員が同じ方向を向いている。必ず業績を回復させる」と決意を示した。
■26年5月期、増収も利益は苦戦
大光は14日、26年5月期決算を発表した。連結決算は、売上高が前期比6.2%増の795億4900万円となり、過去最高を更新した。一方、営業利益は80.3%減の1億5900万円、経常利益は59.9%減の3億3900万円、当期純利益は89.1%減の5600万円となった。物流費や人件費などの経費増加に加え、水産品事業の業績悪化が利益を圧迫した。
外商事業は、既存得意先との取引深耕や、給食、中食、病院などへの新規開拓が進み、売上高は7.6%増の532億1700万円となった。大手外食チェーンとの新規取引も寄与したが、一括物流の立ち上げに伴う外部委託費用が増加し、営業利益は9.7%減の6億300万円だった。業務用食品C&C「アミカ」を展開するアミカ事業は、売上高が0.9%増の234億5800万円、営業利益が24.2%減の9億7000万円。既存店売上は減少したものの、新規出店やネットショップの伸長が補った。
水産品事業は中国以外のベトナムなどの輸出販売の増加で売上高が27.4%増の30億2600万円となったが、中国向けの輸出停止に伴う商品評価損の計上や商品破損事故の発生に伴う損失が響き、2億9400万円の営業損失となった。
AIテーマに夏季研修会 ―― (一社)日本給食品連合会

中込会長
(一社)日本給食品連合会(中込武文会長)は16日、東京・御成門の東京プリンスホテルで「管理者夏季研修会」を開き、200人超が出席した。
同会は、各会員が抱えている課題解決に会全体として取り組んでいる。今回の「夏季研修会」では“AI”に焦点を当て、「人とデジタルが支える“変化に強い組織”づくり」を総合テーマに学ぶ機会とした。
今回の内容は、①AI社員とは?まずは知ってみよう!(宮原里歩ReEMAコンサルティング代表)②食品企業にための生成AI入門(新井庸支ホワイトナイト代表)の2題。
開会挨拶で中込武文会長は「最近では私自身も生成AIを使い始めたが、使ってみると非常に便利だった。24時間働いてくれて、文句も言わない。将来、AIは人の能力を何倍も伸ばし、社員を支える『AI社員』として活用していくことが大切になってくる。業界は働き方改革や人手不足、物価高、物流問題など多くの課題を抱えている。こうした時代だからこそAIを上手に活用し、業務改善に繋げてほしい。今日の研修が、AIを現場でどう生かすかを考えるきっかけになれば嬉しい」とした。
閉講の挨拶は西部支部の松並孝至支部長。情報交換会・懇親会では西部支部の濱田泰亘理事が挨拶、乾杯は松田要輔テーブルマーク代表取締役社長が行った。中締めは末貞操三島食品代表取締役社長。