ギョーザさらに進化 ―― 味の素冷凍食品・家庭用


餃子のラインアップを拡充
味の素冷凍食品は2月8日(一部製品を除く)より、家庭用冷凍食品の新製品5品、リニューアル品6品の計11品を発売する。〈AJINOMOTO BRANDギョーザ〉は今春、ラインアップを拡充。主力の「ギョーザ」「ギョーザ 標準30個入り」で同社独自の“羽根の素”の進化を図る他、新製品として新たに“贅沢な食べ応え”を楽しめる冷凍餃子として〈ずっしり大餃子〉シリーズを投入する。から揚げでは「やわらか若鶏から揚げ」に大容量500gタイプを追加(通常270g入り)。さらには食物アレルギーに配慮した「それいけ!アンパンマンからあげ」を投入する。
「ギョーザ」「ギョーザ 標準30個入り」は、同社独自の“羽根の素”を進化させ、IHクッキングヒーターでも均一に焼き色がつき、羽根がパリッとキレイに仕上がるようになった。また、フタなしでも油ハネを抑えることができ、後片付けやキッチンまわりの掃除の手間を省略。さらには、フタの有無に関わらず、皮がもちっとやわらかく仕上がる新技術を採用した(特許出願中)。「ギョーザ 標準30個入り」も今回から、「ギョーザ」と同様の製法を採用した。
拡大するレンジ調理タイプには、新製品として「レンジで大餃子」を新たに投入。「レンジでギョーザ」はより製品特長をわかりやすいパッケージにリニューアルした。
新シリーズとして投入するのは〈ずっしり大餃子〉。手作りでは実現しにくい“贅沢な食べ応え”を楽しめる冷凍餃子。油なし、水なしで調理でき、簡単に羽根つき餃子ができ上がる。海老・黒豚の2品を揃えた(3月8日発売)。
物価高により、まとめ買いが増える中、主力の「やわらか若鶏から揚げ ボリュームパック」には通常の270gタイプに加え、新たに大容量500gタイプを追加した。やわらかくジューシーな食感はそのままに、容量のバリエーションを拡充する。
■アレルギー配慮のアンパンマンからあげ
新製品「それいけ!アンパンマンからげ」は食物アレルギーに配慮して特定原材料のうち小麦・卵・乳不使用としたから揚げ。ひと口サイズでやさしい、うすしお味に仕上げた。
〈洋食亭®〉では「ハンバーグ 自家製デミグラスソース ミニサイズ」「自家製和風玉葱ソース ミニサイズ」のパッケージをリニューアル。レンジ調理の簡便性をより伝わりやすくした。
川崎常務「26年度冷食650億円へ」 ―― ニップン

ニップンの川﨑裕章取締役常務執行役員は本紙取材に対し、2025年の冷凍食品販売状況および、今後の方針について語った。冷凍食品事業では26年度末に子会社である畑中食品新工場の稼働を予定。米飯・ワンプレート商品の製造ラインを強化する。冷凍食品売上26年度650億円、30年度900億円の目標達成に向けて、家庭用では「マスターブランド戦略」を推進、業務用にも家庭用で蓄積したマーケティングノウハウを横展開し、さらなる拡大を図っていく。
川﨑常務は25年度の冷凍食品の上期販売状況(4―9月)について、「家庭用・業務用ともに、それほど明るい年ではなかった。家庭用は上期、価格改定もあったことで金額ベースでは前年から伸長したが、数量ベースでは前年をやや下回った。業務用は、上期は金額ベースで前年を上回り、数量は微減で着地した」と振り返った。
直近までの状況については「10月は金額・数量ともに前年の売上数値をクリアできたが、11月は厳しい状況だ。収益面では当社は米飯商品を持っているため、原材料コストの上昇が大きく響いている他、包材、人件費、最低賃金とあらゆるコストが上昇局面にある。値上げを実施していてもコスト上昇分を補いきれる状況にはない」としている。
今後に向けては26年度末に子会社化した畑中食品の新工場稼働を予定しており、当グループ最大の冷食工場として最大規模の生産能力を見込む他、伸長著しい米飯・ワンプレートの製造ラインも追加される。
「畑中食品新工場の工事は順調に進んでおり、予定通り26年度末には稼働できると考えている。新工場への期待は高く、稼働のタイミングでトレー入り米飯やプレートの生産能力も伸長する。そこに向けたプロモーション、市場拡大のための仕掛けをしっかりと行っていくことが、26年度における冷凍食品分野の最重要課題となる」。
将来的な目標として掲げるのは冷凍食品売上高900億円。「当社の冷凍食品売上は2期前の23年度には520億円で、全社売上に占める割合は13%だった。これを26年度の中期目標として売上構成比14%、650億円とし、30年度には全社売上5000億円を目指す中、売上構成比18%、900億円を目指していく」とした。
冷凍おむすび3品を発売、全国販売も視野 ―― ファミリーマート

日配の定番を冷凍化
ファミリーマートは13日、北陸地方のファミリーマート540店舗で、「冷凍おむすび」を発売した。今後、販売を全国に広げる計画がある。
日配商品の定番商品を冷凍化したもので、価格も同額。昨年9月に発売した冷凍弁当と同様に、店舗配送を減便した北陸エリアで日配品の欠品を補うことが狙い。
商品は、「冷凍おむすび塩しゃけ」「同南高梅」「同真昆布」(同184円)の3品で賞味期限はいずれも150日。業務用電子レンジに対応しており、POPを売場に掲示して店内調理と即食利用を促す。なお、現在は取り扱い店舗の拡大に向けて工場のラインの調整を進めている。
“生パスタ”を中心に ―― 日清製粉ウェルナ

岩橋社長
大谷選手起用の新CMも
日清製粉ウェルナは〈マ・マー〉ブランドが70周年を迎えた2025年、ドライ・冷凍食品・業務用で生パスタ新製品を投入、『おうちで生パスタ時代はじまる。』のコピーで大谷翔平選手を起用した新CMも投入し“生パスタ”製品の提案強化を図っている。
岩橋恭彦社長は「生パスタは当社の配合設計が生きる部分であり、強みの一つだと思っている。まずは『もちもち生パスタ』を中心に据えていく。生パスタのトップブランドとして魅力ある事業にし、お客様の喜ぶ製品づくりをしていきたい」と語る。
冷凍食品の「もちもち生パスタ」は25年秋製品として投入され、順調な出荷。数量増が利益面にも貢献した。同社は冷凍生パスタ強化に当たり、25年は生産体制を強化。春、秋でマ・マーマカロニ神戸工場および協力工場で設備の入れ替えを行うことで生産能力アップを図っている。
今回の生パスタ強化に当たりポイントとなるのがドライとの連動。パッケージでも共通性を持たせるとともに、製品名も「もちもち生パスタ」で統一した。「ドライ・冷凍ともに強い反応を得ている。30億食と言われる、日本のパスタ市場において1割ほどが生パスタだと言われる。この1割に当たる3億食を少しでも伸ばしていきたい」(岩橋社長)。